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佐藤忠敬 院長の独自取材記事

佐藤歯科

(市川市/本八幡駅)

最終更新日:2019/08/28

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本八幡駅より徒歩5分の住宅街に、「佐藤歯科」がある。院長の佐藤忠敬(ただのり)先生は、2003年に父の跡を引き継いだ。歯科医療を追求し、病気のメカニズムや原因究明や治療アプローチを学ぶため、休日を利用してセミナーや研修会に参加している。バイクや車が好きだという佐藤先生は、口腔環境の維持は車と同様で、いかにメンテナンスをしているかで長く使用できるかどうかが決まると考えている。自分の口の中に関心を持ってもらえることが大事で、そうした意識付けになるきっかけづくりになればと佐藤院長は話す。患者には、笑ってリラックスしてもらえることを大事にしている。歯科医療は、心身ともに健康な生活を送るための手伝いをする、サービス業の要素を持つと考えている佐藤先生に話しを伺った。
(取材日2015年11月12日)

圧迫感のない設計を施したこだわりの院内

医院について教えていただけますか? 

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佐藤歯科は、まだ小さかったので開院時期は覚えていませんが、父が同じ本八幡で開業しました。当時の本八幡は、周囲が田んぼで、私はよくザリガニ獲りをして遊んでいました。1970年の3歳の時に、父が自宅兼診療所を作りたいと移転したのがこの地での始まりです。私が中学から高校の頃に造成が始まり、街並みが変わりましたね。2003年7月に父から引き継ぐ形で院長になった時には、ビルやマンションが建ち並ぶ今の本八幡の風景になっていました。院内を改装したのは、2010年です。海抜1〜2mの水没しやすい土地のため、父が80cm土を盛って医院を建てたのですが、そのために段差が大きかったことがご高齢の患者さんには負担でした。改装時にかなり苦労しましたが、スロープを作って車いすが入りやすい仕様にしたんですよ。

改装でこだわったところを教えてください。

あたたかい雰囲気にするため木を使うことにこだわりました。広く使えること、シンプルな診察室、ものが見えない収納を取り入れたことにもこだわりました。また、自由な発想ができると思って、歯科医院を専門にしている設計士ではなく、あえて一般住宅を設計する建築士に依頼しました。設計から9ヵ月を費やしましたが、構想している間はとても楽しかったです。思った通りに出来上がって、とても使いやすくなりました。

どのような患者さんが来院しますか?

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年齢層は幅広いですが、お子さんが多く来院されます。父が院長だった頃から長く通われている方は、3世代で来院されることもあるんです。40代の方も多く、検診や予防に来る方もいらっしゃいます。始めは歯や歯肉の痛みを訴えて来院されることがほとんどですが、当院では治療後、担当衛生士を決めて数か月に一度来院してメンテナンスを継続していくようにしているので、メンテナンスや定期検診の方が多いです。口腔環境を維持していくためには、予防が大切です。良い治療を受けても、その後に定期管理を受けなければまたダメになります。車も同じで、高級車でもメンテナンスをサボっていれば故障しますし、軽でもしっかりメンテナンスをしていれば長く愛用出来ますよね?しっかりお話をしても理解いただけない患者さんには、口の中の汚れを確認してもらい、ケアの大切さを理解してもらえるようにお話ししています。口の中に興味を持つことが一番大事です。患者さんの意識が変わるように、きっかけを作ろうと思っています。

笑顔で心身ともに健康な生活を送る手伝いをしていきたい

歯科医療をどのように考えていらっしゃいますか?

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歯科医療は、悪いところを治す疾病治療をして、それから修復する再建治療を行います。ですが、別々であるべき2つを、一緒に捉えてしまっている患者さんが多くいらっしゃるんです。虫歯を除去したり、初期の歯周病を改善して健康な歯肉にする疾病治療は、どの患者さんも一緒です。しかし、虫歯を除去した後にどの様な素材を使用して再建していくか、歯を失った後にインプラント・ブリッジ・入れ歯等、どの再建治療を行うかは患者さんが選択するべきことです。歯科医師が「虫歯治療の後はセラミックにしましょう」とか「歯を失ったらインプラントしか有りません」なんて決めていくことは当院ではありません。興味を持っている患者さんには、それぞれのメリットとデメリットをきちんと説明します。再建治療後に患者さんに後悔してもらいたくないので、患者さん自身で選んでもらうようにしています。そのために、この治療しかないと決めつけることはしません。

導入されている機器について教えてください。

新しいCTを導入して、治療がスムーズになりました。もともとはインプラントの安全性を高めるために導入しましたが、今は根管治療に役立っています。レントゲンで原因がわからない場合には、CTで根管の状態や病巣を確認することができます。根っこが腫れてなかなか改善しないケースで、隣の歯に原因を見つけたことも多々有ります。歯周病だと歯を支えている骨が失われている様子がリアルタイムで確認できることも便利です。レントゲンの写真では自分の口の中の状態が想像しにくい患者さんでも、CTの鮮明な画像できちんと説明できるので、とてもわかりやすいと思います。CTを導入したことで的確な診断が可能になりました。また、大学院で的確な照明と拡大鏡を用いて実験していた事も有って肉眼での視野確保に限界を感じており、ルーペやマイクロスコープは治療にずっと用いています。何よりこだわっているのは洗浄と滅菌の一連の流れです。洗浄をしっかりしないと滅菌機をかけても菌が残っている可能性があります。当院では院内に細菌が飛び散らないように使い終わった機器はジェットウォッシャー(高度洗浄機)を用いて徹底的に洗浄しています。その後、クラスN・クラスBのオートクレーブ(滅菌器)を使い分けて滅菌することでヨーロッパ基準の洗浄と滅菌を目指しています。私がここまでこだわっているのは父が感染症で亡くなったことがきっかけでした。この出来事は私にとってのターニングポイントになり、院内では患者さん、スタッフ、そして私の健康管理のために洗浄・滅菌を今まで以上にこだわるようになりました。

治療で心がけていることはありますか?

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とにかく患者さんに笑顔で過ごしてもらい、リラックスできることです。診療理念は、「健康であること」。口の中の病気だけを治しても、健康とは言えません。心身ともに健康になるお手伝いができたらと思っています。そのためにも、笑うことが大切ですね。来院して、怖いところではないと思ってもらえるように努力しています。歯科医院は、サービス業の要素も含んでいます。WHOでも提唱していますが、社会的精神的な健康な状態を維持していけるように、笑顔で健康的な生活を送れるサービスを提供すること。スマイルがないと、人生はプラスには動かないし、幸せも寄ってこないのではないでしょうか。

自分好みにカスタマイズするバイクいじりがリフレッシュ

歯科医師になったきっかけを教えてください。

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高校2年までは自動車メーカーに入りたいと考えていましたし、父からも歯科医師になれと言われたことはありません。ただ、自宅から遠い高校で通学が苦痛で、電車に乗って毎日ラッシュ時に通勤する仕事はできないと思っていました。その時に、医師は治す職業、歯科医師は作る職業と聞かされたことで、歯科医師に興味が沸いてきました。子どもの頃はプラモデルをよく作っていて、いじることが好きでしたし、何かを作ることに関心を高く持っていました。歯科の仕事は楽しいし、好きです。新しい技術があれば、周りの人に声をかけて、院内セミナーを行ったりしています。歯科を追求していくことに興味があって、病気のメカニズムや原因を探り、治療のアプローチについて知るのが面白いですね。

休日はどのように過ごされていますか?

高校時代はロードレースが好きで、自転車競技部のある高校を選んで進学しました。大学時代は車が好きで、グループでサーキットを貸し切り、内装までカスタマイズした車で走っていましたね。結婚後、妻がバイクに興味を持ち、軽い気持ちで一緒にバイク免許を取得しに行ったことがきっかけで今度はバイク好きに。バイクのメンテナンスは、バラバラにして組み立てるのが爽快で、リフレッシュになっています。口の中も同じで、自分の想像した通りにきれいに仕上げることが好きなんです。ですので、親しい患者さんには冗談交じりに「僕の作品を壊さないでね」と言って、治療後の口腔内をきれいに保つよう促しています。休日を利用して、セミナーや研修会に参加し、AHA(アメリカ心臓協会)のBLSインストラクターなので普及活動もしています。同じ志の仲間を見つけて、反省会として食事をしながら講演内容を振り返り、親睦を深めるのが楽しいですね。

今後の展望をお聞かせください。

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以前、2年かけてインプラントをされた患者さんが、治療終了後2ヵ月で亡くなってしまいました。もう少し早く終えていたらもっと長く使ってもらえたのにと、後悔したターニングポイントでしたね。今は治療を集中して行い、患者さんの治療期間短縮をめざして努力しています。歯科医師・スタッフ・患者さんは、常に対等でいることが大切です。この医院で誰が一番偉いというのはありません。対等な関係なら、何か困ったことがあれば、些細なことでも気軽に相談してもらえます。問題がすごく小さければ、すぐに治すことも可能でしょう。行きづらい、門を開けづらいといった不安があると、症状が悪化してからでないと来院できなくなってしまいます。気軽に相談してもらえる歯科医院でありたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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