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山添 清文 院長、山添 佳奈子 副院長の独自取材記事

山添歯科医院 山添矯正歯科

(新潟市西蒲区/巻駅)

最終更新日:2023/08/31

山添清文院長、山添佳奈子副院長 山添歯科医院 山添矯正歯科 main

JR越後線・巻駅から徒歩約13分。新潟市西蒲区巻地区に位置する「山添歯科医院 山添矯正歯科」は、1961年に初代院長が開業し、診療を続けてきた歴史ある歯科医院である。2017年、山添清文先生が初代院長の父親の後を継ぎ、2代目院長に就任。現在は山添清文院長が一般歯科、山添佳奈子副院長が矯正歯科を担当し、小さな子どもから高齢者まで幅広い年代の患者を診療している。「人生100年時代を見据えた歯科医療」を志し、患者のライフステージに寄り添った治療を実践する清文院長と佳奈子副院長に、同院の特徴や診療への思いを聞いた。

(取材日2023年4月11日)

地域に根差した歴史ある歯科医院

とても歴史のある歯科医院とお聞きしました。

山添清文院長、山添佳奈子副院長 山添歯科医院 山添矯正歯科1

【清文院長】当院は1961年、私の父が開業し、60年以上にわたり診療を続けてきました。私が大学病院から戻ってきたのは2002年で、そこから父と一緒に診療を行ってきて、2017年、正式に院長職を継承。「山添歯科医院 山添矯正歯科」として新しい一歩を踏み出しました。その翌年から、佳奈子副院長が診療に加わることになり、以来、2人で力を合わせて診療に励んでいます。古くからこの地域にあるので、親子3代、4代にわたって通ってこられる患者さんもたくさんいらっしゃいます。そんなふうに地域の皆さんに信頼していただけて、とてもありがたく思いますね。これからも半径500メートルくらいの患者さんを中心に、地域密着の歯科医院として貢献していきたいと考えています。

初代院長から受け継いでいることは何かありますか。

【清文院長】父は虫歯や歯周病などの治療と同時に、予防歯科に力を入れていました。また、治療では「長持ちする歯」を第一に考え、丁寧な治療を行っていました。そのように、メンテナンスに力を入れつつ、歯をできる限り長持ちさせるための治療を行うという考え方にはとても共感していますし、今でも大切に守っている診療方針です。また、子どもの頃から父の働く姿を間近に見てきましたが、父はいつも忙しく患者さんのために尽くしていました。そうした真摯な姿勢からも多くのことを学んでいますね。

現在はリニューアルされ、院内もとてもきれいですね。

山添清文院長、山添佳奈子副院長 山添歯科医院 山添矯正歯科2

【清文院長】ありがとうございます。建物や医療機器がかなり老朽化していましたので、2021年9月、全面的に改修しました。設備では、歯科用ユニットを一新し、インプラント治療など口腔外科手術に必要な医療機器、歯科用3次元CT装置などを導入しました。このリニューアルでは、佳奈子副院長の意見もたくさん取り入れています。
【佳奈子副院長】私が特に希望したのは、大学と同じレベルの医療を提供できるような医療機器の充実です。その意味では、充実した診療環境が整い、とても満足しています。例えば3次元CT装置を入れたことで、患者さんに口の中の状態を立体画像で見ていただきながら、歯の状態や治療計画をわかりやすくプレゼンできるようになりました。また、治療後の評価や治療方針の修正もしやすくなりましたね。

2人の専門性を生かしながら質の高い診療を

お二人の専門について教えていただけますか。

山添清文院長、山添佳奈子副院長 山添歯科医院 山添矯正歯科3

【清文院長】私も副院長も、新潟大学歯学部の歯科矯正学を専門に学びました。歯並びの良しあしは、実は治療全体に大きな影響を与えます。歯並びが悪いと、虫歯や歯周病の治療もままならないと父からも教えられ、熱心に勉強しました。その専門知識をベースに、一般歯科の臨床経験を重ね、歯の治療に幅広く対応できる知識と技術を身につけてきました。
【佳奈子副院長】私も同じ歯科矯正学を専門に学びましたが、院長と違うのは、当院に来るまで大学で20年以上、臨床と研究に携わってきたことです。最終的には歯科矯正学分野の助教として、大学生の指導にもあたりました。そのように長年にわたり矯正歯科の専門家として培ってきた経験を生かし、当院では矯正治療を専門に担当しています。

矯正治療について、もう少し詳しく教えてくださいますか。

【佳奈子副院長】矯正治療は、器具を使って歯を動かすことによって歯並びと噛み合わせの改善をめざすものです。お子さんの場合、噛み合わせや歯並びの凸凹が気になるといった悩みで相談に来られる方が多いですね。ただ、歯の状態を見ると、全部が全部、すぐ治療したほうがいいとは限りません。その場合、将来、大人になるまでの過程を見通しながら、いつから治療を始めるといいかを考え、提案します。また、当院では、マウスピース型装置を使った矯正は行っていません。そこで、マウスピース型装置を使ったほうがいいと判断した場合には、安心して任せられる専門の歯科医師を紹介します。患者さんにとって何がベストかを考え、常に責任を持って最善を尽くすよう心がけています。

お二人で歯科医院を運営する良さはどんなところにあるとお考えですか。

山添清文院長、山添佳奈子副院長 山添歯科医院 山添矯正歯科4

【清文院長】副院長は私にはない点をたくさん持っていて、診療面でも運営面でもいつも感謝しています。例えば、さりげないことですが、副院長は季節の花を生けて院内に飾ってくれています。そうした心配りは私ではとても気が回らないところですし、患者さんもすごく喜んでくださっていますね。
【佳奈子副院長】院長には、症例について相談することも多いですね。お互いに持っていない診療の知識や技術があるので、いい形で助け合っているなと思います。

100歳までおいしく食べられるように

理念について教えてください。

山添清文院長、山添佳奈子副院長 山添歯科医院 山添矯正歯科5

【清文院長】当院のホームページでも伝えているのですが「人生100年時代を見据えた歯科医療」を理念として掲げています。日本人の平均寿命は85歳くらいで、これからも高齢化が進むことから「人生100年時代」といわれています。85歳から100歳まで寿命が延びたとして、その15年間、ボロボロの歯を持たせるのは容易なことではありません。もっと早い時期から歯を長持ちさせるための治療を行い、「100歳になるまで自分の歯でおいしく食べてほしい」というのが、私の願いです。人は誰でも足腰は弱っていきます。90歳、100歳になって自由に動けなくなっても、自分が食べたいもの、おいしいものを食べ続けることができれば、こんなに幸せなことはないと思うんです。それが生きる活力にもつながると考えています。

100歳まで歯を長持ちさせるにはどうすればいいでしょうか。

【清文院長】まずは予防をしっかり行うこと。それでも、歯が悪くなったら、原因をきちんと見極めて、長い目で治療やメンテナンスをしていくことが必要だと考えています。そのため当院では「歯が痛いから、削って治療してほしい」という患者さんに対しても、すぐに歯を削ることはしません。歯の痛みに応急処置で対応してから、全体的な検査を行い、どうしてその歯がダメージを受けたのかを分析・診断します。その上で長期的に見て、今後どういう治療をしていけばいいかを提案し、理解してくださった患者さんに対して治療を行っていきます。また、歯を長持ちさせるために「噛む力のバランス」も重視しています。噛み合わせが悪い場合、副院長と連携して矯正治療も積極的に提案しています。

診療の際に心がけていることや今後の展望についてお聞かせください。

山添清文院長、山添佳奈子副院長 山添歯科医院 山添矯正歯科6

【佳奈子副院長】例えばお子さんであれば、「自分の子どもだったら、どんな提案をするだろうか」と考えたり、大人の方であれば、「その方にとって一番良い治療は何か」を考えるように心がけています。患者さんそれぞれのライフステージに寄り添って、適切な時期に適切な治療法を提案し、実践していきたいと思います。
【清文院長】私も同じように患者さんに寄り添った提案ができるように、診察ではわかりやすい説明に力を入れています。それでもなかなか理解していただけないときは、スタッフが「院長に聞きにくいことはなんでも聞いてくださいね」と言って、サポートしてくれています。これからも患者さんとのコミュニケーションを大切に、常に最新の知識と技術をアップデートしながら、地域の皆さんの歯の健康を守っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分矯正治療/17万500円~

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