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笹川 和史 院長の独自取材記事

せきや歯科クリニック

(新潟市中央区/関屋駅)

最終更新日:2022/05/20

笹川和史院長 せきや歯科クリニック main

関屋駅北口から徒歩4分に位置する「せきや歯科クリニック」は、歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科を標榜する歯科医院だ。温かい笑顔と穏やかな口調で優しく患者を迎えるのは、院長の笹川和史先生。新潟県出身で2005年に日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業後、東京都内の歯科医院などで一般歯科やインプラント治療などに従事してきた。2009年に知り合いの紹介で「せきや歯科クリニック」の前身となる「原田歯科医院」を継承。以来、先代の院長の思いを受け継ぎ、既存の患者から新しい患者まで幅広い年齢層の患者を診療してきた。今回は笹川先生に「原田歯科医院」を継承することになった経緯や診療の特徴、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2022年3月17日)

前身となる「原田歯科医院」の理念を継いで開業

こちらに開業することとなった経緯について教えてください。

笹川和史院長 せきや歯科クリニック1

開業のきっかけは、もともとこの地にあった「原田歯科医院」を私の知り合いの先生から紹介されたことです。「原田歯科医院」は当時30年以上歴史のある歯科医院だったのですが、院長の原田先生が病気にかかったことをきっかけに継承者を探しており、たまたま私に声がかかったんです。当時、私は東京都の歯科医院で勤務していましたが、「いずれは地元である新潟県に戻って開業したい」と考えていたので、まずは実際に見学させていただくことに。そこで原田先生の診療や患者さまに対する誠実な向き合い方に感銘を受け、「ぜひ継承したい」と思い開業を決意しました。2009年に開業したのですが、既存の患者さまも多かったことからいきなり名称を変更することはせず、これまで「原田歯科医院」の名称で診療をしてきました。最近になりようやく認知が広がってきたということで、2022年より「せきや歯科クリニック」と名称を変更し診療することにしました。

どのような患者さんがいらっしゃいますか。

この地域は高齢の方が多くお住まいなので、60代以上の方が最も多くいらっしゃいますね。原田先生が診療していた時代から長年通ってくださる患者さまも多く、カルテがかなり分厚くなっている方もいます。最初にこの地で診療を始めたときは、患者さまの予防意識の高さに驚きました。やはり原田先生の口全体を診る、患者さまの生活の質を高めるような診療が功を奏していると感じましたね。また私が診療するようになってからは、キッズスペースを新たに増設したり、私自身が子どもに優しい診療を心がけたりしているためか、お子さんの受診も増えてきています。もともと子どもが好きで、怖くない歯科治療をめざしてきたのでとてもうれしいです。

機材が充実しているように感じますが、ご継承後はどのようなものを導入しましたか?

笹川和史院長 せきや歯科クリニック2

もともと、医療機器についてはできる限り良いものを使用したいという思いがあり、インプラント治療などで必要となる歯科用CTのほか、口腔内を細かく観察できるマイクロスコープ、補綴物のスムーズな作製に役立つ歯科用コンピューター支援設計・製造ユニットなどを導入し、より良い治療をめざしています。そのほか衛生面にも配慮しており、コロナ禍以前から診療で使うユニットに流れる水の雑菌繁殖を防ぐために歯科ユニット用の除菌装置を取り入れていることが特徴です。あとは、患者さまに少しでもリラックスしていただこうという思いで、待合室に大きな水槽を設置しました。自分自身で管理しているため、手間もかかりますが、患者さまの反響も高く、導入して良かったと思っています。

できる限り歯を残す治療をめざして

こちらのクリニックの診療内容について教えてください。

笹川和史院長 せきや歯科クリニック3

当院では何でも相談できる歯科医院をめざして、一般歯科はもちろん小児歯科や口腔外科などにも力を入れています。また月1回は歯科矯正の先生に診療を行っていただいているほか、週1回、大学病院からインプラント治療専門の先生に来てもらっています。私が注力している診療は、歯科用コンピューター支援設計・製造ユニットを用いた治療などでしょうか。この技術はインプラント治療にも応用でき、精度の高いかぶせ物をより速やかに製作することが可能です。またペンタイプのカメラで口腔内を撮影するだけで型が採れるため、粘土のような型採り材を使用しなくて済み、普段の型採りが苦手な方や、嘔吐反射がある方でも、とてもスムーズに安心して治療を受けていただけます。今までは技工士さんに依頼して、製作期間が数日必要でしたが、症例によっては即日で設計、製作、セットまで行えるため、患者さまにとっても、とてもメリットのある治療と言えると思います。

診療のモットーはなんですか。

特に大切にしていることは、患者さまの歯をできるだけ残す治療を提案することです。もちろん、残すことが難しい場合にはインプラント治療などを提案することもあるのですが、可能な限り自身の歯を残せる治療を提案しています。例えば、不幸にも抜歯が必要になった場合、抜歯した部位に親知らずを移植する外科的処置を行うこともあります。またカウンセリングにおいては、さまざまな治療法の中からその患者さまから得た情報をもとに、その人にとって最も良いと思うものをいくつか提案させてもらい、しっかり話し合った上で治療のゴールを決めていくように心がけています。

とても患者さん思いな診療スタンスですね。そんな先生が診療時に意識していることがあるとか?

笹川和史院長 せきや歯科クリニック4

ありがとうございます。東京都で勤務していた歯科医院の院長の影響もあり、治療にあたって「自分や家族なら、どんな治療をしてもらいたいか」を常に意識して診療しています。その上でカウンセリングは欠かせません。やはり、問診票だけではわからない生活背景等があるため、患者さまとの会話の中で、お悩みや希望をじっくり伺うようにしています。また、当院の前身となる「原田歯科医院」の原田先生の思いを受け継いで、口全体を診る診療や患者さまの生活の質が上がるような診療を意識していますね。あとは私自身、不安や痛みを極力取り除きたいと思っているので、治療中患者さまの動きや表情などをうかがい、痛みや、苦痛を極力与えないよう診療に配慮しています。

明るい雰囲気で患者を迎え入れる

スタッフ構成や雰囲気について教えてください。

笹川和史院長 せきや歯科クリニック5

当院には、2人の歯科衛生士が常勤として在籍しているほか、パートでも歯科衛生士や受付の方がおり、にぎやかで明るい雰囲気です。スタッフが患者さまと楽しく話している笑い声がよく聞こえてきますね。開業当初から勤務してくれているスタッフもいるので、安心して任せることができます。私から教育していることは、患者さまのお口の健康を維持するために、定期検診を担当制にすることで、状態の変化をいち早く察知し、早期発見、早期治療に努めること、診療中には声かけを大切にし、痛みや不安を取り除くよう配慮すること、などでしょうか。また当院は高齢の患者さまが多いため、必要に応じて肩を貸したり、車いすでお出迎えしたりして、安全に治療を受けていただけるように配慮をしています。スタッフ一人ひとりが、率先して動いてくれるので、とても頼もしく思っています。

先生が歯科医師を志したきっかけを教えてください。

もともと父が歯科医師で、子どもの頃から診療室によく遊びに行っていました。そこで父の診療している姿や、治療の終わった患者さまが笑って帰っていく様子を見て、いつか父のようになりたいと子どもながらに思っていました。父の患者さまに対する熱心な姿勢も、私の歯科医師としての診療スタイルに影響を及ぼしているかもしれません。実際歯科医師になってみると、患者さまに感謝されることも多く、それが私のモチベーションになっています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

笹川和史院長 せきや歯科クリニック6

当院ではこれからも新しい知識や技術を取り入れつつ、医療の質を高めながら患者さまの治療に従事していきたいと思っています。歯科医院は「行くのが怖いな」「嫌だな」と思う方が多いと思いますが、安心してお越しいただけるよう、これからも患者さまの気持ちに寄り添った診療や明るい雰囲気を大切にしていきたいですね。歯科医院に行くのが不安な方、他院で治療がうまくいかなかった方も、まずはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(1本)/36万6000円〜、成人矯正/61万6000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/72万6000円~

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