インプラント埋入後が本当のスタート
チームで診るアフターケア
又吉総合歯科医院
(鎌倉市/大船駅)
最終更新日:2023/02/10


- 自由診療
ここ数年、メディアなどで目や耳にする機会の多いインプラント治療。歯を失った際の治療法の一つだ。鎌倉市にある「又吉歯科医院」の又吉誉章理事長は、大学病院やインプラント治療専門のクリニックで数多くの難症例を手がけてきたエキスパート。同院では常に3ヵ月先まで手術の予約が埋まっているといい、理事長への信頼度の高さがうかがえる。また、「インプラントは治療後のメンテナンスが重要」とされ、アフターケアを主に担う歯科衛生士の存在が不可欠だが、同院では歯科衛生士を増員し、来春からは常勤9人体制に。患者の安心感を第一に診療環境を整える同院で、「チームで診るインプラント治療」について、又吉理事長と歯科衛生士の田島優紀主任、同じく歯科衛生士の林もも氏に話を聞いた。
(取材日2018年12月19日)
目次
インプラント埋入後が本当のスタート。歯科医師・歯科衛生士の技量や姿勢が「安心して受けられる治療」の鍵
- Qインプラント治療のメリットは何ですか?
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A
▲インプラント治療の一番のメリットは自信がつくことだという
【又吉理事長】見た目がきれい、隣の歯を削らないでいい、入れ歯のように取り外す必要がないなどがありますが、大きなメリットはしっかり噛めるようになることが期待できる点。また、埋入したインプラント体は力学的に独立しており、他の歯への負担がないという点も挙げられます。歯が駄目になるのは「汚れ」が原因と思われがちですが、同様に「力のかかり方」によっても虫歯や歯周病になり得ます。1本の歯を失うと他の歯に対して負荷がかかりますが、インプラントを入れることでその負荷を減らし、残っている歯を長く持たせることにつながるのです。見た目においても、自信がついて心も健康に。これが一番のメリットと言えるかもしれません。
- Q治療はどのような流れで進めていくのでしょう?
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A
▲初診時には歯科用CTで口腔内の状態をしっかりと診断する
【又吉理事長】まずは患者さんと信頼関係を築くことが第一。口腔内がどんな状態か、初診時に歯科用CTで診断し、本当にインプラント治療を行う必要があるのか、抜かなければいけない歯なのかなどを徹底的に話し合います。また糖尿病など全身疾患がある場合、医科でコントロールしてもらいます。インプラント治療を行うと決まったら、より詳しい診査診断を。当院では、セラミックを使った歯の修復物を作製するシステムで、インプラントの埋入位置をガイドするマウスピースのようなものを作り、より精密に手術を進めます。インプラントが骨と結合したら人工の歯を装着しますが、そこからが本当のスタート。その後のメンテナンスが何より重要です。
- Q歯科衛生士のお二人に伺います。アフターケアが重要なのはなぜ?
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A
▲温かい笑顔でアフターケアの重要性を語る衛生士の2人
【田島さん】インプラントは細菌に弱く、汚れが最大の敵。ですから汚れがつかないようしっかりメンテナンスすることが重要です。また、その方の生活習慣や癖、食いしばりの有無などにも着目しながら、ホームケアの方法を指導します。
【林さん】車に車検があるように、歯も定期的にチェックしないと、汚れがたまったり力がかかって割れたりする可能性が。また糖尿病や高血圧の方は治療後に問題が起こるリスクが高いので、全身疾患についても注意を払っています。
【田島さん】患者さんには「先生には言いづらいこと」もあると思うので、患者さんと先生の懸け橋になることを意識して、アットホームな雰囲気になるようにお話ししていますね。
- Q最後に、こちらで行うインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
▲専用の手術室で、眠っている間に手術をすることもできる
【又吉理事長】専用の手術室があることに加え、骨を増やす手術を得意としているため、骨が少ない患者さんに対しても治療できる点ですね。症例やその方の状態によりますが、上顎の骨が1ミリでも手術が可能です。また静脈内鎮静法を採用していることも特徴の一つ。これは、向精神薬や鎮痛薬を組み合わせて静脈内に投与し、眠ったような状態をつくることで、治療への不安感や恐怖心を和らげるものです。「目が覚めたら治療が終わっている」ので、健康であれば年齢に関わらず治療が可能です。それから、治療のアフターケアは歯科衛生士が中心となって行いますが、当院には院内外で研鑽を積んだ経験豊富な衛生士が豊富にそろっているのも強みです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療:40万円~ 骨造成治療:1歯 3万円~