八木歯科医院

八木歯科医院

八木英一 院長

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JR東海道本線茅ヶ崎駅北口を出てエメロード商店街を歩くこと約5分。白いビルの2階に位置する「八木歯科医院」は、1934年開業という歴史あるクリニックだ。現在は3代目の八木英一先生が院長を務める。院内は海をイメージさせるスカイブルーと白で統一され、車いすやベビーカーでも入りやすいように、ゆったりとした作りになっている。診療では、虫歯や歯周病などの一般歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科治療の他、訪問診療にも積極的に取り組む。「病状にあわせた治療法を提案・説明し、患者さんの理解と同意を得てから治療を行っていきます。」と“インフォームドコンセント”の大切さを語る八木先生。終始穏やかで落ち着いた語り口の中には、患者に対する優しさや地域医療への思いがあふれていた。
(取材日2014年12月18日)

開業から80年、「親切さ」を大切にした患者本位の医療を提供

―1934年のご開業だそうですね?

はい。私の祖父が茅ヶ崎市十間坂に開設したのが当院の始まりです。祖父の逝去により父がクリニックを継承し、30年ほど前に現在の場所に移転してきました。私は1999年に日本歯科大学の大学院を修了し、伊勢原市と相模原市の歯科クリニックに勤務していましたが、2004年から当院で診療を始め、2012年に院長に就任しました。父から「歯科医師になれ」「跡を継いでくれ」と言われたことはないのですが、長男ということもあって子どもの頃から、自分も歯科医師になって跡を継ぐのだろうなという気持ちでした。もしかしたら気づかないうちに少しずつ洗脳されていたのかもしれませんが(笑)、歯科医師以外の道は考えなかったですね。子どもの頃はよくクリニックに遊びに行っていましたし、夜中に「痛いから診てほしい」と自宅に電話が入って、着替えて診療室へ出かけていく父の姿を見ていましたから、歯科医師は人のためになる仕事なんだと感じて、憧れていました。

―実際に歯科医師になって、子どもの頃に抱いていたイメージとのギャップはありますか?

患者さんから感謝していただけるところは、今も昔も同じではないでしょうか。特にこの地域の患者さんは、本当に良い方ばかりでありがたいですね。患者さんが私を信頼してくださっていると感じるので、私も自然と「患者さんのためにベストを尽くそう」という気持ちになります。今後も患者さんとの信頼関係を大切にしていきたいと思っています。

―先生の代になって新たに取り入れたことはありますか?

昔の歯医者さんは「治療は痛くて当たり前」といったこともあったかもしれませんが、今では治療のやり方も随分変わってきています。当院では「痛みの少ない治療」、「なるべく削らない治療」を心がけています。具体的には、例えば麻酔の際にはまず最初に塗り薬の麻酔を塗って歯肉をしびれさせたあとで、新鋭の歯科用電動麻酔注入器を使って一定の力でゆっくりと麻酔液を注入するといった工夫で、痛みを軽減することができます。父から患者さんを引き継いだ当初は「若先生、大丈夫なの?」という感じの方も多かったのですが、痛みの少ない、丁寧な治療をすることで「若先生も大丈夫だ」と思っていただけるようになってきたのではと感じています。

―先生の診療方針をお聞かせください。

当院の一番の特長だと言えるのは「親切さ」だと思っています。いきなり「歯を抜きます」ではなく、まずは病状をご説明して、「こういう状態なので抜いたほうが良いと思いますが、どうしますか」と治療法を提案し、患者さんの理解と同意を得られてから治療する。”インフォームドコンセント”が大切だと思います。また、例えばホワイトニングなどの審美治療を希望される場合は、「とりあえず話だけ聞いてみたい」とご相談だけで来院される方もおられます。予防のために大切な定期的なクリーニングに継続的にいらっしゃっていただけるよう、患者さんと末永くお付き合いできるような関係を築いていきたいと思っていますので、患者さんに寄り添う診療を心がけています。

記事更新日:2016/01/24


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