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渡辺 邦広 院長の独自取材記事

渡辺歯科医院

(柏市/柏たなか駅)

最終更新日:2019/08/28

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柏市で長い歴史を重ねる「渡辺歯科医院」。その初代院長である父の背中を見て育ったのが渡辺邦広院長だ。先生によればその穏やかな性格は父譲りとしながらも、もし患者が歯をひどくなるまで放置していたり、治療計画についての説明に耳を貸そうとしない場合は「言うべきことは言う」のだとか。「やさしいだけの歯科医師だと治せないですから」。そんな患者とどこまでも真摯に向き合う姿勢は新患に大変好評のようで、「息子のママ友もよく来てくださってます」とのこと。もちろん治療技術も、かつての勤務先でみっちり教えられたばかりではなく、今も自ら別の歯科医院に出向いたり研究会に顔を出して勉強しているとのことで、日々向上していることが見て取れる。また学校や幼稚園合わせて4つの校医も務める渡辺院長に話を聞いた。
(取材日2015年12月7日)

特定の専門分野だけではない、歯のトータル治療をめざして

こちらは歴史がある歯科医院とお聞きしました。

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ありがとうございます。院長である父・哲邦が開業してから37年経ちます。かくいう私も現在37歳。つまりこの医院とともに私も成長してきた、というわけです(笑)。ですから物心ついた頃から、診療する父の姿を折に触れて目にしてきました。患者さんにやさしく対応している父にはほのかな憧れを抱いていましたね。また患者さんからも、「他の歯科医院の先生は怖いけど、ここの先生はやさしい」と言われた記憶があります。しかも、そんな患者さんと外で会ったりすると、「あの歯科医院の息子さんね」と声をかけられたり、同級生からも「渡辺くん家、歯科医院だよね」と言われて育ってきましたから、そんな周囲の期待に応えようという気持ちはありました。

お父さまの背中を追って歯科医師になったわけですね。では先生が軸にしている治療方針は何ですか?

歯のトータル治療です。1つの専門分野を深く突き詰めることは良いことだと思います。ただ個人の見解としては、歯科医師はすべての領域を広くカバーしてこそだと考えています。実践的な話をすると、特定の治療も他の症状とリンクしあっていますから、同時に診ていかなければならないのです。また一般歯科をメインに据えているクリニックに歯並びを良くしようとしたいという患者さんが来たら、やはり矯正の専門医を呼ばないと、より安全で正しい矯正治療は受けられないでしょう。というわけで私は、一般歯科に限らず口腔外科、インプラント、矯正、補綴、歯周病とあらゆる治療を習熟するようにしています。そんな考えに至ったのは、大学卒業後に勤務したクリニックの院長がすべて自分で治療を行っていたから。浦安にある「ふじみ歯科医院」というところですが、ここに5年間勤め、2010年に実家に戻って来ました。

そんな恩師の姿勢が、そのまま先生の治療方針になっているわけですね。

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そうですね。勤務先を千葉方面で探していたときにそこを見つけたのですが、その求人欄に「勉強できます」と書かれていたのです。卒業後、もっと研鑚を積みたかった私はすぐ面接を受けました。院長先生は非常に厳しい方で、何か少しでもミスするとかなり怒られました。でも怒っていることはきちんと筋が通っているんです。私は何とか歯を食いしばりながら5年間耐えました(笑)。結果、「勉強できます」という言葉どおり、治療技術はもちろん、患者さんへの治療内容の説明まで身につきましたね。今でも感謝しています。でもさらにもっと勉強したくて、こちらに戻ってきてからも江東区は亀戸にある矯正の歯科医院に月2度、患者さんを治療すると同時に学びに行っています。また、インプラント治療は先の勤務先でも実践していましたが、個人的にインプラントや審美を含むお口全体の治療を学ぶ研究会にも通って学んでいます。

後悔で気づく、歯の大切さ

患者さんに日頃から言っていることは何でしょうか。

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患者さんに対しては、できるだけ自分の歯でずっと食べましょうと言っています。いくら良いインプラントを入れても自分の歯にまさるものはありませんから。ただ歯というのはいきなり痛くなるわけではない。お腹を常に打たれるボディブローのように、じわじわ痛みが効いてくるのです。でもその痛みを「気のせい」だとか「寝たら治る」と無理やり自分を納得させたり、また、「歯医者に行きたくない、怖い」「行くのが億劫」といったことと「我慢する」ということを天秤にかけると、いつも「我慢」が勝ってしまうため、結局、歯科医院に足を運ばない。でも皆さん、歯の大切さを「後悔で気づく」のです。つまり失わないと実感が沸かないんです。ですから歯科医師として、どうしてここに来なければいけないのか患者さんに知っていただくことが大事。どんな治療よりもその啓蒙、啓発に一番パワーを使いますね。

ではそんな歯の大切さを具体的にはどんなふうに伝えていますか?

自分の気持ちを押し出して話すと患者さんも嫌がりますから、つとめて冷静に、理詰めでご説明するようにしています。例えば 顕微鏡によってお口の中を確認していただくことで、どんな種類の細菌が歯にどのような影響を及ぼしているかわかるのですが、その口腔内を見せたりですとか、手作りのパンフレットをもとに話したりします。それは勤務医時代からこれまで診てきたさまざまな症例の写真や、それにまつわる文献などが切り張りされている、オリジナルの物です。ただこうした説明で理解してくださる方が多い中で、それでもなかなか耳を貸してくれない人にはさすがに言います。「今まで何やってきたんですか?」と。歯が悪くなるということは生活習慣病で、つまりは自分の責任ですから。「1日で悪くなる人はいませんよ。数年かかった病気を短期間で治すのは無理です」と。やはりやさしいだけの歯科医師では、患者さんの歯は良くなりませんから。

小児歯科の看板も掲げています。例えば親御さんにはどんなことをお伝えてしていますか?

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小学生までの虫歯は、お父さんお母さんのケアにかかってきますから親御さんには「仕上げ磨き、頑張ってくださいね」と言います。最低でも小学生の中学年までは仕上げ磨きを1日1回はしてほしいと思っています。歯を1本ずつ丁寧に磨いてあげてくださいね。それにしても昔に比べて虫歯は減ってきてますよね。それは、例えば歯の「エナメル質」の修復を助けるフッ素が入った歯磨き粉が売られていたり、また親御さんの我が子の歯への意識も上がっていますからね。

小児矯正は本人の治したい気持ちが大切

虫歯が減った一方、小児の患者さんで増えてきた症状は何かありますでしょうか。

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歯並びが悪い子が増えてきたように感じます。1本の歯の面積が昔より大きくなってきたせいで、他の歯に影響していているのです。もし歯並びが乱れてしまった場合は矯正治療が必要になってくるわけですが、矯正途中は噛みにくく、歯磨きもしづらい。しかも痛みが伴うこともある。そんな子どもへの負担を考えたら、親御さんの要望だけで矯正に踏み切りたくないのです。やはり本人が矯正をやりたいと思わない限り治療したくはないですね。周りのお友達に比べたときに「何かいやだな、気になるな」と思ったその気持ちが、初めて矯正治療を頑張るモチベーションにつながるからです。また早く矯正にとりかかればもちろん早く治りますが、実は成長によって戻ってしまうケースもあります。幼稚園の時代に治したところでまた戻ってしまう子もいるんです。1人ひとりの気持ちに即して、そして歯の状況に合わせて矯正治療していきたいです。

院内も小物などがさりげなく飾られていて素敵ですね。

ありがとうございます。ステンドグラスは、事務をこなしている私の母親が見立てたものです。ほか、診察室に飾られてある写真は、カメラが趣味の患者さんが数人おりまして、その方々からいただいたもの。毎回季節ごとに交換していきます。玄関の右手にある花壇も、近所に住む患者さんが手入れしてくれています(笑)。ある時つい気づかずしばらく放置していたら、「だったら自分に管理させてくれ」と手を挙げてくださいました。「肥料、撒いといたから」なんて報告されますよ。野菜などの差し入れも多いですしね。新しい医院ももちろん魅力的ですが、こうした温かさは、37年の歴史が積み重ねた、私たちの強みだと思います。ちなみにチャイルドルームは最近設けました。置いてあるオモチャは、小学1年生の息子と2歳になる娘の“お下がり”だったりします。息子は私の仕事のことはわかっているようで、「僕も歯科医師になる」と言ってくれています。素直にうれしいですね。

最後に「ドクターズ・ファイル」読者にメッセージをお願いします。

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当院には現在、0歳の赤ちゃんから最高齢98歳のお年寄りまで幅広い年齢層の方々が来院してくださっていまます。開業当初から通われている患者さんは父が担当し、新しい患者さんはもっぱら私が受け持ちながら、少しずつ代替わりはしている形はとっています。父はもちろん私よりキャリアがありますから、人に対しての接し方は学ぶことは多いですね。そもそも性格的なものは受け継いでいるようで、私も自分で穏やかだと思っています。とはいえ、先ほど申したように、ケアを怠っていたりすると本気になって言うときもありますけどね。当院にはセカンドオピニオン的に聞きに来る人もいるし、反対に私の説明を聞いたうえで、心配だからと他院に行く人もいます。それは患者さんの自由です。歯を大事にしてくだされば、究極はどの歯科医院でもいいんです。自分に合ったクリニックを選んでくだされば。ただ当院も、来やすい歯科医院は自負しておりますので、良かったら訪ねてみてください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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