全国のドクター9,210人の想いを取材
クリニック・病院 161,262件の情報を掲載(2020年8月11日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. さいたま市西区
  4. 指扇駅
  5. 田中歯科医院
  6. 田中 彰 院長

田中 彰 院長の独自取材記事

田中歯科医院

(さいたま市西区/指扇駅)

最終更新日:2020/04/01

119414

指扇駅から車で約5分。のどかな田園地帯を抜けると広がる、住宅街の中にある「田中歯科医院」は、長きにわたり地域住民の口腔内の健康を守り続けてきた。院長の田中彰先生は、虫歯や歯周病、事故などによって歯を失った場合に、補綴物を用いて口腔内の機能や見た目を回復させることを目的とした補綴学を専門的に学び、同院を継承するまで、大学病院で診療や教員の経験を積んできた。また、 入れ歯専門歯科医院のネットワークにも加盟している。「患者さん自身に健康への意識を持ってもらい、そのサポートをしていきたい。」と語る田中先生に、入れ歯治療に関することや、患者への思いについてじっくりと話を聞いた。
(取材日2017年6月16日)

補綴学を専門に学んだ歯科医師

歯科医院継承までの道のりを教えてください。

1

1973年に初代院長である父が、この歯科医院を開院してから約45年になります。小学校1年生まで静岡にいたのですが、この辺りが住宅街として開発された頃に移り住んで来ました。昔は周りは田んぼばかりで、よくザリガニを捕まえて遊んでいたんですよ(笑)。私は当院を継承するまで、日本歯科大学大学院で補綴学を専門に学び、同大学で約9年間診療と学生の指導にあたってきました。1999年から父と一緒にこちらで働き始めたのですが、父が病気で倒れてしまい、現在は私が院長として当院を引き継いでいます。

歯科医師をめざしたのは、お父さまの影響でしょうか?

そうですね。父が歯科医師だったので、周りから「将来は歯医者さんになるんだね。」と言われることが多く、それが嫌だと思っていた時期もありましたが、やはりこの道に進みました。実際に歯学を学んでみると、とても興味が持てて、夢中になりすっかりはまってしまいましたね。特に印象に残っているのは、四角い石膏から歯の形を掘り出す歯型彫刻の授業です。掘るのは芸術的なセンスがないとできないと思っていましたが、実際はきちんと理論があって、センスとは関係なくそのとおりに実践することで、ちゃんとした形になるんです。手先の器用さよりも、きちんとした知識を正確に学ぶことがいかに重要かを実感しました。

専門に学ばれていた補綴学について教えてください。

2

自分の歯を長い間健康に保つことがベストですが、何かしらの原因で歯を失った場合、歯科治療の最後の部分になるのが補綴治療です。食べたり、話したりすることはもちろんですが、見た目の機能を回復することと、補綴物を入れることによって歯がないことで起こる病気の予防や健康状態を保つことが目的とされており、ただ補綴物を入れるだけではなく、その状態を保たせることも重要です。歯科補綴を専門に学ばれた先生は、歯科の最終的な治療を行うため、外科や歯周病治療などに対する幅広い知識が必要です。また、最終的に補綴物を保たせることを目的とするため、どういう処置を行いどう保たせるかきちんと理解する必要があります。私自身も、オールマイティに知識と技術を身につけたいと思い補綴学を選びました。

正しい診査診断を第一に丁寧に治療に取り組みたい

来院される患者層に特徴はありますか?

3

いろいろな症状の方が来院されますが、入れ歯専門歯科医院のネットワークに加盟してから、65~80歳くらいまでの入れ歯治療を目的とされた高齢者の患者さんが多いです。入れ歯に関しては、合わない、痛い、食べられない、見た目が嫌だという理由で苦労されている方が多く、入れ歯に対して抵抗感があったり、他のクリニックで望まない抜歯によって入れ歯になり、不信感を抱えて来院される方もいらっしゃいます。他には、しばらく歯科医院に行っていないので、悪いところをチェックして治してほしいというケースや、歯石除去で来院されるケースもあります。近隣にお住まいの患者さんがメインですが、中には昔近くに住んでいて今は東京に住んでいるという方や、2~3時間かけて来てくれる患者さんもいます。ちなみに、当院では入れ歯だけでなく、一般歯科にも力を入れておりますので、近隣に住むファミリー層にもぜひ来てほしいですね。

患者さんに向き合う上で心がけていることはありますか?

大学時代の教授から「医療で一番大切なことは、良い技術を持って治療できるようにすることではなく、正しく診て正しく判断することだ」と教えてもらいました。良い治療ができても、診査診断を誤れば正しい治療に結びつけることはできません。きちんと判断することの重要性を鍛えられました。現在でもその教えどおり、患者さんの症状をしっかりと把握し、正しい診査・診断を一番大切にしています。また、患者さんに対しては症状や治療について、きちんと話をするよう心がけています。納得してもらい治療を進めていきますが、どうしても納得いかないという患者さんにはセカンドオピニオンを勧めています。その結果私の説明に納得し、戻ってきてくれたケースもあります。あとは患者さん目線で考えると、歯科医院に来ないことが一番幸せなことだと思うので、声をかける時は「お待ちしています」ではなく「お大事にしてください」と言うようにしていますね。

症状を説明する際に工夫しているところがあれば教えてください。

4

自分の口の状況をしっかり理解してもらうため、鏡を使ってお口の中を見てもらうようにしています。カメラで撮影したものを見てもらうよりもインパクトが大きいのか、患者さんの反応が全然違うんですよ。その時々のお口の状況を知ってもらった上で、患者さんとコミュニケーションを取りながら治療を進めていますが、この方法で理解を深めてもらうと安心して任せてもらえ、良い治療につながるんです。また、ブラッシング指導をするときは、自分からやろうという意識を持ってもらうように説明しています。意識が変われば口内環境にも影響し、検診の頻度も少なくて済むんですよ。

患者と二人三脚で健康の意識を高めていきたい

使用している医療機器について教えてください。

5

当院では、入れ歯治療に力を入れているため高齢の患者さんが多く来院されます。そのため、治療中必要に応じて心電図や血圧、動脈血酸素飽和度を計測できる歯科用の心電図を完備しています。この機器を使うことによって、緊急時にも適切な対応がしやすく、安全に配慮した治療を行うことができるんですよ。また、滅菌のために電解水を発生させる機械も備えています。他には、断層写真が撮れるエックス線撮影装置もあります。

インプラント治療はされていないんですか?

インプラントには長所もたくさんありますが、歯の機能はとても複雑なため、歯の欠損の状況によっては、人工物のインプラントを使用することによって、周りの歯に余計な力や負担がかかり、残っている歯にダメージを与えてしまう可能性があります。また、インプラントはメンテナンスが欠かせずこまめな対応や費用がかかることから、当院では入れ歯治療に力を入れていています。もし、患者さんがインプラントを望まれる場合は、提携している総合病院の歯科口腔外科を紹介しています。

お忙しそうですが、休日はどのようにリフレッシュされてますか?

60年代の音楽が好きで、その頃の洋楽をよく聴いてリフレッシュしています。あとは父の影響もあり、ジャズを聴くこともありますね。最近は、インターネットを通じた音楽配信が主流になってきていますが、ジャケットにアーティストのこだわりを感じるのが好きなので、CDを購入することが多いです。実は「音楽を聴くことと、患者さんの話を聞くことは似ているな」と思うことがあります。何かを訴え表現している対象に、自分の中の知識や固定観念を外して理解するところは通じるものがあるように感じます。

最後に今後の展望と読者へメッセージをお願いします。

6

患者さん一人ひとりに、健康の意識を高めてもらいたいですね。歯だけではなく、全身の健康を意識してもらうことがとても大切だと思います。例えば、治療を受けっぱなしでは状態を維持することはできません。何か疾患が出たら、それをきっかけに改善法を考え、また疾患が起こらないよう意識するよう、患者さん自身にも協力してもらう必要があります。患者さんとともに治療を進めていきたいので、些細なことでも話してくださいね。その結果、口から全身の健康や、生活の向上につながるようなサポートができればうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース装置を用いた矯正(大人のみ対応)/20~80万円、歯列矯正(子ども)/23万~50万、歯列矯正(大人)/47万~60万
※すべて税抜きとなります。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access