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渡邊 奈美子 院長の独自取材記事

岩屋歯科医院

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2019/08/28

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辻堂駅南口から徒歩5分、昔ながらの住宅街の一角に「岩屋歯科医院」はある。院長である渡邊奈美子先生が、1974年から続く父の歯科医院を継承する形で、2000年に開業した歯科医院だ。扉を開けると、清潔感のある明るい待合室があり、渡邊院長が柔和な笑顔で迎えてくれた。院内は当時の面影を残しつつも、診療台やトイレなどリニューアルされ、より通いやすい形へと進化している。父親の代から通っている患者も多く、高齢となり通院が難しくなってしまった場合には訪問診療にも対応しているという。「歯のことで困ったらなんでも話せる、近隣にお住まいの皆さんのかかりつけ医でありたいです」と話す渡邊院長。歯科医療に対する思いから子育て世代へのアドバイスまで、さまざまな話を聞いた。
(取材日2018年12月21日)

定期健診の重要性を伝え、予防にも注力する歯科医院

こちらに開業した理由をお聞かせください。

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ここは、もともと私の父が開業していた歯科医院です。実は、昔は家族で都内に住んでおり父もそちらで診療をしていたのですが、当時子どもだった私はその頃の東京の大気汚染に影響されてしまい、とても元気な子どもとは言えない状態でした。そこで私の体調と健全な成長を考え、この場所に転居したと聞いています。そして日本大学歯学部に進学し、卒業後は母校の口腔外科に勤務し経験を積みました。そのため一般診療に加え、口腔外科処置も院内で行うことが可能です。そして父が体調を崩してしまったことをきっかけに、2000年にこちらのクリニックを継承する形で開業しました。

診察室が開放的ですね。開業にあたってリニューアルされたのですか。

外からはわかりずらいかもしれませんが、診察スペースはかなり広々とした開放的な造りとなっているので、そのギャップに驚く患者さんもいらっしゃいます。開業時に壁紙と床を張り替えたり、2年ほど前にはトイレをバリアフリーにし、治療台も新しくしたりと徐々にリニューアルをしています。消毒滅菌の機器も新しいものを導入し、患者さんごとに一つ一つ器具を滅菌し交換しているんですよ。ただ、父の代から通っていただいている患者さんには昔の雰囲気を残して親しんでもらいたかったので、代替わりしたからと言っていきなり大きく変えることはしませんでした。診察室には、父が好きで飾っていた絵をそのまま残しています。「診察台で待っている間に見ているとリラックスできる」と、患者さんからもお声をいただいています。

どういった患者さんが多いのでしょう。

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一般歯科から小児歯科まで幅広い年代の方に対応していますが、長く続いている歯科医院なのでどちらかというとご年配の方が多いですね。ですから治療としては入れ歯を作ったり、調整したりということも頻繁に対処しています。ただ、やはり健康な自分の歯を一生使っていただけるのがベストだと思いますので、予防にも力を入れています。中高年の方に向けては特に歯周病予防を呼びかけており、ご自宅でもケアをしていただきたいことと、なるべく定期的にメンテナンスに来ていただきたいことをお伝えしています。そのために、こちらもはがきで定期健診のお知らせをするなどできる限り工夫しています。最近ははがきを出す前に定期的に来院してくださる方も増えてきていて、お話ししてきたことがご理解いただけているのかとありがたく思っています。

患者に安心を届けられるよう、信頼の治療を提供したい

先生が歯科医師になったのは、やはりお父さまの後を継ごうと思われたからですか。

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そうですね。子どもの頃、母に「将来は歯医者さんになってね」と言われた記憶があるので、ちょっとずつ洗脳されたのかもしれません(笑)。虫歯になったときにも、父に治してもらったりと歯科がいつも身近にありましたから、歯学部に進学したときには既に「いずれは後を継ごう」という気持ちがありました。口腔外科に勤務したのも、先輩から「口腔外科で外科的な処置を勉強すれば、開業したときに役に立つ」と聞いたことがきっかけです。実際に、他ではなかなか体験できない腫瘍摘出の手術や、口腔がんの患者さんの診察なども経験できて、多くの貴重な経験を積むことができました。口腔外科で学んだ経験を生かして、正確な診断や早期発見につなげたいと思っています。

診察の際には、どのようなことを心がけているのでしょうか。

患者さんが安心して治療を受けられるようにしたいと思っています。そのために、治療内容をきちんと説明することはもちろん、患者さんが疑問に思っていることを聞き、それに対してわかりやすくお答えできるようにしています。実は開業した当時は父からの患者さんを引き継ぐにあたって、かなりのプレッシャーがありました。患者さんからの信頼を得るのは難しいと悩んだものです。ただ、あの頃は今以上に「歯医者=怖い」というイメージが一般的でしたが、皆さん、父のことを本当に優しい先生だとおっしゃっていたんです。父が患者さんと親しく話しながら治療をしている姿を見ていましたので、私もその点を引き継ぎ、患者さんに安心を届けられるよう今後も努力を続けていきたいですね。現在、歯科医院が怖いと感じてしまっている歯科恐怖症の方も、一度ご相談にいらっしゃっていただければ力になれるのではないかと思っています。

心に残った患者さんとのエピソードはありますか。

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治療が終わった後に、患者さんからお礼の手紙をいただくことが何度かありました。例えば歯周病でがたがたになっていた歯を処置して入れ歯にした方がいたのですが、ものが不自由なく食べられるようになったことをとても喜んでいただいて。私もたいへんうれしかったことを覚えています。虫歯をきれいにしたことで、「笑えるようになった」と喜ばれた方もいました。そういったお手紙をいただいたり、患者さんの笑顔を見たりすると、「頑張ったかいがあった。本当に良かった」と思いますし、とてもやりがいを感じます。

世間話でもするつもりで、気軽に相談してほしい

子育て中の方に、歯科医師としてアドバイスをいただけますか。

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お子さんにあげるおやつは、だらだら食べると虫歯になりやすくなってしまうので、時間を決めるといいと思います。「おなかが空いたから食べたい」と言われてしまうと、ついついあげたくなってしまうと思うのですが、「おやつは3時から4時」と決めたら、毎日その時間を守るようにしましょう。そして、おじいちゃん、おばあちゃんにも伝えてあげてください。やはりお孫さんがかわいいので、お菓子を持ってきてあげたりしてしまうことが多いのです。ですから、「子どもたちのお口の中のことを考えて、きちんと決めた時間に食べさせるようにしてね」と、お願いしてみてください。そうして、家族みんなで協力することがお子さんの将来のお口の中を守ることにつながるのです。

ところで、休日はどのようにお過ごしですか。

独身時代は自分の好きなゴルフの練習に行ったりしていましたが、結婚した今は、普段できない掃除など家事に追われてしまっていますね(笑)。休診日である木曜日は午後に歯科医師会が取り組む障がい者歯科診療があるので、午前中に家のことをしています。ですから休日はちょっと散歩に出たり、家でテレビを観たりするくらいです。あとは時間が取れれば、夫婦で旅行をしてリフレッシュしています。近場だと伊豆とか箱根など。2年前には、実に20年ぶりにハワイに行きました。長い休みが取れたら、今度はヨーロッパあたりに行きたいですね。

では最後に、近隣の皆さんや読者へのメッセージお願いします。

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お口の中に自信がなくて歯医者に行けないという方は多いですが、そういう方こそ困ったことがあればお気軽にご相談ください。特に10代、20代の方には若いうちから予防に対する意識をしっかり持って、将来に備えていただきたいですね。審美に関するお悩みをお持ちの方もぜひお声がけください。今後は笑気麻酔なども導入して、歯科に不安感を持っている方々も積極的に診ていきたいと思っています。私も子どもの頃は虫歯がありましたし、近所のお隣さんに相談に行くような、世間話でもするようなイメージで来ていただけるとうれしいです。

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