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渡邊 奈美子 院長の独自取材記事

岩屋歯科医院

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2022/06/13

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辻堂駅南口から徒歩5分、昔ながらの住宅街の一角に立つ「岩屋歯科医院」。院長である渡邊奈美子先生が、1974年から続く父の歯科医院を継承し、2000年に開業。小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者が通うクリニックだ。院内は当時の面影を残しつつも、診療台やトイレなどはリニューアルされ、明るい雰囲気の快適に過ごせる院内となっている。感染症対策にも力を入れ、患者が安心して受診できるよう配慮。父親の代から通う患者も多く、高齢となり通院が難しくなってしまった場合には訪問診療にも対応しているという。治療だけでなく予防への大切さを啓発している同院。「歯のことで困ったらなんでも話せる、近隣にお住まいの皆さんのかかりつけ医でありたいです」と話す渡邊院長に、歯科医療に対するさまざまな想いを語ってもらった。

(取材日2021年11月26日)

定期的なメンテナンスの重要性を伝え、予防歯科に注力

開業にあたってリニューアルされた際にこだわった点は何でしょうか。

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外からはわかりづらいかもしれませんが、診察スペースはかなり広々とした開放的な造りとなっているので、そのギャップに驚く患者さんもいらっしゃいます。開業時に壁紙と床を張り替えたり、2年ほど前にはトイレをバリアフリーにしたり、治療台も新しくしたりと徐々にリニューアルをしています。消毒滅菌の機器も新型のものを導入し、患者さんごとに一つ一つ器具を滅菌し交換しています。ただ、代替わりしたからと言っていきなり大きく変えることはしませんでした。父の代から通っていただいている患者さんたちにも親しみを感じてもらえるよう、昔の雰囲気も大事にし、診察室には父が好きで飾っていた絵をそのまま残しています。「待っている間に見ているとリラックスできる」と言ってくださる患者さんもいらっしゃいます。

院内の感染症対策にも配慮されていますね。

今までも注意はしていましたが、新型コロナウイルス感染症の流行に際し、以前にも増して重点的に感染症対策をするようになりました。機材の滅菌はもちろんのこと、待合室やユニット周りの消毒や換気といった基本的なことを今まで以上に気を配っています。また、以前は割とタイトに予約を入れていた部分はあったのですが、予約人数を減らして制限するなど、診療時間内の患者さんの過密を避けるよう心がけています。しっかりとした感染症対策を今後も続けていきますので、どんな状況になっても変わらず、患者さんには安心して来院いただけたらと思います。

どういった患者さんが多いのでしょう。

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一般歯科から小児歯科まで幅広い年代の方に対応していますが、長く続いている歯科医院なので、どちらかというとご年配の方が多いですね。ですから入れ歯を作ったり、調整したりといったご相談が頻繁にあります。ただ、やはり健康な自分の歯を一生使っていただけるのがベストだと思いますので、予防にも力を入れています。中高年の方に向けては特に歯周病予防を呼びかけており、ご自宅でもケアをしていただきたいことと、なるべく定期的にメンテナンスに来ていただきたいことをお伝えしています。そのために、こちらもはがきで定期検診のお知らせをするなどできる限り工夫しています。

予防歯科に注力される中、患者さんの反応はどうですか?

予防に対しては、だんだん患者さんのモチベーションが高くなっていて、以前に比べるとお口の中のお掃除を希望される方が多くなってきています。お友達が毎月通っていると聞いて毎月来てくださる高齢の方もいらっしゃいます。こちらからも「また、数ヵ月後に来てくださったほうがお口の状態を保ちやすいですよ」など、やんわりとお伝えしています。メンテナンスに通っていただく頻度は、基本3~4ヵ月おきですが、お口の中の状態が良い方は半年から1年に1回でも大丈夫です。

患者と親身に向き合い、安心を届けられるような診療を

こちらに開業した理由をお聞かせください。

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ここは、もともと私の父が開業していた歯科医院です。父が体調を崩してしまったことをきっかけに、2000年に父のクリニックを継承するかたちで開業しました。昔は家族で都内に住んでおり、父もそちらで診療をしていたのですが、当時子どもだった私はその頃の東京の大気汚染の影響で、とても元気な子どもとは言えない状態でした。そこで私の体調と健全な成長を考え、この場所に転居したと聞いています。そして日本大学歯学部に進学し、卒業後は母校の口腔外科に勤務し経験を積みました。そのため一般診療に加え、口腔外科処置も院内で行うことが可能です。

先生が歯科医師になったのは、お父さまの後を継ごうと思われたからですか?

そうですね。子どもの頃、母に「将来は歯医者さんになってね」と言われた記憶があるので、ちょっとずつ洗脳されたのかもしれません(笑)。虫歯になった時も父が治療してくれて、歯科がいつも身近にありましたから、歯学部に進学した時にはすでに「いずれは後を継ごう」という気持ちがありました。口腔外科に勤務したのも、先輩から「口腔外科で外科的な処置を勉強すれば、開業したときに役に立つ」と聞いたことがきっかけです。実際に、腫瘍摘出の手術や、口腔がんの患者さんの診察なども経験できて、多くの貴重な経験を積むことができました。口腔外科で学んだ経験を生かして、正確な診断や早期発見につなげたいと考えています。

診察の際に心がけていることは何ですか?

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患者さんの立場になって診療していくことを大切にしています。治療内容をきちんと説明することはもちろん、患者さんが疑問に思っていることを親身に聞き、それに対してわかりやすくお答えできるようにしています。実は開業した当時は父からの患者さんを引き継ぐにあたってかなりのプレッシャーがあり、患者さんからの信頼を得ることの難しさに悩んだものです。ただ、あの頃は今以上に「歯科医院=怖い」というイメージが一般的でしたが、皆さん、父のことを本当に優しい先生だとおっしゃっていたんです。父が診療室で患者さんと親しく話をしている姿を見ていましたので、私もその点を引き継ぎ、患者さんに安心を届けられるよう今後も努力を続けていきたいですね。現在、歯科医院が怖いと感じてしまっている歯科恐怖症の方も、一度相談くだされば力になれるのではないかと思っています。

気軽に相談できる地域に根づいたかかりつけ歯科

歯科医師としてどんな時にやりがいを感じますか?

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治療を終えられた患者さんや、訪問診療に伺った先の患者さんから何度がお礼のお手紙を頂いたことがあります。こうした手紙を頂いたり、患者さんの笑顔を見たりしたとき、「頑張ったかいがあった。本当に良かった」と思いますし、とてもやりがいを感じますね。

小児の患者さんも多いそうですね。親御さんにどんなアドバイスをされていますか?

最近は、お子さんのお口の中をきちんと管理されている親御さんが多くなり、以前のように口腔状態の悪い子はずいぶんと少なくなりましたね。お子さんが小さいうちは、虫歯ができるかどうかは親御さんの心がけが大きく影響します。ですので、まだ自分できれいに磨くことができない小学校低学年くらいまでは、歯磨き後のチェックや仕上げ磨きの重要性をお伝えしたり、虫歯が増えてきた子がいたら「最近、ジュースを飲むのが増えていませんか」と尋ね、歯に悪い影響のある食べ物や飲み物はできるだけ控えるようお話ししたり、一人ひとりのお子さんに合ったアドバイスをするように心がけています。

最後に、読者へのメッセージお願いします。

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お口の中の細菌が高血圧症や糖尿病などさまざまな病気を引き起こす可能性があることが知られてきています。ぜひとも、ご自身のお口の状態を清潔に保つよう心がけていただき、全身疾患への予防につなげていただきたいですね。また最近、密を避けているのと、診療のご要望が多いため、なかなかご希望のお時間帯に予約ができないこともあり、申し訳ないと感じています。急に痛くなってどうしてもという方は応急的な処置をしますが、予防に関しては余裕を持って少し早めにご予約の連絡をしてくださるとありがたいです。困ったことがあればお気軽にご相談ください。近所のお隣さんに世間話に行くようなイメージで来ていただけるとうれしく思います。

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