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高橋 啓泰 院長、高橋 麻衣子 先生の独自取材記事

新百合ヶ丘ステーションクリニック/新百合健康管理センター

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2020/04/01

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がんの名医として活躍し、1990年に「新百合ヶ丘ステーションクリニック/新百合健康管理センター」を開設した高橋啓泰院長。数々のキャリアを築いてきたベテランドクターだが、その経歴におごることなく、とても気さくで親しみやすいのが特徴。「どれだけ医療が進んでも、私たちはすべて患者さんに教えられることがすべて」と語る言葉は心に響く。そんな父の背中を見ながら同じ外科の医師の道に歩んできたのが高橋麻衣子先生。「女性ドクターへのニーズが高いことを感じて、より役に立つために」と乳腺外科に進み、大学病院の診療に携わる。高い診療技術や医師としての真摯な理念に加え、患者に寄り添う診療姿勢が共通する父娘ドクター二人に、クリニックや診療にかける思いを聞いた。
(取材日2015年7月6日)

専門的な医療を身近に。駅前の高度総合医療クリニック

まず、こちらのクリニックを開設された経緯を教えてください。

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【高橋啓泰院長】私は慶應義塾大学病院を経て、街の中の市中病院でひたすらがん患者さんを診てきました。大学病院の医療と地域のクリニックの医療はそれぞれに特色があり、それぞれの良い面がこのクリニックの中で生かせるようにと考えて、大学病院レベルの高度な総合医療を便利な駅前で提供したいと開業しました。がんなどを早期発見する検査機器など高度な設備を設け、最新の医療に携わる優秀な先生に来ていただいて、地域の皆さんに専門的な医療を提供したいと考えてきました。

クリニックの特徴についてお聞かせください。

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【高橋啓泰院長】専門医の診療が手軽に受けられるように、がんや生活習慣病と関わりが深くニーズの高い分野の専門外来を設けていること、そして、全体の診療方針としては、診療科にとらわれず、総合診療科のような姿勢で患者さんを診断し、必要に応じて専門施設につなぐのが当院の役割だと考えています。医学の進歩に遅れないようにアップデートして、内視鏡やCTスキャナー、マンモグラフィー、超音波診断機器なども新型のものをそろえています。例えば手に触れないごく早期の乳がんも多く見つかり小さい手術ですみますから、患者さんにも喜ばれていますね。最近、患者さんに説明しやすいようにモニターなどのシステムも一新しました。病気としては、がんと認知症の患者さんが目立ちますね。がんも加齢の病気の一つですから、この地域でも高齢化は進んでいるのだと思います。

麻衣子先生は、どのような経緯でこちらの診療に携われるようになったのですか。

【高橋麻衣子先生】父が医師ですから、子どもの頃から医師という仕事がとても身近な職業として感じていて、自然な流れで外科の医師になりました。帝京大学卒業後、慶應大学病院外科に入局し、消化器外科をゼネラルに学んだ上で、乳腺外科を専門的に学びトレーニングを積んできました。乳腺外科を選んだのは、私が外科医になった頃はまだ女性ドクターが少なく、乳腺外科では女性ドクターのニーズが高いと感じたからです。現在は大学病院の乳腺外科で診療に携わり外科手術も手がける一方、10年ほど前から、こちらの乳腺外来でも診療を行うようになりました。

共通する診療姿勢は、患者に寄り添い患者から学ぶこと

院長先生の診療方針についてお聞かせください。

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【高橋院長】開業して25年経ちましたが、患者さんのお話をしっかりと聞いて、的確な診断を行い、それにあった適切な治療を提供するという基本姿勢は変わっていません。例えば同じ病気で同じ進行程度だったとしても、患者さんによって適した治療は異なることがあります。一人ひとりに寄り添った形でていねいに診ることは変わらない基本方針ですね。最近の患者さんは医療に関するさまざまな知識や情報もお持ちで、的確な診断を求められます。よい医療は個々の患者さんのニーズにあったものだと思いますから、私たちも今の患者さんのニーズに応えていくというのが基本的な姿勢ですね。

乳腺を専門とした外来は近隣の患者にも人気だとうかがいました。

【麻衣子先生】ありがとうございます。やはり女性ドクターということもあるのでしょうが、ピンクリボンなど啓発運動が浸透したおかげで、自分で検診を受けに来られる方が増えて、早期にがんが見つかるようになりましたね。20代30代の若い世代の方でもセルフチェックして気になるからと受診されるケースが増えてきました。皆さん子育てなどで忙しいと思いますが、進んで来てくださるのはうれしいですね。私にとっても、ここで学んだことがとても役立っています。

クリニックと大学病院での違いを感じたりすることはありますか。

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【麻衣子先生】大学病院では専門的な医療だけを提供しています。でもここは地域のクリニックですから、乳腺を専門とした外来であっても総合診療的な視点で患者さんを見る必要がありますので、視点が広がった気がします。ここでの幅広い診療が、大学での患者さんへの診療にも役に立っていると感じています。専門を究めることも大切ですが、その上で広く視野を持ち、医療の質を上げていくことは、自分のためだけではなく、将来的には患者さんのためになると感じています。自分の専門に関連しないことも、興味を持って、アンテナを広げるということは大切ですね。医療の質を専門的にも、全体的にも高めていくというのが理想ですよね。現実的には忙しくて大変ですが(笑)。

若いドクターにアドバイスするとしたら、どんなことを伝えたいですか。

【高橋院長】これは誰にも負けないという専門性を持つことは大切でしょうね。一つ深く学ぶと、そのまわりのことも、全体も見えてくるんですよ。そして、医療というものは先輩にもおそわるが、ほとんどを教えてくれたのは患者さんだと思います。私はずっとがん治療に携わっていましたから、多くの患者さんが命をかけて教えてくださったことで医師として成長できたと考えています。どんなに医療が進歩しても、基本は変わりませんから、若い先生には患者さんに学んでほしいと思いますね。そして、専門分野だけでなくもっともっと知識を広げて視点を広げて、一生懸命勉強してほしいと思いますね。

子ども連れや高齢者も通いやすい駅前クリニック

ところで先生方の趣味や健康法を教えてください。

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【高橋院長】釣りやゴルフをしていましたが、うちでのんびりしていることが増えました。掃除したり、庭いじり程度ですね。実は、体調を崩してまだ体力が戻っていないので、そろそろペースを元に戻したいと考えています。
【麻衣子先生】娘がおりますので、彼女とゆっくり、映画や買い物に行ったり、料理を作るのが楽しみであり、息抜きですね。健康法は眠ることとお風呂ですね。毎日、疲れ切っているのですが(笑)、朝起きると元気になっています。

今後の展望や取り組みたいことについてお聞かせください。

【高橋院長】今は非常勤の21人のドクターが私を助けてくださっていますが、そろそろパートナーがほしいですね。当院の基本的な姿勢に賛同してくださる。常勤で診療に携わってくれるドクターがいてくれるといいなと考えています。
【麻衣子先生】医者は職人芸で、積み重ねが大切ですから、私にとって、このクリニックでの診療はとても勉強になっています。父の年代は大先輩にあたりますので、普通は話しかけたりできないと思うのですが(笑)、率直にいろいろ聞くこともできますし、同じ患者さんを診て指導してもらえることは教科書以上の財産だと思っています。他にもここは多様な先生がいらしてスタッフも多く、コメディカルや検査技師のスタッフから教わることも多いのです。それを糧として医師として成長していきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【高橋院長】早期発見、症状があったときにみてもらうことは大切ですが、無症状でも病気を持っていることが年齢に従って増えていきます。毎年、すべての方にできるだけ幅広い検診を受けていただきたいですね。
【麻衣子先生】特に主婦の方は自分は病気にならないと思いがちですが、30代40代を過ぎたら、体のメンテナンスと考えて年に1回は総合的な検査を受けていただきたいと思います。当院は、お子さんを連れてきていただいても大丈夫ですし、バスのロータリーからすぐにエレベータでクリニックまで上がってこれますので、ベビーカーや車いすでもそのまま来ていただけます。ぜひ、女性の方も気軽に検診や診療に来院してください。

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