全国のドクター13,813人の想いを取材
クリニック・病院 156,745件の情報を掲載(2025年6月13日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 茅ヶ崎市
  4. 茅ケ崎駅
  5. 宮歯科医院
  6. 宮 恒男 先生

宮 恒男 先生の独自取材記事

宮歯科医院

(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)

最終更新日:2025/04/15

宮恒男先生 宮歯科医院 main

茅ヶ崎市東海岸南の鉄砲道沿いにある「宮歯科医院」は、1972年に開業した歴史の長い歯科クリニックだ。診察室の大きな窓からは明るい日差しが差し込み、広い庭の緑を楽しむことができる。長年地域の患者から信頼を集めているのは、口腔外科を専門とする宮悌伍先生と宮恒男先生が、先進の医療機器を導入しながら診察と治療の質をブラッシュアップさせてきたからだ。虫歯や歯周病、顎関節症の治療、親知らずの抜歯などに対応しながら、全身疾患との関係を念頭に置き医科とも積極的に連携を取っている。スポーツ医学にも精通し、マッサージを取り入れた独自の方法にも取り組んでいる。穏やかな笑顔の宮先生にクリニックの特徴や今後のビジョンを聞いた。

(取材日2025年2月27日)

口腔内の可視化に力を入れ、適切な診断と治療を行う

歴史の長いクリニックですが、診察室には先進の医療機器がそろっている印象です。

宮恒男先生 宮歯科医院1

当院は1972年に私の父が開業したので、内装やインテリアに関しては年季を感じる部分が多いと思いますが(笑)。診療室の大きな窓から庭の木々を望めるような構造など、父がつくり上げた心和む空間はとても気に入っています。歴史を守ってきた一方で、医療は日進月歩で発展を続けているので、診察や治療が時代遅れにならないよう、自分の知識をアップデートすることも心がけています。歯科用CTやマイクロスコープを導入するなど、精密な検査や診断を行うための設備投資も積極的に行ってきました。また、治療に入る前に患者さんの歯垢を取り、その場で口腔内の細菌のチェックを行うため、位相差顕微鏡やモニターをそろえていることも当院の特徴です。

口腔内を細部まで可視化することに力を入れているわけですね。

ちゃんと見えていないまま治療するとトラブルが再発する可能性が高まってしまうので、当たり前ですが“見る”ことへのこだわりは強いです。口腔内の可視化に力を入れると診断と治療の質が上がるだけではなく、患者さんに治療方針を説明する際にも、口腔内の状況をお見せできるので理解が得られやすいです。口の中にはさまざまな細菌が存在していますが、その中でも歯周病に関連した細菌を当院では調べます。動いている細菌をお見せすると皆さん驚かれると思いますが、その分、歯周病治療や予防に意欲を燃やしてくださるきっかけになればと考えています。

近年はどんな患者さんが多いですか?

宮恒男先生 宮歯科医院2

当院は大通りに面しており、バスの停留所が近く、駐車場も完備しているため、茅ヶ崎市内の多方面にお住まいの患者さんに通っていただいています。開業当初から通ってくださっているご高齢の患者さんがお子さんやお孫さんを紹介してくださることも多く、地域の方々と長く信頼関係を築いてこられたことをうれしく思っています。また、近年はリモートワークが定着したことで東京都内や横浜市から茅ヶ崎に移り住んでこられる方が増え、3、40代の方も増えている印象です。一般的な歯科医院と同じく虫歯や歯周病の治療に訪れる患者さんが多いですが、予防意識が高まって定期的に歯垢の除去やPMTCを希望されて来られる方もとても多いです。

総合病院での経験を生かした、視野の広いアプローチ

先生は総合病院の口腔外科で研鑽を積んでこられたそうですね。

宮恒男先生 宮歯科医院3

大学卒業後は総合病院での口腔がん患者の治療、ケアをメインに研究、診療に励んできました。勤務先が地域の拠点病院だったということもあり、数多くの患者さんを開業医の先生方から紹介していただき、多忙ではありましたがいい経験をさせていただきました。病院では他科の患者さんの口腔内を診ることが多かったため、現在でも全身疾患との関係を常に念頭に置いて診療を行っています。虫歯はもちろんのこと、親知らずの抜歯や顎関節症の治療、口腔がん検診なども幅広く診られることが私の強みだと思っています。他科の疾患や症状をお持ちの方に、歯科医師だからこそ可能なアプローチもあると考えています。

他科の疾患が疑われるのは、どんなケースが多いですか?

例えば糖尿病と歯周病は深い関わりがあることは以前から研究でわかっており、当院でも歯周病の治療が糖尿病の症状の改善につながると考えています。糖尿病内科の先生と協働して、糖尿病の患者さんに積極的に歯周病治療を中心とした治療も行っています。また、口腔内を拝見し、歯並びや口蓋の高さから副鼻腔の広さを推測したり、いびきや眠気に対する問診を取ったりすることで、睡眠時無呼吸症候群の早期発見に努めています。さらに現在、日本人の死因第5位でもある肺炎は、ほとんどが誤嚥によるもの。発症には口腔内細菌、特に歯周病菌の関与が挙げられているため、細菌を減らすための治療に加え、誤嚥しにくい食べ方や器のアドバイスなどもしています。

診療時に心がけていることを教えてください。

宮恒男先生 宮歯科医院4

患者さんには気軽に本音をお聞かせいただきたいと思っているので、できる限り笑顔を絶やさず、安心していただけるような雰囲気づくりに努めています。実際に診療室内で患者さんの笑い声を聞くこともよくありますし、常連の患者さんから他科の治療方針に関するお悩みを打ち明けられることも多いです。歯科医療のゴールは、セルフメンテナンスのみで良好な状態を維持できる、そんなお口の中の環境に仕上げていくこと。そのためには患者さんの意識改革が不可欠なので、予防に関しては口うるさく言わせていただくことも(笑)。事前の検査でご自身の口腔内の状況を把握していただいた上で、それぞれに合ったブラッシングの仕方を丁寧に、そして確実に修得していただくまで、時間をかけて根気良く指導しています。

大型病院や周辺の医院・歯科医院と連携

先生は健康的に日焼けされている印象ですが、休日は茅ヶ崎の海でサーフィンを楽しむことも?

宮恒男先生 宮歯科医院5

日焼けの原因はサーフィンではなくテニスです(笑)。休日は同世代の仲間と集まって気軽にラリーを楽しむことが最高のリフレッシュ法になっています。そして私自身が運動好きなこともあり、日々の診療ではスポーツ歯科の視点から患者さんの健康の維持増進やケガの予防をさせていただくこともあります。例えば、マウスピースをつけることで、食いしばりによる歯や顎、周囲の組織へのダメージを減らし、体のバランスとも関係している噛み合わせを整えることで高齢者の転倒防止につなげたいと考えています。

今後のクリニックの展望をお聞かせください。

スポーツ歯科の話につながりますが、今後も見識を深めていきたいのは「骨格や姿勢」と「歯のトラブル」の関係です。例えば頬づえをつくなど日常生活の癖が発端となり、歯列が変形して顎の痛みなどのトラブルに発展するケースがあります。そこで歯列矯正や虫歯の治療を行うだけでなく、根本の原因である姿勢の癖を改善するような施術を行っていくことが私の目標です。歯科口腔外科医の私は骨や筋肉の構造を熟知しており、歯や顎に働きかけることを目的とした筋肉のセルフマッサージ法をお伝えすることもできます。患者さんのご希望があれば私が施術をすることも可能です。また、2025年より痛みを軽減したり、副作用が起こりにくい歯周病治療も導入しています。これからも知識や医療機器をアップデートしながら患者さんのメリットを追求していきます。

近隣の皆さんや読者へのメッセージをお願いします。

宮恒男先生 宮歯科医院6

口腔内は、全身の一部であり、そこだけが孤立しているわけではありません。私はお口を中心に、患者さんの全身の健康を見ます。内科や外科、整形外科、循環器内科、皮膚科、眼科など他科のドクターとの情報交換も積極的に行っており、互いの患者さんを紹介することも多いです。当院で一番大切にしているのは、患者さんに楽しく健やかな人生を過ごしていただくことです。何も異常がないと思っている方でも、実は虫歯があったり、詰め物が取れていたりすることもあります。現時点で病気の兆候や痛みなどのトラブルを実感していない場合でも、トラブルを未然に防ぐために歯科クリニックに行っていただきたいと思っています。

クリニックのシンボルである桜の木が元気なのも、先生がこまやかにお手入れされているからですよね?

当院のソメイヨシノは植樹されてから60年近くたっています。老木の域に入るので、春に咲く花の量が減っています。ただ、私の父が宮歯科医院を開業した当初から診療を見守ってきてくれた存在なので、少なくとも私が引退するまでは残せるようにメンテナンスを続けていきたいですね。診療室の目の前にある庭には他にも多くの緑が植えられているので、森林浴感覚でお越しいただいても構いませんよ(笑)。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/インプラント埋入1本:27万5000円~
成人矯正/82万5000円~
小児矯正/初期治療:33万円~ 後期治療:44万円~
スポーツ用マウスピースの作製/1万6500円
※詳しくはホームページをご確認ください

Access