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早川 治 院長の独自取材記事

たまプラーザ南口クリニック

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2021/10/12

早川治院長 たまプラーザ南口クリニック main

たまプラーザ駅南口から徒歩約1分にある「たまプラーザ南口クリニック」。院長を務める早川治先生は開業前、勤務医を務めた病院で皮膚科で10年間、形成外科で7年間のキャリアを積んできた。そのため、一般的な皮膚科疾患の治療から手術が必要な形成外科的治療まで幅広く対応。皮膚の悪性腫瘍(皮膚がん)での症例も数多く経験してきたことから、同院での早期発見例も多数あるという。開業から13年、地域に密着し小さい子どもから高齢者まで幅広い年代層に支持されてきた同院では、さまざまなニーズに応えるため、新たな医療技術や機器の導入も積極的に行う。日々更新される診療内容をはじめ、クリニックの特色やスタッフ体制についてなど、さまざまな話を早川院長に聞いた。

(取材日2018年11月6日)

皮膚科と形成外科、2つの領域での治療に対応

クリニックの特色を教えてください。

早川治院長 たまプラーザ南口クリニック1

開業前、病院の皮膚科に10年、形成外科で7年勤めてきました。そのため、皮膚科と形成外科にまたがった診療が受けられるという点が当院の最大の特徴だと思っています。当初、皮膚科に10年携わった時点で開業しようと考えていたのですが、手術が好きだったので「あと数年、病院で形成外科をやったら開業しよう」と別の病院に移って経験を積んだ結果、2科のスキルが身につきました。例えば、切除が必要な皮膚腫瘍があった場合も、診断・手術・術後のフォローまでトータルで対応できますので、手術が必要だからとわざわざ別の病院に足を運ぶ必要がありません。また、勤務医時代はたくさんの皮膚がんの症例にも携わってきたので、皮膚の悪性腫瘍の見極めにも自信があります。

どんな患者さんが来院しますか?

ファミリーで通われる方が多く、小さいお子さんからご高齢の方まで幅広い年代の方に足を運んでいただいています。当院は皮膚科・形成外科のほか美容外科も掲げていますが、来院される患者さんの約7割は皮膚科の受診が目的。症状としては、アトピー性皮膚炎や水虫など一般的な皮膚疾患がやはり多いですね。それ以外では、皮膚科を受診したついでに「ずっと気になっていた顔のしみ、どうにかできませんか?」など審美的な施術を求められる一定年齢以上の方もたくさんいらっしゃいます。皮膚科で何度かコミュニケーションをとっていれば話しやすいでしょうし、周囲の目を気にせず相談できるからかもしれません。近年は、男性型脱毛症(AGA)などが目的で来院する男性の患者さんも増えてきました。

レーザーによる治療も積極的に行っていると聞きました。

早川治院長 たまプラーザ南口クリニック2

以前から、太田母斑や扁平母斑、異所性蒙古斑などいわゆる「青あざ」「茶あざ」と呼ばれるあざをはじめとした治療にレーザーを使ってきました。これに加え、単純性血管腫やいちご状血管腫といった「赤あざ」を治療するレーザーを最近、導入しています。あざにはたくさんの種類がありますが、これでほとんどのあざを治療できる体制が調いました。クリニックレベルでここまでの設備をそろえているところはほとんどないと思います。新たに導入したレーザーは赤あざの治療だけでなく、「赤ら顔」と呼ばれる毛細血管拡張症などにも用いています。

患者から「見える」診療を重視

先生が診療で心がけていることをお聞かせください。

早川治院長 たまプラーザ南口クリニック3

1つは、写真で治療の記録を残すということです。長期にわたって少しずつ改善をめざす乾癬や白斑、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、一部の審美的施術では、改善に向かっていることがなかなかわかりづらい場合があります。そこで、治療前と治療中・治療後の状態を写真におさめて比較することで、目に見える形で変化を感じていただき、通院のモチベーションにつなげています。もう1つは、これは当たり前の話ですが、患者さんのお話をよく聞くことです。特に初診は重要だと考えていますから、ある程度の時間をとってどんな悩みがあるのか具体的に伺った上で、現状や治療法、今後の治療スケジュール、生活指導も含めできるだけ詳しくご説明するようにしています。

最近増えている疾患や新たに開始した治療などありますか?

増えている疾患は、先ほど申し上げた男性型脱毛症や男性のしみ取りのほか、女性では30~40代の大人ニキビですね。化粧品による影響だけでなく、ホルモンバランスの乱れも関係しているのではないかと思います。最近始めた治療は、新たに導入したレーザーによる赤あざなどの治療と、50歳以上を対象にした帯状疱疹の予防接種です。50歳以上になると帯状疱疹の罹患率が急上昇するというデータがある一方、ワクチン接種によって発症の予防や症状の軽減効果が見込めることがわかってきました。まだまだ一般に浸透してはいませんが、重症化するとひどい神経痛が出る怖い疾患なので、地域の方には元気なうちに予防接種を受けていただきたいと思い取り入れています。

院内で意思統一されていることが何かあればお聞かせください。

早川治院長 たまプラーザ南口クリニック4

意思統一というか、スタッフのみんなには院内の清掃を徹底してもらっています。開業から13年たちますが、おかげさまで来院される皆さんから「いつもきれい」と言ってもらえるんです。例えばトイレやパウダールームは、どなたかが利用するたびに必ず掃除をするのが当院のルール。床に水がたれていたり汚れていたりしていると次に使う患者さんは不快ですから、特に頑張ってもらっている部分です。そうした方向性を共有するため、また、スムーズな意思疎通で診療に支障をきたさないためにも、スタッフとは日ごろからコミュニケーションをとる機会をつくっています。食事会や忘年会、先日は全員で舞台公演を観に行ったり。院内の雰囲気は患者さんにも伝わるので、こうした機会を通してアットホームな空気を維持できればと思います。

治療の結果が明確にわかる部分に魅力を感じ皮膚科へ

先生が皮膚科を専門に選んだ理由はなんでしょうか?

早川治院長 たまプラーザ南口クリニック5

さまざまな診療科目がありますが、治療の結果が目に見えてわかる筆頭が皮膚科だと考えたからです。治療の結果が誰にでもわかるということは、結果が出せればそのぶん患者さんに喜んでいただける半面、患者さんからの要求もシビア。常にはっきりとした結果を出していかなければならないところにやりがいを感じました。医学部卒業から10年後には形成外科の医師として病院に勤務しましたが、その理由も皮膚科と同様、結果が一目でわかる診療科目だったからです。また、患者さんは元の状態に戻って当たり前だと考えている場合も多いので、医師としてはやりがいとプレッシャーの両方を感じながら、治療の結果を出すために最善を尽くしています。

肌トラブル対策として何かアドバイスをいただけますか。

老化の原因ともいわれる紫外線への対策は、普段から意識することをお勧めします。ちょっとした外出でも、日差しの下に出る時は日焼け止めや帽子・日傘の使用など紫外線対策を忘れずに。日差しの強い季節以外も、油断は禁物です。十分に注意して、それでも気になるようなしみができてしまったら、きちんと皮膚科を受診してください。というのも、しみには何種類もあり、種類によって対処法も変わってくるからです。正しい診断による適切な対応が行われなければ、かえって悪化させてしまう恐れもあります。まれに、悪性腫瘍が隠れていることもありますから、気になる場合は必ず皮膚科を専門にする医師に診てもらいましょう。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

早川治院長 たまプラーザ南口クリニック6

開業当初はお子さんだった方が大人になってもなお通ってくださっているのを見ると、もう13年もたったんだなと実感します。そうした長いお付き合いの患者さんが、親となってお子さん連れで来院されることが当たり前になり、ありがたいことに親子3世代で通ってくださる方もずいぶんと増えました。当院に足を運んでくださる幅広い年代の方のさまざまなニーズにお応えするため、皮膚科・形成外科・美容外科のいずれについても今後ますます力を入れ、さらに地域の方々から頼りにされる存在になれるよう努力していきたいと思います。全身麻酔や入院が必要なケースを除き、皮膚表面のことならほとんどのお悩みに対応できますので、気になることがあればなんでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみ取り(レーザー/1平方センチメートル 1万円〜(初再診料別)
男性型脱毛症薬(フィナステリド)/初診時1万円、再診時(2ヵ月目以降)8000円

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