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関川 奈都貴 副院長の独自取材記事

佐野歯科医院

(新潟市秋葉区/さつき野駅)

最終更新日:2021/10/12

関川奈都貴副院長 佐野歯科医院 main

新潟市秋葉区にある「佐野歯科医院」は、1983年に開業。地域に親しまれる同院は、温かみを感じさせるアットホームな雰囲気が特徴的だ。家族や友人同士で通う患者も多く、そのほとんどがクチコミで訪れるという。矯正歯科を専門とする関川奈都貴(なつき)先生は、幼い頃から憧れていた両親の背中を追って同じ歯科医師の道へ。同院では副院長を務め、母である佐野澄子院長と親子二人三脚で診療にあたっている。関川先生が診療で心がけているのは、患者に寄り添い、一人ひとり丁寧に時間をかけて問題解決へ導くこと。その手段を少しでも増やすために、今もなお学び続ける姿勢を忘れない。人との関わりを何より大切にする関川先生。尊敬する両親の話をする際には、この日一番の優しい笑顔を見せてくれた。

(取材日2021年7月30日)

患者と向き合う時間を大切にする地域密着型の歯科医院

初めに、先生が歯科医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

関川奈都貴副院長 佐野歯科医院1

私が幼い頃、ともに歯科医師として働いていた両親の姿に憧れを抱いていました。患者さんが抱える痛みや困っていることを解決に導けるという点も良かったですし、単純に2人がかっこよく見えましたね。当時は本当に夜遅くまで働いていたので子どもながらに少し寂しさもありましたが、それでも、親が頑張って働いているのがわかると感動しますよね。子どもの頃は深く考えませんでしたが、大人になるにつれて、患者さんからすごく頼りにされていたんだなと実感するようになりました。それに、両親がお互いをとても尊敬し合っていたので、そういう面も含めてすてきだなと思って歯科医師を志すようになりました。

現在は尊敬するお母さまと一緒にクリニックを運営されているのだとか。

はい。昔から通ってくださるファンの患者さんをはじめ、全体的な歯科診療に関しては院長が診ています。私が担当するのは、新規の患者さんや歯並びが気になる小さなお子さん、矯正治療を希望されている患者さんです。ただ、私は矯正歯科以外の臨床の経験値が院長に比べると少ないので、時には院長に教えを請いながら対応することもあります。院長を見ていると、これが「患者さんのことを考える」ということなのだと感じますし、私なんて全然まだまだだなと。毎日のように学ぶことがあって、院長から細かいところまで指導してもらえるので、とても恵まれた環境です。

患者に寄り添った診療スタンスとのことですが、診療する上で大切にしていることを教えてください。

関川奈都貴副院長 佐野歯科医院2

歯科に対して恐怖心がある方でも気負わずに入れるような、やわらかい空気づくりを心がけています。親子で通ってくださる患者さんもいらして、地域に密着したところが魅力だと思います。診療時には患者さんに安心してもらえるように詳しく説明するなど、患者さんと向き合う時間に重きを置いています。患者さんが嫌がるようなことはあまり提案したくないですし、できるだけ寄り添うようなかたちで問題解決にあたれたらと考えています。実は私がこうした想いに至ったことも、院長の影響が大きくて。院長が患者さんに接する姿を見て、「自分がかかるんだったらこういう歯科医院がいいな」と思ったからなんです。

ホームページづくりにも患者さんへの思いが反映されているそうですね。

クリニックの温かい雰囲気や、「心配しないで来てくださいね」というメッセージが少しでも伝わればいいなと思っています。わかりやすい料金表示を意識したつくりになっています。自費診療の料金目安を記載することで、もし費用の面で心配なことがあれば、ご参考になればと。また、私が書いているブログの中では歯の健康に関する情報を提供したり、過去の症例などの紹介もしています。こちらも読んでいただくことで、少しでも皆さんの健康につなげることができればうれしいです。

治療の成果を患者と一緒に喜べるのが矯正歯科の醍醐味

先生は、どうして矯正歯科を専門に選ばれたのでしょうか。

関川奈都貴副院長 佐野歯科医院3

最初は院長のようになろうと思って勉強していましたが、それまで当院では矯正を行っていなかったんです。そこで、その足りない部分のサポートになればと考えるようになりました。すると途中から矯正の分野が面白くなって、はまってしまったんですよ。矯正歯科は、すぐに目に見えて治療の成果がわかりやすいんです。例えば奥歯の虫歯治療だと、患者さん本人が治療箇所に気づきにくいこともあるのですが。矯正治療では毎月少しずつ歯が動きますし、治療を終えるとその成果がはっきりわかります。歯を動かす時にどうしても多少の痛みは伴いますが、患者さんも改善していく過程を実感しやすいと喜んでくれるものなんですよね。そこが矯正の面白さであり、やりがいを感じる部分です。

具体的にどのような矯正を受けられるか教えてください。

当院では、小児のうちから始める予防的観点から行う矯正にも対応しています。対応できる症例はある程度限られますが、乳歯から永久歯に生え替わる時になるべくスムーズにいくように顎を広げることを図るなど、機能的な面からアプローチをします。大人の矯正では表側からのワイヤーのほか、裏側につけるワイヤーやマウスピース型装置を用いる方法も用意しています。やはり患者さんにとって選択肢は多いほうがいいかと思いますので。また、矯正は総額で見ると費用が高額になりますから、お支払いのことで心配される方もいらっしゃるかと思います。その不安を少しでも解決できたらと思い、当院では窓口での分割やクレジットカードでの支払いにも対応しています。その点は、患者さんからも良かったというお声をいただいております。

スタッフさんや院内の雰囲気はいかがですか?

関川奈都貴副院長 佐野歯科医院4

勤務しているスタッフの中には当院の患者さんだった方もいますし、今いるメンバーは全員が矯正経験者だと聞いています。そのため、患者さんに対する歯磨き方法の指導や矯正装置の説明など、きめ細かく対応してくれるのでありがたいですね。スタッフとはホワイトニングやカリエスリスクのチェック、接遇マナーの講習会に一緒に行ったこともありますし、ほかにも希望する勉強会があればできるだけ参加してもらっています。院内では、実際に診ている患者さんの症例を共有したり、問題点があれば今後どういうふうに治療を進めていくかなど、普段から院長含めみんなで話し合うようにしています。

より良い診療を追求し、尊敬する両親のような医療人へ

設備面でのこだわりなどはありますか?

関川奈都貴副院長 佐野歯科医院5

いいものを積極的に取り入れることでしょうか。器具一つにしても実際に使ってみないとわからないことがあるので。時には業者さんに意見を伝えることもあります。使いやすい道具で治療にあたれれば、その分チェアタイムと呼ばれる診療時間も短くしやすいのです。患者さんも早く終わったほうが楽だと思います。いいものを取り入れることで、最終的には患者さんのための診療になるんですよね。ハード面で費用を抑えることを考えるよりは、診療により良いかたちで反映できるようなものをどんどん試していきたいですね。

お忙しいかと思いますが、プライベートではどのように過ごされているのでしょう?

休日は外へ出るのが好きな主人と、買い物や地元サッカーチームの試合観戦をしています。バイクの免許を持っているので、バイクに乗るのも楽しみです。私自身は基本的にインドア派なので、ゲームや読書をして過ごすのも好きですし、たぶん家から出なくても生きていけるんですが(笑)。バランス良く過ごすことが、きっといいリフレッシュになっているんでしょうね。それと、最近始めたばかりですが、健康のためにエアロバイクを30分程度こぐようにしています。

先生がめざす歯科医師像や読者へのメッセージをお聞かせください。

関川奈都貴副院長 佐野歯科医院6

私の目標は、まさに両親のような歯科医師です。技術面はもちろん、「医療人としての在り方」がとても尊敬できるんです。今も勉強の日々でゴールは遠いですが、少しずつ理想の姿に近づけているんじゃないかな? それから、患者さんが気負いなく頼れるような身近な歯医者さんになっていきたいですね。やはりまだ歯科治療を怖いと感じていらっしゃる方が多いので、その恐怖を少しでもなくしていけたらいいなと思います。特に小児矯正においては治療の開始時期が非常に大事なので、タイミングを逃さないためにも定期検診は欠かさないこと。大人の場合も、年齢を重ねるとともにお口の状態が変わっていきます。皆さんには、そういった口の中の変化をはじめ、何でも相談できるような長く通える歯医者さんを見つけてほしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/27万2000円~、表側矯正/48万円~、裏側矯正/74万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/74万円~、インプラント治療/33万円~

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