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太田 雅司 院長の独自取材記事

おおた歯科クリニック

(大垣市/大垣駅)

最終更新日:2019/08/28

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2018年6月5日にリニューアルしたばかりの「おおた歯科クリニック」。リニューアルにあたり父親の前院長から太田雅司院長にバトンタッチ。院内をユニバーサルデザインにすることで車いすやベビーカーでも来院しやすくなったとともに、診療台も大幅も追加。太田院長と院長の妻、前院長の歯科医師3人体制で治療を行い、患者の待ち時間を大幅に軽減できるようになった。設備面は、新たに口腔内カメラやデジタルパノラマエックス線装置を導入。患者の口の中の状態を可視化することにより「わかりやすく説明し、納得した上で治療を行いたい」という太田院長の治療におけるモットーを実現できるようになった。新しくなったクリニックで日々奮闘する太田院長に話を聞いた。
(取材日2018年11月8日)

説明は可視化してわかりやすく。同意を得た上で治療へ

リニューアルの際こだわったポイントを教えてください。

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ユニバーサルデザインを採用しました。入口にはスロープを付け、トイレや診察室には車いすやベビーカーのまま入っていただけるようにしました。完全個室の診察室も用意し、そこにはお子さまと一緒に入っていただけるようなキッズスペースも設けていますので、お母さまが治療中、横でお子さまに遊びながら待っていただくこともできます。父が院長を務めていた頃から、院内は白を基調として清潔感を持たせていたので、そのイメージは維持しつつ、さらに木のぬくもりを追加しました。待合室の吹き抜けは特にこだわったポイントで、天井に続く壁には木の素材をさりげなく取り入れるなど工夫しています。

診察体制でも、変化はありましたか?

以前は診察台が3台しかなかったため診療効率が悪く、待ち時間が長くなってしまいがちなことが課題でした。リニューアルに際して診療台を6台に増やし、さらに歯科医師も私のほかに、同じく歯科医師の妻、父の3人体制で行っています。歯科衛生士の人数も以前より増やしていますし、設備的にもデジタルエックス線装置を採用するなどしたので、あまりお待たせせずに診療できるようになりました。当院は急患の方をお断りしない方針で診療していますので、すべて時間どおりというわけではないのですが、なるべく患者さまの待ち時間を減らすことができる体制を整えています。

先生が治療を行う上で大切にしていらっしゃることは何ですか?

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説明を丁寧に行うことですね。どの歯科医師も説明なしで治療を行うことはないと思うのですが、患者さまの話を聞いていると、以前受けられた治療について「抜かれた」「削られた」と、不満をもらされることもしばしば。説明が伝わっていなかったんだろうなと感じることがあります。言葉だけで説明しても伝わらない部分があると思うので、当院では口腔内カメラという口の中の細部を写すことができるものを導入しました。実際に画像で虫歯を見ていただき、放置するとどういう可能性があるのかということを説明します。また、治療方法についても、いろんな選択肢があることも紹介させていただくようにしています。詰め物一つにしても銀歯のほかに保険適用で白いかぶせ物ができる歯もあるので、そういうことを説明させていただくと患者さまは驚かれますし、治療満足度も高くなるのではないかと思います。

補綴科で培った技術を生かしたかぶせ物や入れ歯が得意

予防についての考え方をお聞かせください。

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予防や定期検診が大事というのは誰でもわかっていると思うのですが、すべての人にこまめに通っていただけるわけではありません。それぞれの生活事情があると思うので、そこをしっかりとヒアリングしていくことが重要かなと思います。治療を重ねるうちに患者さまが自分のことをお話ししてくれるタイミングがあるので、そこを聞き逃さないようにしています。海外出張が多い方、ご両親が共働きで夜はおばあちゃんに面倒を見てもらっているお子さまなど、ライフスタイルは人それぞれです。定期検診に来ていただけそうなタイミングや、歯磨き指導など、各患者さまの生活事情を考慮した上で最善の予防法を一緒に考えていくのが大切なのかなと思っています。

小児歯科にも力を入れていらっしゃいますね。

リニューアル後は小児歯科にも力を入れるようになりました。妻も、カウンセリングや児童心理に関する資格を取ってお子さまへの接し方などを勉強しました。「Tell Show Do法」という、説明(Tell)し、実際に使う器具を見せ(Show)、説明したことを行う(Do)方法があるのですが、お子さまには実際に治療器具を見せて触ってもらい、どんな治療をするのか教えてあげるようにしています。また、当院ではお子さまの治療を行う時は診察室に親御さまも入っていただくようにしています。お子さまだけでは治療内容を上手に説明できないこともありますし、親御さまにも治療や予防について理解してもらった上で進めていきたいと考えているんです。治療ができたお子さまにはカプセルトイを1回サービスしています。小さなことですが、お子さまがまた来たくなるような工夫をしていくことも重要だと思います。

先生が得意とされている治療について教えてください。

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大学で補綴科にいたので、かぶせ物と入れ歯を得意としています。常駐の歯科技工士もいるので、特に入れ歯に関してはこだわりをもって作製しています。以前に自分が手がけた審美面に配慮した治療で、前歯をきれいにしていく施術の画像を父や歯科衛生士に見せたところ、どの歯がかぶせ物か見抜かれませんでした。そのくらい、これらの分野にはこだわって行っています。女性の歯は角がちょっと丸かったりしますし、男性だったら角ばっています。前歯も平らのように見えますが、よく見るとぼこぼことふくらみがあったりします。歯のさまざまな形態を頭に叩き込んで再現していくので、違和感のないかぶせ物が仕上がります。

忙しい患者でも通えるよう治療回数はできるだけ少なく

リニューアルするにあたって導入された歯科診療設備はありますか?

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当院では症例により、ニッケルチタンファイルという根管を拡大することができる清掃器具を導入しています。以前は神経を抜く治療の際、ステンレスのファイルと呼ばれる針のようなものを入れて掃除していたのですが、ニッケルチタンファイルは、自動で回転角度や方向を調整してくれるのでより精密に掃除ができますし、大幅に時間短縮も行えます。根管治療を受ける方は、忙しくて通院できずに虫歯が悪化してしまったという方が多いんです。何ヵ月も根管治療にかかっていると、また途中で来院できなくなり状況を悪化させてしまうこともあります。そういう方にとっても、治療を短期間で終わらせるということは重要かなと思います。

治療回数を少なくする努力もしていらっしゃるのですね。

当院は他のクリニックに比べて1回の治療でかなり内容を詰め込んでいると思います。もちろん無理のない範囲でですが。歯科治療って、長く通うことになることが多いじゃないですか。でも実際は、皆さま仕事や予定があって何度も通うスケジュールを立てるのは難しいと思うんです。忙しい方には取り急ぎの悪い箇所を治す治療を行い、「3ヵ月に1回は見せに来ていただけますか」などと無理のない範囲で予防に取り組んでいただけるようにしています。患者さまの事情をお伺いし、通っていただきやすい環境づくりをしていくことが、歯医者離れを防ぐことにつながるのではないかと思っています。

地域に根付く歯科クリニックとして大事にしていきたいことは何ですか?

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困っている方、例えば急に歯が抜けてしまったけど、予約は入れていなかったという方、そういう方でも私は絶対に断ることはしたくないと考えています。歯が痛いと訴えていらっしゃるのに「定期検診に来なかったからでしょう、2週間後でお願いします」と冷たく言われたら途方に暮れてしまいますよね。歯科医師として歯について困っていて、助けを求めてこられる方の力になりたいと常に意識しています。あとは、歯科クリニックは「嫌なところ」「怖いところ」というイメージも払拭したいです。歯科クリニックに対するイメージを変えることができて、前向きに通っていただけるようになればその方の口腔人生も変えることができると思うんです。年を取って入れ歯を入れることになり、「もっと若い頃に手入れしておけばよかった」と後悔する人を少しでも減らしたいですし、なるべくご自身の歯を残せるようにお手伝いさせていただければと思っています。

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