歯科技工士が急なトラブルにも対応
生活に寄り添った入れ歯治療
おおた歯科クリニック
(大垣市/大垣駅)
最終更新日:2024/03/07


- 自由診療
歯を失ってしまった際、それを補うための方法として広く知られる入れ歯。基本的には健康な他の歯を削る必要性はないとされる方法だが、「ばねが目立つのが気になる」などの理由から、敬遠する人も少なくないだろう。「確かに見た目を気にされる方は少なくありませんが、ブリッジやインプラント治療よりはハードルが低いと思いますし、適応範囲が広いというメリットもあります」と語るのは、「おおた歯科クリニック」の太田雅司院長。入れ歯をはじめ、ブリッジなど失った歯を補う目的の補綴治療の研鑽を積んできた専門家だ。さらに同院には、歯科技工士も勤務しており、入れ歯の修理を迅速に対応できるようにしているという。先代院長の時代から、その人に合った入れ歯づくりにこだわってきた同院。その入れ歯治療の特徴について太田院長に話を聞いた。
(取材日2024年1月18日)
目次
歯科医師と歯科技工士が連携しながらぴったりの入れ歯づくりを追求。素材も形態もさまざまなものを提供
- Q入れ歯治療の流れを教えてください。
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A
▲健康な歯を守るという観点でも有用な入れ歯治療
まずは、お口の中の状態を確認します。入れ歯にも保険適用のものと自費診療のものがあり、素材や形態もさまざまですから、どういったタイプが使えるかを診査していきます。また、初めて入れ歯を使うのか、あるいは、以前使用していたけれど痛くて合わなかったのかなど、患者さんの状況や希望もお聞きします。サンプルを実際に手に取って見ていただきながら機能面と費用についてお話しした上で型を採り、どんな入れ歯にするかを決定。小さいものであれば、1週間程度で入れ歯が完成します。総入れ歯の場合は、歯並びも考えて作っていきますから、型採りの後に噛み合わせの状態をチェックするステップが入ります。完成までは約1ヵ月が目安です。
- Q総入れ歯をなくしてしまった場合、1ヵ月は長いですね。
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A
▲わかりやすく入れ歯治療について説明する太田院長
当院には、歯科技工士が常勤でおりますから、「総入れ歯をなくしてしまった」など緊急の場合は、通常より早く対応します。入れ歯が割れてしまった場合なども、歯科技工士がいないと、歯科医師が応急処置で接着したり、1週間程預かり修理をすることが多いです。当院では常駐してる技工士が、応急でなく根本的な修理を迅速に行っております。また、入れ歯のバネを引っ掛けていたご自身の歯が抜けてしまった場合は、入れ歯に人工の歯を足し新しくバネを作る複雑な修理になります。そのような修理も、可能な限りその日のうちに行います。通常は1週間かかるような修理が、その場でできるというのは、院内に歯科技工士がいるからこそですね。
- Q他にも歯科技工士が常駐しているメリットはありますか?
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A
▲こだわりを持って入れ歯の修理や作製を行っている
入れ歯修理や作製の際、歯科技工士と対話できるのも大きなメリットです。歯の並びや形状といった仕上がり部分について、一緒に話をしながら調整していけるので、細かなニュアンスも仕上がりに反映しやすいですね。特に、総入れ歯などは歯だけの問題ではなく、お顔とのバランスも大事になります。唇がしぼんでしまわないように張りを持たせて作る工夫を要することもありますから、必要があれば患者さんのお口を歯科技工士にも見てもらえます。外部の方に電話で伝えるのとは、やはり細かい部分の仕上がりが違ってくるもの。対応の早さだけでなく、噛み合わせの再現性や見た目のバランス、耐久性のクオリティーを追求することにもこだわっています。
- Q貴院の入れ歯治療の強みや特徴を教えてください。
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A
▲歯科技工士が常駐していることでスピード感のある対応が可能
先代の院長は、もともと義歯が得意でしたので、開業当初から種類もたくさん用意していましたし、歯科技工士も先代の頃から細かい注文に対応してきた歴史があります。現在は、技工所でも義歯を専門とする歯科技工士が減少しているようですね。歯科技工士も、義歯とかぶせ物で専門が分かれているのが多く、入れ歯にも対応できる歯科技工士がいるというのは貴重だと思います。また私自身も、大学で補綴治療を専門に勉強し、入れ歯に注力している歯科医院での経験も積みました。保険でできるプラスチックのものから、軽くて機能性を重視した金属床の入れ歯までさまざまなタイプがご提供できます。
- Q入れ歯でもおいしくご飯を食べるにはどうしたらいいですか?
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A
▲患者の私生活にも寄り添ってサポートしている
プラスチックの入れ歯を使っている方からは、異物感や話しにくさ、味がしないなどの不満もよく耳にします。それに慣れる方もいる一方で、慣れない方もいらっしゃるでしょう。そういった方には金属床の入れ歯をお勧めします。金属床の入れ歯は、薄く異物感も少ないです。また軽くて熱伝導もいいので、温かい料理の感覚を楽しむのに向いており、味も伝わりやすいです。さらに、残っている歯への負担も少なくすることができます。残っている歯や歯茎の状態もおいしく食べることに関係しています。歯茎が痩せると入れ歯が合わなくなり、ぐらつくなどの不具合につながることもあるので、状態に合わせて入れ歯の調整を定期的に行うことも大事なのです。
自由診療費用の目安
自由診療とはノンクラスプ義歯8万5000円~ ノンクラスプ金属床義歯20万円~※素材により金額が異なります。 金属床総義歯25万円~※素材により金額が異なります。 マグネットアタッチメント義歯15万円~