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笹尾 三郎 院長の独自取材記事

セントラル整形外科

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2024/03/08

笹尾三郎院長 セントラル整形外科 main

新百合ヶ丘駅からすぐの場所に、笹尾三郎院長が診療を行う「セントラル整形外科」がある。もともと隣駅の百合ヶ丘で開業したが、理想的な場所と出会い、2018年に現地に新築移転。地域の整形外科医療の中心をめざしたいと、院名も「セントラル」と改称したという。その言葉どおり、エコーを駆使したサイレントマニュピレーション(非観血的関節授動術)や、注射による疼痛治療にも積極的に取り組む。優雅な雰囲気の院内や、おもてなしの心をかたちにしたという対応も印象的で、近隣はもとより、遠方からも多くの患者が訪れるのも納得できる。「患者さんはもちろん、働くスタッフも笑顔に導くのが私のめざす医療」と語る笹尾院長に、診療の特徴や展望、そして地域への想いなどを詳しく聞いた。

(取材日2023年10月11日)

理想的な立地とスペースで整形外科診療を提供

まず、こちらのクリニックの成り立ちを教えてください。

笹尾三郎院長 セントラル整形外科1

当初、百合ヶ丘駅近くで「百合ヶ丘整形外科」を開業したのですが、2018年にこちらに新築移転して「セントラル整形外科」と改名しました。もともと開業前から新百合ヶ丘で開業したいという気持ちもあったので、駅前でスペースが確保できる理想的な物件と出会い移転を決意したのです。駅前ビルですし遊歩道を真っすぐ歩いてくるだけ。エレベーターもあり、バリアフリーですので、痛みやつらさをお持ちの方でも快適に通っていただけるのではないかと自負しています。また、おもてなしの心で患者さんをお迎えし、患者さんはもちろん、働くスタッフも笑顔で気持ち良く過ごせる空間にしたいと内装やインテリアにもこだわりました。

設備などにはどのような特徴がありますか?

待ち時間を少しでも減らすために、2室の診察室に患者さんに同時にお入りいただいて、私が2室を行き来しながら診察を進めています。整形外科では衣服の着脱など問診や処置以外にも時間がかかることが多いですからね。リハビリテーションルームは広いスペースを確保して、昼休みなしで稼働して、仕事の前後やお昼休みにも利用していただけるようにしています。設備面では電子カルテと連動するエックス線撮影システムも合わせて導入。エックス線や超音波などの画像が電子カルテにひもづいて保管され、診察中に即座に見ることができる上、過去の画像と比較参照するのもとても簡単になっています。骨密度測定装置も精度にこだわったものを配置しています。また最近、エコーを使った治療に力を入れているので5台導入して、診察室、処置室、リハビリテーションルームと、私が診療を行うところにはすべて設置しています。

エコーを使った治療とは、どのようなものなのでしょうか。

笹尾三郎院長 セントラル整形外科2

長引く肩凝りや腰痛、関節痛に行うエコーガイド下のハイドロリリース注射や、四十肩や五十肩に対するサイレントマニュピレーション(非観血的関節授動術)です。前者は、慢性的な痛みに対し、痛みのポイントをエコー画像で確認しながら薬剤を注射する方法で、ハイドロリリースと呼ばれています。体への負担が少ないので、頻回に行うこともできます。サイレントマニュピレーションは、肩関節が癒着し、炎症などが収まっているのにもかかわらず肩が動かない場合で、通常のリハビリテーションや薬物治療では改善が難しかったり、早期に可動域を改善したかったりする時に行います。これらの治療に対応できる医療施設はまだ限られているため、痛みでお困りの方はぜひご相談ください。

痛みを取るだけでなく、患者を笑顔にする診療をめざす

新百合ヶ丘に移転して、どのような変化がありましたか?

笹尾三郎院長 セントラル整形外科3

以前から多かった高齢者の患者さんに加えて、新百合ヶ丘という地域性もあり、肩や腰の痛みを訴えられる若い患者さんが老若男女、幅広く来ていただいています。地域的には近隣はもとより、小田急多摩線沿線や町田市方面、稲城市方面の方も来てくださいます。また私は、医師会の活動で、麻生老人福祉センターで整形外科関連のお悩み相談を担当しています。高齢の方が生き生きと活動されていますし、いろんなお悩みやお気持ちを聞くことができ、私にとっても有意義な経験をさせていただいています。私もそろそろ社会貢献をしなければいけない年齢ですしね。残念なのは、感染症の流行をきっかけにシャトルバスの運行を中止したことです。移転前のクリニックに通っていただいていた患者さんへの恩返しの思いもあって運行していたのですが。それでも、百合ヶ丘方面から多くの患者さんが通い続けてくださってありがたいですね。

セントラルという医院名もとても印象的ですね。

「セントラル」は、こちらに移転した際に、皆さまの笑顔の真ん中にあり続け、麻生区、新百合ヶ丘の医療のセンターでありたい、さらにここから新しい整形外科医療を発信する中心でありたいという思いも込めてつけたものです。この5年間、クリニックとしてその気持ちで進んできたつもりです。例えば、リハビリテーション時に利用している圧力波を使ったマッサージ器も、地域の中でも早くに導入しました。地域の整形外科医療をけん引する存在となれるように、今後もクリニックの名前に負けないように、知識や技術をアップデートしていきたいと思っています。

先生の診療方針について聞かせてください。

笹尾三郎院長 セントラル整形外科4

整形外科の医師として、患者さんの痛みを取るために診療に全力を尽くすのは当然のこと。当院では、痛みの改善を図るだけでなく、内面から明るく笑顔になっていただきたいと考えています。診療で不満を持ってお帰りいただきたくないのです。また、患者さんの中には会話を楽しみにいらっしゃる方も多いので、必ず顔を合わせてお声がけをし、少しでも元気を得ていただければと考えています。この部分は私一人では難しいところですから、受付スタッフや、柔道整復師をはじめとするリハビリテーションスタッフ、クリニックを支えるメンバー全員に、常日頃伝えていることです。スタッフも私の方針を理解してくれて、患者さんに快適な環境を提供できるように努めてくれています。私自身も良いスタッフに恵まれて、毎日楽しく気持ち良く仕事させてもらっていて、感謝しています。

基本に立ち返り、誠心誠意、魂のこもった医療を期して

今後の展望について聞かせてください。

笹尾三郎院長 セントラル整形外科5

まず、エコーを活用した診療を極め、使いこなしていきたいと思っています。また、日本の整形外科診療は、欧米に比べて遅れている面があります。ですから、信頼できる情報を入手して、より質の高い治療を提供したいと考えています。また、年を取ると新しいことを取り入れるのがおっくうになる面もありますが、なんとかしがみついて新しい知識や治療法を積極的に導入したい、より良い医療をご提供したいと思っています。幸いこのエリアの住民の方々は健康意識が高く、新しい治療法なども積極的に受け入れてくださる方が多いので、その意味でも新百合ヶ丘で開業して良かったなと思っています。

新しい治療にも積極的に取り組んでいるのですね。

そうなんです。私はかなり早くからエコーを使った診断や治療に取り組み、専門性の高い先生方の指導を受けてスキルアップしてきたので、今、サイレントマニュピレーション(非観血的関節授動術)などにも対応できるわけです。新たな医療をアップデートし続けることは決して楽ではありませんが、地域の皆さんに貢献するためにこれからも努力していきたいと思っています。先進の医療なども、患者さんに求められる治療であれば、自分の診療技術を治療というかたちで還元したい、患者さんに満足していただける治療を提供したいと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

笹尾三郎院長 セントラル整形外科6

厚生労働省が今年の5月に公表した2020年の「市区町村別生命表」によると、川崎市麻生区は男女とも平均寿命が最長ということです。その地域で微力ながら、健康を支える一翼を担うことができ、開業医として幸せな想いで日々の診療と向き合っています。医師として25年、開業医として15年経過する中で、診療に取り組む姿勢として何が大切か、いろいろと考えてきました。今は、一周回って基本に立ち返り、誠心誠意、魂のこもった医療をモットーに掲げ、提供し続けたいと思っています。整形外科のスペシャリストをめざして、進化する医療の技術や設備を取り入れながら、患者さんの満足のために力を注ぎたい。地域の整形外科クリニックとして常に先取的な医療をご提供したいと思っています。痛みなどでお悩みのことがあれば、ぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

巻き爪治療/片側3300円~

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