健康寿命の延伸にもつながる
歯を失った場合の補綴治療
中嶋歯科医院
(金沢市/北鉄金沢駅)
最終更新日:2026/08/12
- 保険診療
- 自由診療
虫歯や歯周病、外傷などで欠損した歯を補うための主な治療法としては、インプラント治療や入れ歯治療、そしてブリッジがある。どんな場合にどの治療が向くのか、迷ったり悩んだりしている人も意外と多いのではないだろうか。そこでインプラント治療、入れ歯治療のどちらにも力を入れ、治療後の予防歯科も重視する「中嶋歯科医院」の酒屋大輔院長に取材した。同院は、インプラント治療のスペシャリストである中嶋顕総院長が開設した歯科医院で、インプラント治療を得意とする歯科医師が複数在籍する。また、酒屋院長は前職の歯科医院で高齢者の入れ歯治療を多く経験してきたとのこと。専門性や経験を生かした、歯の欠損に対する補綴治療について聞いてみよう。
(取材日2026年7月21日)
目次
欠損歯の放置は口腔機能低下症につながることも。インプラント治療や入れ歯治療から全身の健康維持へ
- Q歯を失ったままにしておくと、どのようなリスクがありますか?
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A
▲患者に寄り添い、最適な補綴治療の提案に努める酒屋院長
歯を失った場合にそのまま放置していると隙間が生じるので、もともと噛み合わせていた歯や隣りの歯がどうしても動いてきてしまいます。その結果、噛み合わせが悪くなったり、負担がかかる歯の周囲は歯周病のリスクが高まります。特に、ご高齢の方では歯の欠損から口腔機能低下症が進行し、飲み込む、話すといった口腔機能が衰え、全身の老化につながるオーラルフレイルと呼ばれる口腔機能の些細な衰えを招くこともあります。さらに、歯を失ったまま時間がたつと歯を支える骨が少なくなり、インプラント治療を受けたくても受けられないこともあります。歯を失った場合は、できるだけ速やかに欠損歯を補うための治療を受けることが必要です。
- Q歯を失った場合の 補綴治療にはどのような方法がありますか?
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A
▲安心して治療に臨める清潔感あふれる診察室
治療法としては、インプラント治療、入れ歯、ブリッジがあります。インプラント治療は見た目が自然で、周囲の歯に負担をかけにくく、自然に近い噛み心地が望める点が特徴です。一方、ブリッジはある程度の噛む力を得ることは見込めますが、周囲の歯を削ってつなげて支えとするため、削った歯に負担がかかり寿命を短くしてしまうこともあります。また、インプラントやブリッジは固定式のため自分で取り外せず、歯科医院での定期的なメンテナンスが重要になるのに対し、入れ歯は自分で取り外しができるため、手入れがしやすく清潔に使えるという特徴もあります。どれにもメリット、デメリットがあるので特徴を理解して選んでいただきたいですね。
- Qインプラント治療のメリット・デメリットを教えてください。
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A
▲精密な画像診断で適切な治療計画の立案をめざす
インプラント治療は先ほどもお話ししたように、天然歯に近い噛み心地や、自然な見た目が期待できること、周囲の歯に負担をかけにくいことが大きなメリットです。入れ歯では違和感や痛み、しっかり噛めないという悩みも多いようですが、インプラント治療は自分の歯に近い感覚でしっかりと噛めるように導きます。また、保険診療の入れ歯では、入れ歯を支える金具が目立つという悩みが多いのですが、インプラントは天然歯に近い自然な見た目に仕上げることが可能です。一方で、インプラント治療は人工歯根を埋入する外科手術が必要になることや、自由診療で治療費が高くなる点、そして治療後も十分なケアが不可欠である点がデメリットといえます。
- Qでは、入れ歯治療はどのような方に適していますか?
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A
▲丁寧な説明を心がけ、一人ひとりに向き合う
インプラント治療は外科手術が必要となるため、糖尿病や心疾患などの持病がある方や、歯を支える骨が少ない方は治療が受けられないこともありますが、入れ歯は基本的にどんな方でも治療を受けられるのがメリットです。また、保険診療から自由診療まで多くの種類があり、設計の自由が利きやすく、お口の中の状態や、患者さんの要望に対応しやすいのもメリットだと思います。おいしく食べる上で重要な温度感覚を自然に感じやすい金属床や、審美性に配慮して金具(クラスプ)を使わないノンクラスプデンチャーなどの選択肢もあります。取り外しができて家族や介護者が手入れしやすいというメリットもあり、ご高齢で介護が必要な方にも向きます。
- Qインプラントや入れ歯を長く快適に維持するために必要なことは?
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A
▲スタッフが笑顔で迎える温かみのある受付スペース
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病と似たインプラント周囲炎にはかかりやすいので定期的に歯科医師の診察や歯科衛生士のクリーニングを受けること、1年に1回はエックス線検査を受け、骨に変化がないかを確認することが勧められます。しっかりとしたブラッシング、歯間ブラシやデンタルフロスによるケアなどセルフケアも大切です。入れ歯は、汚れが付着すると菌が繁殖して誤嚥性肺炎の原因になりますし、入れ歯を入れたままにすると清掃性が悪くなり、虫歯にもなりやすいので注意してください。入れ歯洗浄剤や専用のブラシを使って適切に手入れをすること、定期的に歯科医院で診察を受け、入れ歯の調整をしてもらうことが必要です。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/24万2000円~、金属床義歯/33万円~、ノンクラスプデンチャー/11万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

