40代・50代からでも可能?
マウスピース型装置を用いた矯正
わかば歯科医院
(鶴ヶ島市/若葉駅)
最終更新日:2026/07/10
- 自由診療
「歯列矯正は若い人がするもの」。そんなイメージを持つ人は少なくない。しかし近年は、40代、50代、さらに上の年代で矯正を始める人も増えているそう。背景にあるのは、“見た目”だけではない理由だ。歯を長く残すため、将来の治療をしやすくするため、そして快適に噛み、おいしく食事ができる状態を維持するため……。中でもマウスピース型装置を用いた矯正は、仕事や日常生活への影響が少なく大人世代にも取り入れやすい矯正方法として注目されている。「わかば歯科医院」の田中佳世先生に、大人の矯正について詳しく聞いた。
(取材日2026年5月15日)
目次
見た目の改善のためだけではなく、将来の口腔環境を整えることにつなげる大人の矯正
- Q40代・50代からでも矯正は始められるのでしょうか?
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A
▲40代以上から始める矯正ならではのメリットをわかりやすく説明
もちろん可能です。40代、50代はもちろん、当院では70代で矯正を希望される方もいます。「矯正は若い人のもの」というイメージを持つ人は多いのですが、今は歯が長く残る時代です。以前は、60代頃には抜歯や入れ歯の治療が中心になるケースも珍しくありませんでした。しかし現在は、50、60代でも多くの歯が残っている人が増えています。歯並びや噛み合わせが乱れたままだと、特定の歯に力が集中し、歯が割れたり、治療が難しくなったりすることがあります。インプラントやかぶせ物など将来必要になる可能性のある治療も、整った歯並びのほうが進めやすいものです。今後の歯を守るため、矯正を検討する大人の方が増えています。
- Q大人になってから始める矯正には、どんな意味がありますか?
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A
▲見た目だけではなく、将来を考えた矯正を行うことが重要
大人の矯正には、見た目の改善のためだけでなく、将来の口腔環境を整えることにつなげるという大きな意味があります。例えば、歯並びが乱れていると歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に大切なのが、「噛む力を分散させること」です。歯並びや噛み合わせが整っていると、噛む時の力をバランス良く分散しやすくなります。一方で長年同じ場所ばかりで噛み続けていると、特定の歯に負担が集中し、破折の原因になることも。噛む時の力を分散させることが、歯を長持ちさせることにもつながるのです。「今困っていないから大丈夫」ではなく、“困る前に整えておく”という考え方が大切です。
- Q大人世代の矯正にはどのような方法が向いているのでしょうか。
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A
▲日常に配慮したマウスピース型装置を用いた矯正を推奨
個別の歯の状態や骨の条件を確認した上で、その人に合った方針を決めるのが基本ですが、大人の方には取り外し可能なマウスピース型装置を装着し、段階的に交換しながら歯を動かすマウスピース型装置を用いた矯正が向いていると思います。ワイヤー矯正では、大きく歯を動かす治療が必要になることもありますが、大人世代では歯や骨の状態を考慮しながら進めることが重要です。特に40代以降は、「無理のない範囲で改善をめざす」という考え方が中心になります。マウスピース型装置は取り外しができるため、仕事など日常生活への影響が少ないのも特徴です。接客業など人前で話す仕事をしている人にも適しているでしょう。
- Q神経を抜いた歯やかぶせ物があっても矯正はできますか?
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A
▲過去に治療したことのある歯を守ることにもつながる
「神経を抜いた歯があるから矯正できない、かぶせ物があるから難しい」と思っている方は多いですが、実はそんなことはありません。神経を抜いた歯でも、銀歯やかぶせ物がある歯でも、マウスピース型装置を用いた矯正で対応できるケースはあります。むしろ大事なのは、治療した箇所に負担が集中しないように、噛み合わせの力を分散させることなんですよね。最近はCAD/CAM冠のような保険診療の白いかぶせ物も増えてきて、以前より矯正との相性も良くなりました。まずは矯正を行って、その後必要に応じてかぶせ物を作り直したり、素材を変えたりという進め方もできます。年齢や状態に合わせて、長い目で少しずつ整えていくイメージですね。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の期間や通院頻度は?
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A
▲通いやすく続けやすい矯正計画を提案
症例により異なりますが、大人の方の場合は、平均すると約1年を目安に矯正を進めるケースが多いですね。早い場合は半年ほどで終了することもあります。通院頻度についても、毎週通うようなペースではなく、月1回程度、あるいは2ヵ月に1回程度のペースが一般的です。装置を段階的に交換しながら、少しずつ歯を動かしていくため、お仕事や日常生活への影響も比較的少ない矯正方法だと思います。また、矯正後は歯並びの後戻りを防ぐために、夜間に保定装置を装着していただきます。「仕事をしながら続けられるだろうか」と不安に感じる方もいらっしゃいますが、ライフスタイルに合わせながら無理なく継続できる方法だと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/44万円~、ワイヤー矯正/17万6000円~、床矯正/18万7000円~ ※詳細はクリニックのホームページをご確認ください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

