全国のドクター9,367人の想いを取材
クリニック・病院 160,592件の情報を掲載(2022年8月09日現在)

  1. TOP
  2. 新潟県
  3. 新潟市中央区
  4. 関屋駅
  5. キタムラ歯科
  6. 北村 雄樹 副院長

北村 雄樹 副院長の独自取材記事

キタムラ歯科

(新潟市中央区/関屋駅)

最終更新日:2021/10/12

115966 top

中央区鳥屋野2丁目。紫鳥線沿いに位置する「キタムラ歯科」。約40年にわたり地域歯科医療に貢献してきた同院は、昨年全面リニューアル。ユニバーサルデザインを採用し、屋根つきパーキングや車いす用昇降機つきの出入り口、点字つきインターホンなども設置。すべての人が通いやすく過ごしやすい歯科クリニックをめざしている。現在は北村永樹院長の息子である北村雄樹副院長が中心となり診療にあたっている。屋外看板のイラストや院内のキッズスペースにある大きな人型オブジェも北村副院長がモデルとなっており、その優しく明るい笑顔が来院者の心を和ませてくれるそうだ。オブジェそのままの温かい雰囲気で迎えてくれた北村副院長に、リニューアルの詳細や診療の特徴などを詳しく聞いた。

(取材日2021年9月1日)

誰もが通いやすいようユニバーサル設計で全面改装

開院されて約40年、地域に根差した歴史あるクリニックなのですね。

1

父である北村永樹院長が地域歯科医療に貢献したいと1983年に開院しました。現在は、実質的に息子である私が継承し、診療の中心を担っています。この地に開院した理由としては、日本歯科大学新潟病院と連携しやすいことが影響しています。また、私が継承するにあたって全面リニューアルをしたのですが、その際にバリアフリーであることはもちろん、ハンディキャップのある方だけに配慮するのではなく、すべての方が快適で使いやすいというコンセプトとして、ユニバーサルデザイン設計を採用しました。

診療の特徴について教えてください。

当院では一般歯科をはじめ、予防から審美歯科まで幅広い診療を扱っています。お口は消化器官であると同時に他者から見られるお顔の一部ですので、健康と暮らしのサポートをできるよう意識していますね。また、睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置の作製を得意としていることも特徴の一つですね。他には、日本歯科大学口腔外科の先生が親知らずの抜歯を担当しており、顎や舌の病気などもご相談いただけます。大学病院との太いパイプがあることは、患者さんも私も安心につながります。さらには、診療では痛みの少ない治療をめざし、表面麻酔で針の痛みをなるべく感じさせないよう工夫しつつ、拡大ルーペで虫歯を見逃さないよう心がけています。忙しい方がいつでもアクセスできる24時間対応のネット予約や、外国人の方向けに英語版ホームページも制作しました。

リニューアルの経緯と工夫された点をお聞かせください。

2

10年前に大学から戻った時、ご高齢の方が階段に苦労されたり、お子さん連れや妊婦の方などが通院するのが大変と聞き、誰もが無理なく通える場所にできたらと思いました。車いすの方などが安心して来院できるよう、屋根つきのパーキングと車いす用昇降機つきの出入り口を設置し、診察室までを段差なしで結ぶ動線としました。診療ユニットやトイレへもそのまま移動できます。目の不自由な方のための点字ブロックや点字つきインターホンも設けました。約40年診療してきた中で、ただ美しくするだけでなく設備自体が機能するものにしたいなと。介護施設では当たり前の機能を個人のクリニックで実現することは難しくありますが、幸い当院は十分なスペースがあったので実現することができました。設計士さんは院長の高校の同級生で、空や宇宙を表現した壁紙を効果的に使ったり、サロン風の女性用個室を設けるなど、斬新なアイデアも次々提案してくださいました。

睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置のエキスパート

睡眠時無呼吸症候群の治療に力を入れるようになったのはなぜですか?

3

日本歯科大学新潟病院睡眠歯科センターでは医科病院と歯科病院が連携して睡眠時無呼吸症候群の治療にあたっており、そこでの経験が今の私を作ってくれました。口腔内装置治療はさまざまな知識が必要で、それを使ってどのように病気の改善に役立てていくのか専門的に学んだほか、一般歯科医院では対応困難な難しい症例もたくさん経験しました。私の師匠は河野正己教授です。教授は優しいお人柄で、医学における臨床・研究にはとても厳しく、感覚、経験値だけでは駄目だという信念を持ってきちんと検査データを基に臨床に取り組んでおられました。私はその姿にとても尊敬し、憧れました。開業医として地域にこうした貢献ができないかと思い、虫歯や歯周病はもちろん、眠気やいびき、無呼吸の問題がある方もお気軽に相談していただけたらと思っています。

先生が日々の診療で大切にしていることは何ですか?

患者さんのお話をしっかり聴くことを心がけています。主訴については、「いつから」「きっかけは」「今の状態はどうか」など経緯を詳しく伺います。緊張や不安で思いをうまく言い出せないような患者さんも、リラックスして話せる環境づくりやアプローチに気を配っています。特に小さなお子さんは最初が肝心。大人になっても歯科嫌いという方は、昔のトラウマが原因ということが多いです。フッ素や歯磨きから嫌になってしまうと大変です。無理強いせず、まずはキッズスペースで遊ぶなど、少しずつ慣れてもらうことを大切にしています。また、日々の診療で感じるのは、患者さんとの積み重ねが歯科医師としての自分をスキルアップさせてくれます。これからもより多くの患者さんと真摯に向き合っていきたいです。

先生がやりがいや手応えを感じるのは、どんな時ですか?

4

口腔は消化器官の始まりです。口腔内が健康状態であることは、全身の健康の維持・増進、病気の予防につながることも明らかになっています。また噛み合わせを治療することは重心のバランスの要を調整することになります。歯周病の予防は全身に影響するようなさまざまなトラブルの解消につながり、虫歯を治療すれば歯の痛みの改善につながって、ごはんをおいしく食べられるようになることも期待できるでしょう。さまざまなお悩みや要望に応え、患者さんから「ありがとう」と感謝してもらえる。歯科医師としてこんなにうれしいことはありません。

定期検診は良いところを見つける機会と捉えてほしい

歯科医師をめざされたのは、やはりお父さまの影響が大きいのですか?

5

そうですね、自然とその道に進んだという感じですが、実は自分自身が小学校3年生の時に、学校で転んで前歯が取れてしまったということがありました。その際、養護の先生が牛乳瓶の中にその歯を入れてくれて、「すぐにそれを持ってお父さんのところに行きなさい」と。その後父に相談したところ、抜けてしまった歯をはめてしっかり再植処置をしてくれたんです。その時に、改めて父はすごいと思いました。今思うとその経験もとても大きかったですね。ちなみに、取れてしまった歯は水で洗ってしまうと再植に必要な歯根膜が駄目になってしまうんです。いじらずにできるだけそのままの状態を保っておくか、生理食塩水などに入れるのが正解。歯についている歯根膜、つまり歯を支えている骨と歯根との間にあるものが大事で、洗うとそれが駄目になってしまう。それを知っていた養護の先生もすごいなあと思いました。あの時の歯は、2人の先生のおかげで今でも現役です。

休日の過ごし方をお聞かせください。

新型コロナウイルス感染症が流行している関係で県外移動ができないので、動画配信セミナーが格段に増え、今まで遠方でなかなか行けなかった勉強会にも参加できるようになりました。またオンラインで友人たちと臨床報告会をするなど、以前より充実した部分もあります。でも、やはり無機質な媒体なので寂しさも感じますね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

6

老若男女はもちろん障害がある方などの患者さんが来院しやすいようユニバーサルデザインを採用したので、今後も多くの患者さんに利用していただき、地域の歯科医療に貢献していきたいです。また、得意とする睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置の作製は県内でも対応しているところはまだ少ないので、医科と連携しながら地域のお役に立てたらと思っています。また、不具合が出てきてからの来院ではなく、痛くなる前の受診をお勧めしたいですね。実際、歯石をきちんと取っていれば歯周病や虫歯などのトラブルは少ないと思います。悪いところを見つけるというより、「今は何もなかった」という良いところを見つけに行くイメージで定期検診に来ていただければと思います。ポジティブな気持ちになって、3ヵ月後にまた検診に行こうという行動につながれば、たとえ不具合が見つかっても治療期間は短くて済み、費用も時間も少なくすることができると思いますよ。

自由診療費用の目安

自由診療とは

メタルボンド/11万1000円~、ジルコニアクラウン/8万8000円~、ホームホワイトニング/片側:2万2000円~、両側:3万8000円~
※ホワイトニングジェル追加は別途料金

Access