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又吉 誉章 院長の独自取材記事

又吉歯科医院

(鎌倉市/大船駅)

最終更新日:2021/11/18

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1976年の開業当時はここより100メートルほど先にあったが、又吉勝男理事長が息子の又吉誉章(たかあき)院長に引き継ぐことを考え、2000年に今の場所に同院を移したという。理事長は口腔外科に精通し、開業以来通い続ける患者との信頼を大切にしている。2021年7月より、神奈川県歯科医師会の常任理事に就任した又吉院長はインプラント治療、口腔外科、審美歯科を得意とし、子どもから高齢者までの全顎的な治療、予防に力を入れる。補綴を専門とする妻の又吉聡子先生は3児の母でもある。訪問診療を開始し、予防歯科にも力を入れ始めたという又吉院長には、地域の人々により良い医療を提供していくために考えていることがあるという。多忙を極め「自分がもう一人ほしい」と語る又吉院長に、話を聞いた。

(取材日2020年7月6日/情報更新日2021年11月17日)

訪問診療であらゆる人へのケアを

開業して40年以上たちますが、設備や診療方針など以前と比べ変わったところはありますか?

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バリアフリーにして車いすやベビーカーが入れるようにしました。駐車場も広げ、20台ほど停められるようになっています。設備は、当初治療台が2台だったのが9台に、オペ室、CTやCAD/CAMシステム、マイクロスコープなど先進の物がございます。診療面で現在注力しているのは予防ですね。国が予防歯科に力を入れ始めたため、私たちも患者さんに予防の大切さをお伝えしやすくなりました。予防には歯科衛生士の力が必要です。現在11人の常勤歯科衛生士と2人の非常勤歯科衛生士が勤務しています。歯科衛生士は皆人柄が良く、素直で真面目。雰囲気もチームワークも良いですね。みんなには「患者さんに、自分のファンになってもらえるように接してほしい」と指導しています。

クリニックでは現在7人の歯科医師が診療を行っているとお聞きしました。

私の父である理事長が現在週に1日診療を行っており、私と妻、そして4人の女性歯科医師が在籍し、治療にあたっています。これまでは理事長、私、妻の3人で診療を行っていたのですが、麻酔科、小児歯科が得意な先生にも診療を手伝ってもらえることになりました。理事長は昔からの患者さんの診療が中心、私はオールマイティーに一通りの治療をしますが、口腔外科やインプラント治療、審美歯科が専門です。妻は補綴が得意なので、入れ歯の治療のほか、訪問歯科診療を担当しています。

訪問診療を始めた経緯を教えてください。

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ご高齢になると、自力で来院できなくなる患者さんもいます。ちょうどこの間、長いこと当院に通ってくださっていた患者さんから、通院が難しくなったことをお聞きし、一度お宅へ訪問したのです。その方は訪問した数日後に他界されたのですが、2人の歯科衛生士から「訪問診療の勉強をしたい」という話がありました。相談したわけでもなく自主的にそれぞれ申し出てくれたのです。訪問診療はずっとやりたいと思っていたのですが、忙しいこともありなかなか実現できないでいました。しかし、歯科衛生士からの言葉がきっかけとなり、在宅での口腔ケアにも積極的に取り組んでいくことになりました。今後はより訪問診療が求められる時代になってくると思いますので、通院できなくなった患者さんにも最期まで寄り添う歯科医院でありたいです。

経験豊富な歯科医師によるインプラント治療

インプラントの治療を希望して来院される方が多いそうですね。

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私自身、週に2日はインプラント埋入手術を行っています。インプラント治療は私の専門分野なので、これまで数多くの症例を経験してきました。経験が多いということは、何かしらのトラブルを経験していますし、そこからのリカバリーも経験しています。また、ほかのクリニックでは断られてしまうような症例でも当院では対応できる場合があるのも、特徴の一つだと言えるでしょう。例えば、インプラント手術をするには顎の骨が必要ですが、顎の骨が少ない方もいます。当院では、患者さんのお体の状態を拝見し、可能であれば顎の骨を造成してインプラント手術を行っています。ただし、できる方とできない方がいるため、まずはご相談いただきたいです。

インプラントの埋め込みは手術のため、怖がる方もいるのではないでしょうか。

当院では静脈内鎮静麻酔を併用し、眠っているような状態で手術を受けることが可能です。例えば、緊張が強い人の場合、緊張すると血圧が60くらい上がってしまうのですが、眠ってしまえば血圧も下がります。また、ご高齢の方や何本もの歯の治療が必要な方は、眠っている間に治療が終わってしまったほうが楽です。半分眠ったような状態になりますので、恐怖心が強い方でも手術は緊張がなく受けられますよ。

治療後のメンテナンスの重要性を患者さんに理解していただくために、どのような工夫をしていますか?

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インプラント治療は術後もこまめにメンテナンスに通う必要がありますし、ホームケアも大切です。患者さんにモチベーションを保ってもらう必要がありますが、この部分に関しては歯科衛生士の役割が大きいです。当院の歯科衛生士は本当によく勉強していて、誰かがセミナーに行ったらその内容を全員で共有しています。全体のレベルを底上げし、患者さんに必要なことをきちんと伝えて、さらに予防の大切さも話して理解していただいています。そのため、患者さんと歯科衛生士が話す時間は多いです。歯磨きがきれいにできているところがあれば褒めて、改善してほしいところは丁寧に伝え、こまめなメンテナンスを欠かさないようにサポートしています。

医科と歯科の連携で、地域医療にさらなる貢献を

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

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当院ではすべてのスタッフが患者さんと対話し、しっかりコミュニケーションを取ることを大切にしています。患者さんには喜んでほしい、笑顔になってほしいというのが私の願い。多くの皆さんは、歯の治療に対して嫌なイメージを持って来られるかと思いますが、治療していくにつれ、痛みが取れ、きれいになっていく喜びを感じてもらえればうれしいですね。歯科医師が治すのではなく、患者さんと2人で話し合って一緒に治していこうという気持ちで診療しています。

地域医療にも力を入れているとお聞きしました。

訪問診療を始めたのもそうですが、神奈川県歯科医師会青年部の活動の一環で、大学の歯学部や歯科衛生士学校の学生さんに講演を行っています。地域の皆さんへより良い医療を提供するために今考えているのは、歯科と医科の連携です。普通は、どこかが痛かったり悪くなっていることを自覚したりすると病院に行きます。しかし、歯科医院は違います。悪くなる前に、悪くならないように通える場所なんです。歯科は一番身近な医療機関として、患者さんの体調や異変に気づき、病院へ行くようにアドバイスする必要が出てくるのではないかと思っています。例えば、耳鼻科に行ったことがないという人はいても、歯科に行ったことがないという人は少ないのではないでしょうか。これからは、歯科と医科が連携し、地域の人々の健康を守る取り組みを行うべきだと考え、歯科医師会の青年部から働きかけたいと考えています。

お忙しくされていると思いますが、どのようにリフレッシュされていますか?

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普段は忙しくてなかなか時間が取れないので、年末年始やゴールデンウィークなど、長期休暇中に家族で旅行するのが楽しみです。海外に行くこともありますが、私の勉強会がある場所に家族で出かけることもあります。

読者へのメッセージをお願いします。

歯科医院は悪くなってから行くところではなく、悪くならないように行くところだと受け止めていただきたいです。歯科医院は怖くありません。「きれいな口になれる楽しいところ」です。治療が終わってメンテナンスに入れば、歯科医院は美容院に行くような気分で行ける場所になります。歯科医院の敷居は高くありません。まずは受診して、口の中の現状を知っていただきたいです。また、歯科医院が怖い方も多いのですが、コミュニケーションを取ることにより「大丈夫だ」と理解してくださる方もたくさんいますので、怖がらなくて大丈夫です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:40万円~(インプラント体:20万円~)、骨造成治療/5万円~、セラミックインレー:3万5000円~

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