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虫歯・歯周病の早期発見のためにも
予防歯科に通う重要性

桶川歯科

(桶川市/桶川駅)

最終更新日:2023/10/12

桶川歯科 虫歯・歯周病の早期発見のためにも 予防歯科に通う重要性 桶川歯科 虫歯・歯周病の早期発見のためにも 予防歯科に通う重要性
  • 保険診療

予防歯科の重要性が叫ばれて久しいが、そもそも具体的にはどのようなことを行っているのだろうか。「桶川歯科」の日比野瑞己院長は、近隣住民のために幅広い診療を提供しながら、予防歯科に力を入れてきた。そしてごく初期の虫歯や歯周病を発見し、できるだけ歯に負担をかけないような治療をめざしてきた。推奨される通院頻度は口の中の状況などによって異なるが、せいぜい半年または3ヵ月に1度。また、予防歯科のために通院する習慣がある人のほうが、生涯にわたって歯科に費やす金額は少ないというデータもある。金銭面だけではなく、健康寿命を伸ばすことにつなげるためにも有用だという予防歯科。できるだけ早く始めることを推奨したいという日比野院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2023年9月12日)

予防歯科で虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を。全身の健康を守るためにも汚れがつきにくい歯をめざす

Q予防歯科で歯科医院にかかるメリットについて教えてください。
A
桶川歯科 幅広い診療を提供しながら、予防歯科に注力している日比野院長

▲幅広い診療を提供しながら、予防歯科に注力している日比野院長

予防歯科では、虫歯や歯周病はもちろん、歯磨きの癖も確認します。どんな人にも癖はあり、歯科医師や歯科衛生士でも自分自身の歯磨きは100%完璧にはできません。磨き残しが発生しがちな場所を自覚できていれば、日々のケアでも気をつけるようになりますよね。また、虫歯も歯周病も自覚症状が出るのは病気が進んでからで、痛みを感じてからの治療では歯を削ったり抜いたりしなくてはいけなくなることもあります。基本的に歯は消耗品で、日々食事をするだけでも摩耗しているので、治療回数は少ないのに越したことはありません。だからこそ、歯痛、歯茎の腫れや出血がないうちに予防歯科に通っていただき、早期発見につなげていただきたいです。

Q予防歯科ではブラッシング指導の他、何を行いますか。
A
桶川歯科 歯科衛生士によるPMTC後、院長が必ず口内を再確認している

▲歯科衛生士によるPMTC後、院長が必ず口内を再確認している

虫歯や歯周病のチェックをして、患者さんにお口の状態を知っていただき、歯科衛生士によるクリーニングを行います。歯石除去は超音波スケーラーのほか、よりしみにくい手用スケーラーの使用も可能です。歯の表面を病原菌が住みにくいようにツルツルにするためのPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)などを歯科衛生士が行った後、当院では僕が必ず再確認します。虫歯になりにくい環境をつくることも予防歯科の一環と考えているので、不良補綴物を作り直すことも時には必要でしょう。問診を追加して食生活などを聞き、日常生活の中のリスクを軽減するのも大事だと考えています。

Q歯周病予防にもメンテナンスが重要と聞きました。
A
桶川歯科 歯磨き中に出血するようなことがあれば、すぐに受診しよう

▲歯磨き中に出血するようなことがあれば、すぐに受診しよう

歯周病は虫歯以上に症状が出にくいので注意してください。「何となく歯がグラグラする」と、数年ぶりに歯科医院に来たら、もう抜歯するしかない状況だったということも考えられるので、やはり定期的にメンテナンスしていくのが欠かせません。歯周病の最初のサインは出血です。歯磨き中に血が出るようなことが一度でもあったら、念のために歯科医院にかかるのをお勧めします。歯周病を放置していると早産、糖尿病、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こす可能性があるといわれています。歯肉に炎症があるとそこから細菌も体内に侵入しやすいので、全身の健康を守るためにも歯周病は早期発見・早期治療していくようにしましょう。

Q予防歯科で歯周病が見つかったら、どんな治療をしていますか。
A
桶川歯科 歯磨きの改善と歯石除去で歯周病の改善が見込めることも

▲歯磨きの改善と歯石除去で歯周病の改善が見込めることも

歯周ポケットの深さを測定するためのプロービング検査を最初に行います。それぞれの歯ごとに歯周病レベルは異なるので、予防歯科に通いつつ一部の歯を歯周病治療するということも可能。初期の歯周病ならば歯磨きの改善と歯石除去で改善が見込める場合も少なくありません。改善が見込めない場合は、歯茎の奥にある歯石を取り、歯根面に汚れがつきにくいようツルツルにするためのルート・プレーニングを行います。さらに重度の歯周病ならば外科的な手法も可能です。ただし、歯磨きが上手ではない方は術後に悪化させるリスクが高いので実施できません。治療の選択肢を広げるためにも、日頃から歯磨きを正しくできるようにしておくのは大事です。

Q虫歯・歯周病予防のために日常生活の中で注意すべきポイントは?
A
桶川歯科 虫歯リスクを高める食生活や生活習慣を見直すことも予防になる

▲虫歯リスクを高める食生活や生活習慣を見直すことも予防になる

歯磨きは毎食後にしたいところですが、子育てや仕事で忙しい方は難しいでしょう。それでも、寝る前は必ず歯磨きするようにしてください。就寝中は虫歯菌も歯周病菌も増えやすい状況です。温かくて湿っているお口の中は細菌にとって楽園ですし、エサとなる汚れが残っていれば指数関数的に2倍、4倍、16倍、256倍……と、増殖していきます。1日1回お口をリセットしておきたいところですが、最初から正しく歯磨きできる人はいないので、歯科医院に相談してください。また、ジュースを飲む、甘いお菓子をダラダラと食べるといった食生活も虫歯リスクを高めます。喫煙は歯周病を悪化させる恐れがあるので、禁煙治療を行うのも一つの選択です。

ドクターからのメッセージ

日比野 瑞己院長

人間の寿命は伸びましたが、永久歯は6歳頃に生えたものを一生使わなければいけません。健康寿命を長くするためにも予防歯科で歯の健康を守っていきましょう。生涯にわたって自分の歯で食事をできるようにするためにも、予防歯科で歯科医院に通う習慣をつくってください。子どもの頃から続けるのが理想的ですが、いつからでも間に合います。お子さんが検診で要チェックとなったのをきっかけに親子で通っても良いですし、まずは桶川市の歯科検診でも構いません。昔、治療した場所に虫歯ができていることも多いので「もう、治っているはず」と、油断せずに、一度でも歯科治療を受けたことがある方こそ、予防歯科を利用してみてはいかがでしょうか。

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