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坂口 豊 院長の独自取材記事

坂口歯科医院

(千葉市中央区/西千葉駅)

最終更新日:2022/08/25

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JR中央・総武線西千葉駅南口から徒歩4分、千葉駅に向かって線路沿いを歩くと見えてくるのが「坂口歯科医院」だ。坂口豊院長の父が開業し、今年で52年となる。坂口院長は、東京の大学病院や歯科医院で口腔外科を中心に研鑽を積んだ後、父の後を継いだ。友人の勧めで始めたという訪問診療にやりがいを感じ、今では診療の半数を訪問診療が占めるという。新たな分野やスキルを貪欲に学び、「今後もやりたいことがたくさんある」と笑顔で語る坂口院長。向上心旺盛で前向きな姿が印象的だ。今回は7年ぶりにインタビューし、この期間の変化や訪問診療に対する想い、めざす医療などについて話を聞いた。

(取材日2022年6月22日)

訪問診療にやりがい。今ではライフワークに

まず、歯科医師を志したきっかけとこれまでのキャリアについてお聞かせいただけますか。

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父の働く姿を見て育ちましたので、気がついたときには自分は歯科医師になるものだと思っていました。大学は、父の出身地で親戚も多いことから、九州の福岡歯科大学へ。学生時代は、一度始めた解剖や実験はすべて終えるまで帰れないなど大変でしたが、楽しかったです。卒業後は、東京の日本大学歯学部口腔外科に9年間在籍し、その後、多摩地域にある歯科医院にお世話になりました。そこでは3年間勤めたのですが、そのまま勤務医を続けるか、独立開業するか、父の後を継ぐかの3つでとても迷いました。親を助けなければという気持ちに加えて、最終的な決め手になったのは、自分の家族のことです。東京のマンションに住むイメージよりも、故郷で子どもと生活しているイメージが自分にしっくりきて、父にお願いしてこちらに戻ってきました。しばらく父と2人体制で診療していましたが、3年前に父が勇退し、当院を継承しました。

訪問診療に力を入れていらっしゃるのですね。

学生時代の親友が、訪問診療に力を入れていて、勧められて始めました。実際に訪問に行ってすっかり人生観が変わりました。訪問診療ではほとんどの患者さんがご高齢の方ですから、外来診療とはまったく違う知識、やり方が必要になります。例えば、お口の中を見せてもらうだけでもたいへんな努力を要しますし、入れ歯を入れたくない人に対しては入れ歯なしでどうやって食べてもらうかという発想が求められます。そういったところに大きなやりがいを感じて、今では当院の診療は、外来が5割、訪問が5割という割合になっています。訪問診療は、今では私のライフワークといえますね。

前回のインタビューから7年がたちました。この間、何か変化はありましたか。

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西千葉周辺には、マンションが増えて、街並みがどんどん変わっています。当院でも、新しい勤務医の先生が加わりました。皆さん子どもが同級生だったり、大学病院の卒後研修でお世話になった医局の方だったりと、診療以外でのご縁、つながりがある、仲間のような先生方に日々診療をお願いしています。個人的なことでは、4人目の子どもが生まれて、まさに地域で子どもに振り回されている状況です(笑)。子どもの同級生のつながりで、お子さんの患者さんもよく来院してくれるようになりました。

患者を思いやる「やさしさ」と「配慮」をモットーに

訪問診療にも変化があったと伺いました。

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歯科医療が届きづらい方をお手伝いする機会が増えて、患者さんの層が少しずつ広がってきています。訪問診療を続けてきたことで、ご高齢の患者さんが増えました。また、千葉県歯科医師会の事業で障害者支援に関わらせていただいている関係もあって、障害のあるお子さんや、日常的に人工呼吸器などの医療的なケアが必要な医療的ケア児の診療のご相談も受けています。ただ、当院ですべて対応できるわけではありませんので、できることから徐々に取り組んでいるという感じです。少しでも親御さんのお力になればと思っています。

先生の代になって、新しい理念をつくられたそうですね。

当院には「人に寄り添う医療」という診療理念があります。その上で、父のときは「ウエルカム」というモットーを掲げていました。これは、どんな患者さんでもどんな状態でも、いつでも来院してくださいという思いを込めたものです。この「ウエルカム」をベースに、私なりの理念として考えたのが「やさしさ」と「配慮」です。「やさしさ」には優しい診療であるとともに、誰でも気軽に易しく歯科医療を受けられるようにという2つの意味を込めています。「配慮」には相手の気持ちを考えた上での気配りという意味がありますが、当院では、患者さんの生活背景をくみ取った上で気を配る、そんな医療を提供できたらと思っています。

この理念をつくるときに、あるスキルが役立ったと聞きました。

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3年ほど前からコーチングを勉強しています。コーチングというのは、目標達成や自己実現のためのコミュニケーション手法です。コーチングを学ぶことで、まず、家族やスタッフなど身近な人との人間関係が良くなりました。また、研修ではプロコーチから私がコーチングを受けましたが、わが身を振り返り、自分の中にある本当の思いに気づくことができました。その結果、どのように診療したいのかが見えるようになり、新しい理念ができたのです。今も定期的にプロコーチにコーチングを受けて自己調整しながら、関連するPX(患者経験価値)を通して医療の質の向上にも生かすとともに、このスキルは他の場面でも活用できると思っていて、今後は地域連携、多職種連携が必要な訪問診療の場などでも生かしていければと考えています。

76歳の歯科健診を重視。介護に頼らない生活の支援も

高齢者の歯科健診に力を注いでいらっしゃるそうですね。

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千葉県では、今年度中に76歳になる方を対象にした歯科健診を実施していて、当院は、協力医療機関として歯科健診を行っています。76歳というと、ちょうど運動機能の衰えが顕著になり、動くのがおっくうになりやすい頃です。この時期に生活習慣を整えたり、見直したりすれば、介護に頼らず生活できる可能性が高くなるはずですが、努力しなければ、介護を受ける時期が早まってしまうこともあり得ます。そういう意味で節目だと考えていますので、この検診はぜひ皆さんに受けていただきたいです。そして、歯科健診時には、歯と口腔機能のチェックや口腔衛生指導だけでなく、口腔機能の向上や食事の改善方法についてもアドバイスをしています。この歯科健診を通して、高齢者の健康づくりのお手伝いができればうれしいですね。

毎日お忙しいと思いますが、お休みの日はどのように過ごされていますか。

当院の休診日は高齢者診療、障害児者施設健診、障害児者診療、摂食嚥下指導などに出かけていますが、休日に時間が空いたときは、子どもと遊んだり、映画を見たりしています。連休があれば旅行も好きです。先日はコロナの収まった狭間を見てスタッフと一緒に新潟の勉強会に行ってきました。勉強会先でかつての勤務先の先生や恩師にお会いして多くの学びと気づきがあり、とても幸せでした。実は、スタッフとの勉強会参加は私の長年の夢で、ようやく実現した形になります。当院のスタッフは、認知症対応、高齢者のケアなどそれぞれの得意分野で専門的なトレーニングを積んでいます。また、当院では資格取得を提案して応援しています。無理しない程度に、これからもこういった学びの機会がつくることができればと思っています。

最後に、読者の皆さんへのメッセージと今後の展望をお願いします。

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当院は高齢者も多いですが、外来は小児歯科も行っています。親御さんやお子さんの都合に合わせて対応しますので、いつでもお気軽にご来院ください。歯医者さんが苦手なお子さんもウエルカムです。それから、親御さんの介護をされている世代の皆さんもご相談ください。私は介護の勉強もしていますので、何かお役に立てるのではないかと思います。今後については、まず、多職種連携に加えて歯科医院同士の横のつながりも強化して、地域医療により貢献していきたいです。また、障害のあるお子さんの発達に寄り添うような支援にも力を入れていければと考えています。やりたいことはたくさんありますので、一つ一つ実現していけたらと思います。患者さんとご家族とともに、優しい歯科医院をめざしていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/70万円~
インプラント治療/40万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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