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屋形 秀樹 院長の独自取材記事

やかた歯科医院

(新潟市西区/小針駅)

最終更新日:2021/10/12

屋形秀樹院長 やかた歯科医院 main

小針駅から自動車で約5分。静かな住宅街の一角に「やかた歯科医院」がある。清潔感のある白い壁と、待合室のソファのグリーン、診療台のイエローがやわらかなコントラストを織り成す院内は明るく、ゆったりとリラックスできる空間をつくり出している。1986年に同院を開業した屋形秀樹院長は、新潟大学第一口腔外科の医局長まで務めた経歴を持ち、一般歯科、小児歯科から歯科口腔外科、予防歯科、矯正、ホワイトニングなど幅広い分野の歯科診療を行っている。「できるだけ患者さんの希望に沿えるような治療を心がけています」と優しい笑顔を見せる屋形院長に、歯科医師をめざしたきっかけから診療の内容、今後の展望など、いろいろと話を聞いた。

(取材日2021年4月22日)

歯科口腔外科を得意とし幅広い分野の診療を行う

まずは、歯科医師をめざした理由から開業までの経緯をお聞かせください。

屋形秀樹院長 やかた歯科医院1

両親が医療関係の仕事をしていたので、自分もそれ以外の進路はあまり考えませんでした。神奈川歯科大学を卒業して地元に戻り、新潟大学の第一口腔外科に勤務しました。最初は2〜3年間勤めたら開業しようと考えていましたが、患者さんと実際に接していろいろな治療を経験することで、歯科医療の大切さや面白さに改めて惹かれ、診療に没頭しているうちに12年間が過ぎていました。大学では口腔がんなどの難しい手術なども含め、最初の頃は自分にできるのだろうかと思っていたことが実際にできるようになったり、また治療を終えた患者さんの喜ぶ姿にふれたりするうちに、自然とやりがいや充実感を感じるようになっていました。そういった大学での経験は、開業後の診療にも生かされています。

この場所での開業に至ったきっかけなどはありますか?

やはり自分の思うような治療がしたいということと、生まれ育った地域の歯科医療に貢献したいという気持ちもありました。開業した当時、このエリアには他に歯科医院が見当たりませんでした。全国的にもその当時は現在のように歯科医院が多くなかったんです。それもあって、この場所を選びました。今振り返って感じるのは、もともと人と話すのは嫌いではありませんでしたが、どちらかというと口下手なタイプだったので、どのように説明すれば患者さんにとってわかりやすいか、常に気をつけながら話すように心がけていました。そういった心がけもあり、開業当初から通われている患者さんが多くいることはとてもうれしく感じます。また、患者さんとのコミュニケーションを通して、自分も成長できたのかなと思いますね。

歯科医院としての特徴を教えてください。

屋形秀樹院長 やかた歯科医院2

一般歯科から小児歯科、矯正、ホワイトニングなど、幅広く診療していることと、やはり歯科口腔外科の治療を得意としていることが特徴です。近くの病院や患者さんからの依頼を受けて、通院が困難な方への訪問診療も行っています。インプラント治療では、新潟大学に勤務していた頃に身につけた知識と技術が役立ってくれました。矯正は新潟大学で教授をしている先生に治療を手伝ってもらっています。自分は一般歯科、小児歯科、歯科口腔外科の治療を主に行い、矯正などは専門の先生にお願いする。そういった体制をつくることは、開業当時から考えていました。歯科口腔外科は抜歯を得意とする科でもありますが、できるだけ抜かずに残せるような治療を心がけています。

「怖い・痛い」という印象を与えないことが大事

歯科口腔外科では具体的にどのような治療をするのですか?

屋形秀樹院長 やかた歯科医院3

一般的にまだあまりなじみがないかもしれませんが、歯科口腔外科は抜歯に代表される外科処置を含めた、口腔や顎の疾病全般を扱う診療科です。例えば難しい親知らずの抜歯や、どこかにぶつけたりして抜けてしまった歯の修復、顎の骨折や顎関節症、がんを含めた腫瘍の手術、粘膜や神経性の口腔内疾患など、さまざまな治療を行います。歯科は医科ほど細かく診療科が分かれていませんが、昔に比べると歯科口腔外科に対する認知度も高まっていて、歯科口腔外科の治療に対応していることをあらかじめ調べて来てくれる患者さんも増えてきました。

実際にはどのような患者さんが多いですか?

やはり多いのは歯が痛いとか、歯肉が腫れてしまった、食物がよく噛めないといった症状ですね。その点では一般的な歯科医院とそれほど変わりはないんじゃないかと思います。開業してから35年になりますが、その間に高齢化がだいぶ進んだこともあり、開業当初に比べると高齢の方が多くなった印象はありますね。年齢でいうと、60〜70代の方が多いようです。中には開業当初からずっと通われている患者さんもいらっしゃいます。僕は保育園の嘱託歯科医師もしているので、その関連で小さいお子さんが来られることも多いですね。お子さんの場合はやはり怖がらせないように、痛くしないようにと気を配って診療しています。できるだけ優しく接して「怖い・痛い」という印象を与えないことが大事ですね。

治療に使用する機器を選ぶ上でこだわっているところなどはありますか?

屋形秀樹院長 やかた歯科医院4

診療ユニットで使用している機器は、音が静かなものを選びました。音が小さいほうが、患者さんの恐怖心を軽減できるんです。痛みだけでなく治療の音に恐怖を感じる方も多いので、そういった要素は極力排除したいと思っています。歯科用レーザーは、痛みや出血が少なく傷の治りも早くなりやすい炭酸ガスレーザーをというものを使用していますよ。

患者が喜んでくれることが一番うれしい

印象に残っている患者さんのエピソードはありますか?

屋形秀樹院長 やかた歯科医院5

印象に残っている出来事はいくつかありますね。その一つは、大学の後輩の先生からの紹介で義歯にした患者さんがいらっしゃいました。その方は舌がんの手術をしていて、義歯を作るのが難しい口腔の状態でしたが、頑張って作って差し上げることができました。患者さんのご希望に応えることができたうれしいエピソードで、義歯製作にも改めて自信を感じることができました。高齢化の進行に伴って義歯にする方も多くなっているので、義歯関連の治療においても患者さんのご希望に応えられたらと思っていますね。

話は変わりますが、休日の趣味や健康のためにしていることなどはありますか?

大学の時はサッカー部だったんですが、医局にいる時にテニスのうまい先輩がいたことから、自分もテニスを始めました。開業してからテニススクールに通うようになり、現在も続けています。それが週に一度の楽しみです。もともと体を動かすのが好きだったのでしょうね。テレビなどで試合を観ることもありますが、実際に対戦するほうが好きですね。医局の先輩や後輩からは、テニスのほかにもいろいろなことを教えていただきました。診療の知識や技術的なことだけでなく、人間的な面でも学ぶところは多かったですね。例えば、患者さんとの接し方なども、大学で教えてもらったことの一つです。現在も医局時代の人間関係は続いていますし、そういった絆も自分が診療を続けていくための原動力になっていると思います。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

屋形秀樹院長 やかた歯科医院6

患者さんが希望していることや求めていることを、できる限り実現できるクリニックでありたいですね。患者さんが何を希望しているかを常に考えて診療するように心がけています。患者さんが喜んでくれることが、自分にとって一番の喜びです。地域のかかりつけ歯科医として、お子さんからご高齢の方から、体の不自由な方などに対しても適切な診療ができるように努め、学校歯科健診や訪問診療にも力を入れています。これからも皆さんのお口の健康のため日々努力していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/10万円~、ホワイトニング/9000円~、歯列矯正/20万円~

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