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矯正 歯周病 インプラント
すべてを総合歯科で行うメリット

渡辺歯科医院

(柏市/柏たなか駅)

最終更新日:2021/10/12

渡辺歯科医院 矯正 歯周病 インプラント すべてを総合歯科で行うメリット 渡辺歯科医院 矯正 歯周病 インプラント すべてを総合歯科で行うメリット
  • 自由診療

歯科医療が細分化した昨今では、通院していた歯科医院ではできない治療があったり、途中で担当の歯科医師が変わったりすることが珍しくなくなった。そうした中で改めて注目されているのが、すべての分野を診るトータル診療が可能な歯科医師だ。患者の治療の選択肢を増やすことだけにとどまらないそのメリットについて、トータル診療で治療を行っている「渡辺歯科医院」の渡辺邦広副院長に話を聞いた。

(取材日2016年1月23日)

トータル治療で治療の選択肢を増やし、治療内容もより本質的なものに

Qトータル治療とはどんな治療ですか?
A
渡辺歯科医院 「卒業後3年で全分野の勉強会に出席した」と渡辺副院長

▲「卒業後3年で全分野の勉強会に出席した」と渡辺副院長

トータル治療とは、口の中のことならすべて診ることのできる診療です。すべての分野を診ることができれば、患者さんはインプラントや矯正などさまざまな選択肢から治療を選べます。専門医を週1回招くことでトータル治療のようなことを実現しているところもありますが、この場合、患者さんの受診日は限定され、不具合が起きてもすぐ対処ができません。もちろん、専門医による治療も大切ですが、その場合はさまざまな分野の歯科医師4~5人から成るチームを編成して治療に取り組む必要があるでしょう。開業の歯科医院の場合、それだけの歯科医師が常時そろうことはめったにありませんから、1人でどの分野でも診られることがメリットになるのです

Qトータル治療で変わるのはどんな点ですか?
A
渡辺歯科医院 1人の歯科医師が担当することで説明がぶれないのもメリット

▲1人の歯科医師が担当することで説明がぶれないのもメリット

銀歯をかぶせる虫歯治療のケースで考えてみましょう。このとき、銀歯は歯頸部という歯茎と歯の隙間に少し差し込んでかぶせます。それならば、歯茎の状態はもちろん腫れていないほうがいいですよね。そうすると、銀歯をかぶせる前に歯周病の治療も必要、ということになります。さらに、その歯周病の原因として歯並びが悪く、その部分だけ汚れがたまりやすかったのだとすれば、矯正の治療もしたほうが今後のプラークコントロールが楽になります。このように、トータル治療ができると、道筋を作りながら順序立てた治療が可能になります。虫歯だから歯を削り、銀歯をかぶせるという治療では、問題を点でしか解決できないと思います。

Q子どもの治療も受けさせることができますか?
A
渡辺歯科医院 子どもの治療の場合は、子どもへの指導よりも親への説明が主体

▲子どもの治療の場合は、子どもへの指導よりも親への説明が主体

当院のスタッフはすでに孫のいる人や子ども好きの人ばかりなので安心してお子さんを通わせることができると思います。トータル治療はお子さんの治療でも生きてきます。例えば、歯並びが悪いお子さんの矯正をする際にもっとも効果の上がる年齢を見極めることができます。小さなお子さんの顎はこれから成長するため、場合によっては矯正で治した歯並びが成長期に再び悪くなってしまうことがあります。下顎が前に出っ張る受け口の矯正がこれにあたります。脳を支える上顎が先に成長し、身長の伸びに合わせて下顎が成長するためです。結局、成長期に再び下顎が出っ張ってしまうのです。

Q先生はトータル診療の中でも歯周病に力を入れているそうですね。
A
渡辺歯科医院 歯周病は一種の生活習慣病ととらえることもできる

▲歯周病は一種の生活習慣病ととらえることもできる

抜歯が必要となる原因の第1位が歯周病です。歯周病になると約6割の方が歯を失うともいわれています。逆に言えば、歯周病をコントロールするということは歯を失う6割の原因をゼロにできるということです。また、歯周病は糖尿病や心筋梗塞などの全身疾患とも相互に関連しますが、僕はそうした病気との関連以前に、満足に食べることができなかったら体が弱ってしまうと思います。自分の歯を残してきちんとご飯を食べてほしいのも、歯周病のコントロールに力を入れる理由です。一方、自分の歯がある人が歯のありがたみをわかっているかというと、わかっていないんですよね。当院では、歯周病がどんな病気か説明するのにも力を入れています。

Q渡辺歯科医院ではどのように歯周病を治療していますか?
A
渡辺歯科医院 「歯周病で悪くなるのは歯茎ではなく顎の骨」と渡辺副院長

▲「歯周病で悪くなるのは歯茎ではなく顎の骨」と渡辺副院長

まず、歯石を除去します。歯周病の原因は細菌です。とはいえ、口腔内の細菌を0にすることはできないので、歯石を落とすことによって細菌の量を減らすのです。歯石には歯の表面にできる歯肉縁上歯石と歯の内側にできる歯肉縁下歯石の2種類があります。歯石除去で落とすことができるのは歯肉縁上歯石だけなので、歯肉縁下歯石がついていた場合は歯茎を切って治療する歯周外科治療に移ります。歯の根元をきれいにして、もし可能であればエムドゲイン(3.5~5万円)を使った再生医療で骨の再生を図ります。歯周病はコントロールが良好であれば、歯周外科治療をしなくてもすみますから、歯石を取るだけですむ早めの治療をお勧めします。

ドクターからのメッセージ

渡辺 邦広副院長

当院の患者さんで、抜歯の必要がある歯周病であるにもかかわらず最後まで抜歯を選択されなかった患者さんがいました。その方は、それから2年で総入れ歯になってしまいました。1本歯を抜けば他の歯を守ることができると再三説明したのに、残念な結果でした。歯を抜くのが怖い、とか、歯を磨くのが面倒だ、といった自分の小さな願望のままに任せていたら、歯を守ることはできません。そういう意味で、僕は言うべき時には厳しく言う歯科医師だと思います。でも、優しいだけではトータルで見たときに歯を守ることもできません。その場しのぎではない治療で、末永く歯の健康を守ってほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療60万円〜、歯槽骨再生療法(エムドゲイン療法) 3.5万円〜5万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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