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原田俊隆 院長の独自取材記事

新城整形外科

(川崎市中原区/武蔵新城駅)

最終更新日:2019/08/28

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武蔵新城駅から歩いて5分。活気ある商店街から道一本隔てているものの、その賑わいが間近に感じられる新城整形外科。院長の原田先生のお父様である先代の院長がこの地に開業したのは1969年のこと。以降、30年以上の長きにわたり地域の方々の信頼を得ている。4年前にリフォームされた院内は、バリアフリーに対応し清潔感に溢れている。原田先生の愛嬌のある笑顔と、冗談交じりの楽しいお話に、インタビューをしばし忘れ聞き入ってしまった。
(取材日2014年1月17日)

父と同じ整形外科に進んだのは、偶然の結果

医師を目指したきっかけを教えてください。

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父親が整形外科医として、1969年からこの地で開業していました。自宅に併設されていたので、父が診療する姿も日常的に見てはいましたが、自分がここを継ぐというつもりは特にありませんでしたし、父も継いで欲しいということは言葉にしていませんでした。中学生の頃は漠然とですが、建築家になりたいくらいでしたから。地図に残るような建物を設計できたらカッコイイだろうなぁなんて思っていたはずなのに、気がついたら医学部に進学することになっていました。医学部に入った当初は、あまり積極的に勉強をしたいとは思っていませんでしたが、勉強していくうちに楽しくなって来て、夢中で勉強をするようになり、それに伴って医師になりたいという気持ちが強く湧いてきました。

整形外科を選ばれたのはお父様の影響でしょうか?

父の跡を継ぐために整形外科になったのではなく、たまたま父と同じ整形外科になったというだけです。それに、幼い頃から整形外科医として活躍している父の姿を見ていますから、無意識のうちに父の影響を受けていることはあるかもしれませんね。なぜ整形外科なのかと言うと、整形外科は治っていくさまを目で見て実感できるので、治療の手ごたえが感じられるからでしょうね。傷口がきれいにふさがったり、折れた骨がくっついたのをレントゲンで確認できたり、歩行困難だった患者さんが歩けるようになったりと、回復する様子が手に取るようにわかりますから。

整形外科の中でも特に専門とされている疾病分野はございますか?

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個人的には膝や脊椎に興味を持っていますが、医学部の学生の頃から開業を視野に入れていたので、特定の疾病分野を深く研究するよりも、全てにわたって広く診療できねばならないと考え、あえて専門といえる分野はありません。極端な言い方をすれば、整形外科のみならず、ちょっとした内科の疾病くらいでしたら初期診断なども行えるようにしたいと思っています。大学卒業後に勤務した病院が伊豆にある大学の付属病院だったのですが、都心に比べたら医療機関も少なく、医師の数も当然少ないのが現状です。当直ともなれば、自分の専門である整形外科に限らず、駆け込んできた患者さんを全て診なくてならないこともありました。「今夜は内科の先生は当直ではありませんから、他に行ってください」と言うわけにも行きません。ですから、あらゆる患者さんに対応できるように整形外科以外も勉強しました。

人間の強さやたくましさを患者から学ぶ

休みの日はどのように過ごされていますか?

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5歳を筆頭に3人の子どもがいますので、休日は子どもと一緒にいることが多いですね。その他に、妻の母と妹がレガッタをやっている関係で、レガッタの競技大会で救護班をやったり、院長を引退した父が趣味でやっている山のレースでも、同じように医師としてボランティアスタッフを務めることもあります。それと、お世話になっている先生から、箱根駅伝のボランティアドクターを手伝わないかと誘われています。私の母校は箱根駅伝で御馴染みの順天堂大学ですから、いずれ機会があったらそちらもやってみたいと思っています。こうしてみると、休みの日でもドクターをやってますね(笑)。

思い出に残る患者さんとのエピソードをお聞かせください。

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特に勤務医時代は忘れられない出来事がたくさんありますね。ある日、電車に飛び込んで自殺を図った若い男性が運び込まれて来ました。両足を切断するほどの大怪我でしたが、懸命の処置でなんとか一命を取り留めることができました。けれど、自ら死を望んだ患者さんを助けてしまってよかったのだろうかという迷いがありました。精神科の医師と協力して治療していましたが、途中で私は転勤になってしまい、その後のことはわからないままで、頭の隅で気にかかっていました。数年たったあるときに、ふとTVを見たら、なんとその患者さんが出演していたんです。助けてくれた救急隊にお礼を言いたいという趣旨の番組で、仕事にスポーツにと充実した毎日を送っている彼の姿を見ていたら、あの時、懸命になって治療を行ったことは間違えではなかったのだと安心しました。また、あるときは、ガラスに突っ込んで大怪我した中年の男性が運び込まれて来ました。全身にガラスの破片が刺さって、頚静脈も切っており、出血が止まらず、体内の血を入れ替えるほどの輸血を行いながら、ドクター総出で緊急手術を行いました。血圧が低下して、もうダメかも…と全員があきらめかけた瞬間に出血元である頚静脈を発見し、間一髪のところで助かりました。一晩明けて、病棟の廊下で、その患者さんが普通に歩いている姿を見たときは目を疑いました。考えてみれば、頚静脈を切っているとは言え、言ってしまえば切り傷だけですから、歩いていても不思議ではないんです。しかし、つい昨日、手術台の上で瀕死だった姿を思えば驚きです。人間のたくましさや生命力の強さを知らされましたね。

患者の顔を見ないと気が済まない

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

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コミュニケーションを大事にしながら、整形外科だけでなく、その患者さん全身を広く診療するように心がけています。整形外科とは一見、無関係なようでも、患者さんの顔色や仕草、声のトーンにまで気を配って診察し、他の病気の早期発見につながれば良いと考えています。患者さん自身は、単なる疲れだとか、季節の変わり目だからと思っている症状でも、病気の初期症状であることも多々あります。例え、私が診断できなくても、「おや?」と思って、専門のドクターを紹介できれば良いことです。患者さんの変化に気がつくことが患者さんのためでもあるのではないでしょうか。そのような考えから、リハビリを受けるためだけに通院されている患者さんにも顔を見て、あいさつだけでもするようにしています。そうしないと、どうも落ち着かないというか、気がすまないんですよ。それに、あいさつだけでも、元気がなさそうだとか、いつもより来る時間が遅いのは何かあったかなとか、変化に気がつくことができますから、あいさつだけでも治療のヒントになることがたくさん隠れています。

腰痛や膝痛の自覚のない若いうちから出来る予防法はありますか?

筋肉や関節は使っていないと怠けてしまいますから、しっかりと動かしてあげることですね。何も激しい運動をしろだとか、鍛え上げろというのではなくて、例えば食後にお茶を飲んでいる間に、椅子に座って膝を曲げ伸ばしたり、TVを観ながら首や肩を回したり、仕事の休憩時間に腰のストレッチをしたり、簡単なことでいいんです。これは、現在、痛みが出ている場合でも、痛みの出ない範囲でゆっくり動かすと良いですよ。

今後の展望をお聞かせください。

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整形外科はもちろんのこと、患者さんが抱える健康の不安や悩みなどにも応えていけるようにしていきたいと思っています。そのためには、専門である整形外科をはじめ、内科に関する勉強も深めていかなくてはならないですね。患者さんの期待に応え続けていきたいと考えています。どんなことでも気軽にご相談ください。

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