全国のドクター14,169人の想いを取材
クリニック・病院 160,260件の情報を掲載(2026年3月22日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 川崎市麻生区
  4. 新百合ヶ丘駅
  5. 小林内科医院
  6. 小林 功治 院長

小林 功治 院長の独自取材記事

小林内科医院

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2026/03/11

小林功治院長 小林内科医院 main

新百合ヶ丘駅から徒歩5分、閑静な住宅街にたたずむ「小林内科医院」。1986年の開業から約40年、地域の健康を支え続けてきた。2025年10月に父から同院を継承した小林功治院長は、大学病院で約20年間がん治療に携わった消化器内科の専門家。命と向き合う現場で培った「傾聴」の姿勢を大切に、「些細なことでも駆け込み寺のように頼ってほしい」と穏やかに語る。先代から受け継いだ温かみのある院内の雰囲気はそのままに、漢方内科を取り入れた幅広い診療を展開。日曜診療も継続し、親子3代で通う家族も多いという。「新百合ヶ丘の笑顔のために」をコンセプトに掲げる小林院長に、継承への思いや診療の特徴を聞いた。

(取材日2026年2月19日)

父の背中を追い、がん治療から地域医療へ

初めに、こちらのクリニックを継承された経緯をお聞かせください。

小林功治院長 小林内科医院1

小学生の頃から新百合ヶ丘で育ち、父が患者さんと向き合う後ろ姿をずっと見てきました。当時この地域には病院が少なく、父は地域の方々に慕われながら診療を続けていたんです。その姿を見て、いつか自分もここで父の後を継ぐのだと、子どもながらに思っていたのを覚えています。2025年10月、念願かなって継承を果たしました。約40年近く続いてきた医院ですから、長く通ってくださっている患者さんも多くいらっしゃいます。「先生が引き継いでくれて助かった」というお声をいただくと、本当に励みになりますね。私にとって新百合ヶ丘は大好きな土地ですから、この町の皆さんの笑顔のために少しでもお力になれればという思いで、日々診療にあたっています。

これまで、どのような医療に携わってこられたのでしょうか。

昭和大学を卒業後、昭和大学横浜市北部病院で臨床研修を受けました。そこには総合内科的な環境があり、消化器内科に限らず神経内科や糖尿病内科、腎臓内科など、内科全般についてカンファレンスを通じて学ぶことができたんです。その後は消化器のがん治療を専門に、約20年間にわたり診療を続けてきました。がん治療は患者さんの命に深く関わる分野であり、ご本人の苦しみはもちろん、ご家族の不安にも寄り添わなければなりません。私が長く師事した上司は本当に患者さん思いの先生で、「一対一の人間として患者さんの気持ちに寄り添うことが大切だよ」とよくおっしゃっていました。その姿勢は今でも私の医療の根幹にあります。がん治療に携わった20年間は「医師とは何か、人間とは何か」を教えてくれた、大切な日々でした。

今後、どのようなクリニックをめざしたいとお考えですか?

小林功治院長 小林内科医院2

「古いものを大切にしつつ、新しくしていく融合」をコンセプトに掲げています。約40年続いた医院ですから、初めていらした方は古く感じられるかもしれません。ただ、ずっと通ってくださっている患者さんにとっては、どこか懐かしく落ち着ける場所であってほしいという思いがあり、内装は大きく変えていないんです。一方で、ロゴに関しては継承を機に新しく作りました。新百合ヶ丘という地名にちなんで百合の花を中心に配し、背景には快方に向かう願いを込めて虹を描いています。文字もやわらかい雰囲気のフォントにして、温かみや親しみやすさを表現しました。

傾聴を大切に、早期発見と漢方で健康をサポート

日々の診療において、大切にされていることを教えてください。

小林功治院長 小林内科医院3

やはり「傾聴」でしょうか。患者さんの不安な気持ちをいかに聞いてあげられるかが大切だと思っています。大学病院では話しにくいような些細なことでも相談できる、「駆け込み寺」のような存在でありたいです。私が医師になりたての頃、指導してくださった先生から、「患者さんの目線に立つこと、そして触れて診察することを大切にするといいよ」と教えていただきました。この言葉は私の心に深く残り、今でも医師として大切にしている姿勢となっています。検査やデータが重要な時代ですが、それだけではなく、患者さん一人ひとりと向き合い、丁寧に触れて診察すること。そして患者さんの気持ちに寄り添うこと。それが、不安やつらさを抱えて来院された患者さんの心を少しでも軽くし、「自分は一人ではない」と感じていただく安心につながっていきます。これからも患者さんの目線に立ち、安心して相談していただける医療を大切にしていきたいと思っています。

消化器がご専門とのことですが、胃の内視鏡検査について教えてください。

がん治療に長く携わってきたからこそ、早期発見の大切さを痛感しています。がん治療は日々進歩していますが、ステージ4で見つかってしまうと、生存期間は延びたとしても完全に治すのはまだ難しい。だからこそ、内視鏡検査で早く見つけることが何より重要なんです。当院では経鼻内視鏡を導入しており、口からの検査に比べて苦痛を軽減できるよう努めています。大学病院時代も含め、これまで数多くの検査を行ってきましたので、自信を持って対応できる分野です。現在は平日の午前中に検査を実施していますが、今後は土日にも広げていきたいと考えています。平日に来られない方にも、早期発見の機会を届けられたらと思っています。

漢方を取り入れた診療もされているそうですが、その理由を教えてください。

小林功治院長 小林内科医院4

大学病院で最先端の西洋医学に触れてきた中で、「漢方のほうが適しているケースがある」と気づいたことがきっかけです。がん治療では抗がん剤の副作用で、だるさやしびれに悩む方が多くいらっしゃいますが、西洋薬ではなかなか対応できない症状でも、漢方だと対応できることがあるんです。すべての方にマッチするわけではありませんが、選択肢として持っておくことで、より多くの方のお役に立てると考えています。例えば風邪一つとっても、寒気が強い人、喉が痛い人、汗が出ている人と出ていない人では、適した漢方薬が異なります。患者さんの訴えをしっかり聞いて、その方に合った処方を選ぶ。これも「傾聴」につながる部分ですね。西洋医学と東洋医学、両方を組み合わせた診療で患者さんのお力になることができたらうれしいです。

家族ぐるみで通える、地域の健康の相談役として

来院される患者さんの特徴や、診療体制について教えてください。

小林功治院長 小林内科医院5

現在は父の代から通ってくださっている患者さんが多く、生活習慣病や消化器系のお悩みでいらっしゃる方が中心です。特徴的なのは、親子3代で来てくださるご家族がいらっしゃること。おじいちゃん、おばあちゃんから、お孫さんまで、家族みんなを診させていただいています。小児科は標榜していませんが、軽い風邪や予防接種には可能な範囲で対応しています。平日に来られない方の力になりたいと思い、日曜診療も行っています。スタッフも父の代から変わらないので、患者さんにとっても安心感があるのではないでしょうか。家族の「相談役」のような存在でありたいと思っています。

継承されてから感じるやりがいや、今後の展望についてお聞かせください。

大学病院ではどうしても時間が限られていましたが、地域のクリニックでは患者さんと長くお付き合いができます。二度三度とお会いするうちに少しずつ仲良くなっていけることが、今の大きなやりがいですね。「家族の一員」とまではなかなか思っていただけないかもしれませんが、少しでも身近に感じてもらえたら幸いです。今後は、まずは父の代から来てくださっている患者さんの期待に応えられるよう、しっかり診療を続けていくこと。その上で、自分なりの色も出していきたいと考えています。また、胃の内視鏡検査を土日にも広げて、早期発見の機会を増やしていくことも目標の一つです。新百合ヶ丘の皆さんの健康のために、これからも努力を続けてまいります。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

小林功治院長 小林内科医院6

本当に些細なことでも構いませんので、何か不安なことや心配なことがあれば気軽にご相談ください。大きな病院に行くほどではないけれど気になる、というお悩みを受け止められる存在でありたいと思っています。理想は、医療機関ではあるけれど気負わずに通えて、ここに来るとホッとできる、そんな温かい場所です。父の代とは違ったかたちの親しみやすさや温かさを大切にしていきたいと考えています。夜は7時まで、日曜も午前中は診療していますので、お仕事帰りや休日にもいらしていただけます。私は小学生の頃からこの新百合ヶ丘で育ってきました。大好きなこの町の皆さんの笑顔のために、少しでもお力になれるよう、これからも頑張っていきます。

Access