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桐山 立志 院長の独自取材記事

桐山歯科医院

(岐阜市/名鉄岐阜駅)

最終更新日:2020/04/01

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岐阜市の官庁街の一角で「医療法人桐華会 桐山歯科医院」はおよそ100年にわたり診療を続けてきた。「すべての患者さまが安心して通える歯科医院」として、地域患者の歯の健康を守るため、さまざまな診療に応じる同院。院長を務める桐山立志先生は、特に高精度な入れ歯治療を得意とし、口腔機能の維持や回復を第一に、常に治療技術を更新しながら患者のニーズに対応する治療を提供し続けている。「入れ歯に悩む患者さんにとって、当院が“最後の歯科医院”となるのが目標です」と語る桐山院長に、同院の診療の特徴や得意とする義歯治療について詳しく語ってもらった。
(取材日2019年10月1日)

多彩な診療と精度重視の入れ歯治療が強みの歯科医院

診療のモットーは何ですか?

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どんな診療においても、めざしているのは患者さんのお口の機能を回復させ、より良い状態で維持することです。健康な歯であれ、入れ歯であれ、歯があってきちんと噛めることは、おいしく食事を楽しんだり、明るい会話をするために欠かせませんから。それに、食べたいものが食べられないでいると、食も細くなり結果として全身が虚弱状態になってしまいます。となると、元気に出歩くのも難しくなってしまう。場合によっては、誰かの介助が必要になったり、寝たきりとなってしまったりすることもあるでしょう。それは悲しいことと思います。患者さんが笑顔で生活を送れるようにするためにも、精度重視の治療を通じて「噛む」「飲み込む」といった機能を守ることに力を注いでいます。

貴院では、どのような診療に対応されているのですか?

一般歯科をはじめ、歯科用マイクロコープを用いた根管治療や入れ歯治療など、さまざまな診療に応じています。他にも、主に女性の患者さんを対象に、リンパの流れに働きかける施術を行うデンタルエステも提供しています。施術は歯科衛生士が担当し、歯茎や唇、デコルテ、そしてお顔全体にかけてマッサージを受けていただいています。また外来診療に加えて、かれこれ20年以上訪問歯科診療を続けてきました。担当の歯科医師が日々訪問歯科診療を行っています。複数の歯科医師や歯科衛生士が在籍し、さまざまな診療に応じられる体制が整っていますが、当院でとりわけ力を入れて取り組んでいるのが、入れ歯治療です。

来院する患者さんは、入れ歯でお悩みの方が多いのですか?

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保険診療や自費で作製した入れ歯について相談しに来られる方は多いですね。入れ歯の相談に限らず、地域柄この周辺は少子高齢化が進んでいるようで、患者さんの年齢層も40代から80代、90代の方まで、比較的年齢層は高いかと思います。年代ごとに求められるニーズも異なりますから、当院では患者さんのニーズに合わせた診療に努めています。

患者の口腔内の個性を反映した入れ歯作製に尽力

桐山院長が力を入れて取り組む入れ歯治療の特徴について教えてください。

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一般的な入れ歯の調整や修理は、大まかにいえば型を採り直し、新しい入れ歯にしてしまうことで解決を図ることが多いと思いますが、当院では異なるアプローチをしています。まず現状の入れ歯のどこに不具合があるのかを検証し、問題点を改善します。そして、今お使いになっている入れ歯をできるだけ理想的な形状に改造して、不具合を完全に解消してから、新しい入れ歯ができるまで使い続けていただくのです。この工程を挟むのが、当院ならではの手法ですね。

ということは義歯の作製は2段階で行われるということになりますね。

そのとおりです。不具合がある入れ歯には、噛み合わせが合わなかったり、形が整っていなかったり、「不具合を起こしていた原因」が必ずあります。そこでわれわれは、その不具合がある入れ歯を修理し「治療用義歯」に作り替えます。その治療用入れ歯を一定期間使って、噛み合わせのバランスや顎の動きを正常な状態に整えていきます。仮に、噛み合わせのバランスが整っていない状態ですぐ新しい入れ歯を作って使い始めたとしても、土台がアンバランスな状態ですから、1ヵ所だけ強く当たる、どうしても噛み合いにくいところが出るなど、結局問題が起こってしまいます。ですから、新しい入れ歯に入れ替える前に治療用義歯を装着して、噛み合わせや舌、お口を動かす筋肉などお口の環境に慣れさせて、違和感なく新しい入れ歯を使い始めることができるようにしているんです。当院のこだわりの治療方法です。

新しく作製する入れ歯にも特徴はあるのですか?

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一番の違いは、患者さんの顎の形状や骨格を踏まえて、並べる歯の本数や位置を調整し、顎関節の状態や噛み合わせを考慮する点ですね。私が取り入れているのは、スイスで研究されてきた咬合関係を踏まえた入れ歯治療の理論なのですが、この理論の軸となっているのは「噛み合わせの再構築」です。歯の本数をそろえるために、無理に小さい顎に歯を並べてしまえば噛み合わせのバランスが崩れてしまい、安定性が失われてしまいます。そうではなく、当院では患者さんの顎の特性を分析して歯を並べてよい場所を測定し、どこで噛んでも浮いたり当たったりしない、安定感のある入れ歯の作製をめざしています。患者さんの噛み合わせや顎の動きを理論的に分析する、「歯科医師の勘」に頼る治療ではないのも、特徴かと思います。

入れ歯作製にあたっては、技工士さんの技術力も欠かせないかと思います。

もちろんです。当院では、私が採用する理論を深く理解する貝沼公仁歯科技工士と連携し、入れ歯作製を進めています。治療を進めるにあたって、必ず一度は診療に立ち会っていただき、実際にお口の状態を確認してもらっています。機能面だけでなく、歯や歯肉の質感の再現にも力を注いでくださっているため、見た目についても自然になるよう追及しています。そういった入れ歯は自費扱いのため、費用負担は決して軽くはありません。しかし、その分の価値があると自負しています。

入れ歯に悩む患者にとって“最後の歯科医院”となる

改めて、先生の行っている入れ歯の特徴や魅力についてお聞かせください。

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「失った歯を補う治療」として、長い歴史がある入れ歯は、一方で『痛い』『外れる』『噛めない』など、不確実な治療と捉えられてきたかもしれません。しかし実際は、とても利便性や汎用性に優れる治療だと考えています。例えばインプラント治療は、審美性が高く固定性も非常に優れていますが、高齢者や有病者の歯をインプラント治療で代替するのはリスクが高いものです。トラブルが起こった際には手術が必要となることも考えられます。入れ歯は侵襲性も低く、取り外して簡単にお手入れできますし、丁寧に扱っていれば長期にわたって使うことができます。経年変化で顎の形状が変わったとしても、それに合わせて微調整を加えればいいだけですし、万が一壊れたとしても修理することが可能であるのも、入れ歯ならではの特徴でしょう。最近は各地で自然災害が起きていますし、当院でも今後は入れ歯の3Dデータを収集・保存していくことを検討しています。

災害時医療の観点からも有用性があるのですね。

災害時に入れ歯をなくす方は少なくないんですよ。不測の事態でも、技工所が稼働していて3Dデータが残っていればすぐに作製に取りかかることが可能です。デジタル技術もうまく活用しながら、いかなる時にも患者さんの手助けできるようにしていきたいですね。海外の歯科医療の発展はめざましく、私や貝沼技工士も機会を見つけては現地に足を運んで研鑽を積んでいます。これからも先進の歯科医療を学び続け、より良い診療につなげていきたいですね。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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この地で3代にわたり歯科医院を続けてきました。その歴史を大切にし、この先も地域の皆さんとともに歩み続ける存在でありたいと思っています。「入れ歯だから」と諦めるのではなく、「入れ歯だから」何でも食べられるようになった、と生き生きと過ごせるように歯科医療を通して患者さんを支えていくのが私の使命。入れ歯でお悩みの方にはぜひ相談に来てほしいと思いますし、予防歯科の面を見ても、高齢者の方の場合は、歯石除去だけではなく、義歯の調整から嚥下の訓練など、年齢に合わせて行っておくと良いさまざまなケアがあります。より良いお口の環境を整えるためのアドバイスもできると思いますので、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯製作/レジン床:80万円~、金属床:130万円~、ホワイトニング/ホーム:3万円、オフィス:3万円、デンタルエステ/5000円

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