萩野歯科医院

萩野歯科医院

萩野高司 院長

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新京成線二和向台駅の北側に延びる商店街。この町の発展や人の成長、入れ替わりを見守ってきた優しい匂いがする。そんな商店街の踏切から1分も歩かない場所にあるのが「萩野歯科医院」。1978年からこの町で診療し続けてきた歴史ある歯科医院だ。現在の院長は萩野高司先生で、初代院長の萩野利郎先生と萩野万里江先生はご両親。小さい頃からこの町で育ち、「患者さんたちは身内や親戚のような存在」と話す高司院長は、同院を継ぐことを目標に、口腔と全身の関連性を考慮しながら診療する「オーラルメディシン」の経験を積んだ。得意とする有病者歯科診療や丁寧な手作りの資料で患者さんに知ってもらいたい予防歯科のことなどについて、高司院長に伺った。
(取材日2015年7月13日)

口腔と全身の関連を考慮しながら治療してきた経験を地元で生かす

―長い歴史のあるクリニックだそうですね。

1978年に父(萩野利郎先生)と母(萩野万里江先生)が開業してから40年近く、この町で診療を続けてきたクリニックです。ずっと通い続けてくださっている方も少なくなく、患者さんたちは身内や親戚のような存在ですね(笑)。団塊の世代が多く暮らす地域ですから、患者さんも自然とその層がボリュームゾーン。昔から通っていただいている方が高齢になっていますので、安心して通っていただけるように6年前にクリニックを1階に移しました。その前までは、同じビルの2階で開業していたんです。一方、最近はこの町に新しい住宅地ができたため、若い世代やお子さんも増え、比較的、年代や男女の偏りはなく、幅広い方にお越しいただきつつありますね。現在は私が主に一般歯科、補綴、口腔外科を診察し、万里江先生が小児歯科を担当しています。また利郎先生は長年治療してきた方の診察をお願いしています。

―得意としている診療科目はありますか?

私は東京歯科大学を卒業後、同大市川総合病院に7年間勤務し「オーラルメディシン・口腔外科学講座」というところに所属していました。「オーラルメディシン」というのは直訳すると「口腔内科」ですが、歯科の治療を行う上で患者さんの口の中だけを診るだけでなく、全身的な背景もしっかりと考え、また、必要に応じて医科とも連携しながら患者さんを診察するというものです。具体的には、高血圧や心臓病、糖尿病、肝疾患、腎疾患、膠原病、喘息などなど様々な病気がありますが、それらをお持ちの方の口を診るにあたっては、口腔と全身との関係はもちろん、治療法や薬、麻酔などにも配慮する必要があるのです。

―オーラルメディシン・口腔外科を学んだのはなぜですか?

両親の治療を引き継ぐことが自分の役目だとは思っていましたので、この地域の方が年齢を重ねて病気になっても、私が最後まで歯を診てあげられるようにと考えました。大学病院で有病者の治療を経験したことで、病気を把握することの重要性やそれにあった診療方針を決めることはもちろん、そうすることで病気に対する患者さんの不安な気持ちを理解してあげる事が大事だと気付きました。 町のクリニックで自分ができる範囲は限られますが、できるだけ多くの患者さんを最後まで責任を持って診てあげたい。歯や口だけを診るのではなく人を診るということです。高齢化社会で病気を患う人が増えている中では、ますます求められることだと思っています。そういう経験も開業前にできたことはよかったですね。



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