城山 英之 院長の独自取材記事
大垣みらいファミリー歯科+kids
(大垣市/大垣駅)
最終更新日:2026/10/08
一般歯科から、小児歯科、予防歯科、矯正歯科、インプラント治療まで幅広く対応する「大垣みらいファミリー歯科+kids」。開院以来、城山英之院長が掲げるのは、「大垣市の子どもの虫歯ゼロ」という目標だ。だが、同院が真にめざすゴールはさらにその先にある。「将来、その子がお口のことで困らないようにしたいんです」と院長が語るとおり、虫歯だけでなく、呼吸や噛む力、飲み込み方といった口腔機能を含めた「口の成長」を見守っていきたいのだという。そして、成長した後も口腔機能を維持しながら、いつまでも自分の口で食べられるようサポートしていくことをめざしている。0歳から100歳まで家族3世代の悩みと真摯に向き合い、口の健康を支えることで、地域に暮らす人の「人生に寄り添う歯科」をめざす城山院長に、じっくりと話を聞いた。
(取材日2026年6月30日)
口腔育成を通じ、子どもの健やかな未来を支えたい
先生が掲げるモットーについて、聞かせていただけますか?

開院以来、「大垣市の子どもの虫歯ゼロ」を目標としてきましたが、これは通過点に過ぎません。虫歯を作らないことはもちろん大切ですが、一番大事なのは、将来その子ができるだけお口のことで困らないようにすること。そのためには、歯が生える前から哺乳や離乳食、呼吸、舌や唇の使い方、噛み方などに目を向け、「食べる・話す・呼吸する」ためのお口の機能発達をサポートしていく必要があります。その上で、成長期には歯並びの変化なども診ながら、一人ひとりの成長に合わせて「お口の育ち」を支え、子どもたちの健やかな未来につなげていくことが、私たちのめざすところです。
歯が生える前からということは、0歳でも歯科医院に相談していいのでしょうか?
もちろんです。お口の機能発達は哺乳期から始まっていますので、当院では地域の助産院と連携し、赤ちゃんが母乳を「うまく吸えない」「飲むのに時間がかかる」といった相談にも対応しています。その中では、舌や唇の動き、授乳の様子などを確認した上で、状況に応じてご家庭でできるケアやトレーニングもお伝えしています。こうしたお口の機能を正しく育てるための「口腔育成」を通じて、お子さんの成長を見守っていけたらと思います。そのためにも、困り事があれば「歯が生える前から」相談していただける場所でありたいですね。
「口腔育成」について、詳しく聞かせてください。

「口がぽかんと開いている」「口呼吸が多い」「食べるのに時間がかかる」といった状態は、口周りの筋肉や舌の機能が十分に発達していないサインです。こうしたサインがあれば、専用の機器で口を閉じる力や舌を持ち上げる力を測定し、結果に応じて、口周りの筋肉を鍛えるためのMFT(口腔筋機能療法)や食事や生活習慣に関するアドバイスを行います。お口がしっかりと閉じられ、舌が正しい位置に収まるようになると、顎の発達が促され将来の歯並びの土台づくりにもつながるんです。また、正しい呼吸や咀嚼の仕方を身につけることで、全身の健やかな成長も期待できると考えられています。当院には子どもの口腔機能や、離乳食・食育について専門的に学んだスタッフがいますので、連携しながらチームで口腔育成に取り組んでいます。
親子が笑顔で通える場所であるために
歯並びの話が出ましたが、小児矯正は早く始めたほうが良いのでしょうか?

早ければ早いほど良い、というわけではありません。その子に合ったタイミングがありますので、「お口ぽかん」や口呼吸の様子、舌の位置、噛み方などの確認も含めて検査をした上で、必要に応じてMFTと矯正を組み合わせることが大切です。当院では、歯並びや嚙み合わせの問題が大きくなる前に咬合誘導というかたちで介入し、取り外し可能なマウスピース型装置を用いて、お子さん自身が持つ「成長する力」を生かしながら、永久歯がきれいに並ぶためのスペース確保をめざします。検査結果によっては、「今はまだ何もしなくて大丈夫です」とお伝えしますので、矯正が必要かどうかを知るための相談でも構いません。気になった時にご相談ください。
子どもを連れて受診することに、不安を感じる人も多いのでは?
小さな子を連れての受診は、本当にエネルギーを使いますよね。特に待合室でお子さんが泣いてしまうと、「周りに迷惑をかけるのではないか」と気を使われる親御さんも少なくないでしょう。でも、当院ではお子さんが泣いたり、大きな声を出したりしても大丈夫! まったく気にする必要はありません。むしろ私は、赤ちゃんの泣き声を聞くと元気をもらえますし、日々の診療の癒やしにもなっているなと感じます。スタッフにも子育て中のメンバーが多く、皆が親御さんの心強い味方ですから、「泣いたらどうしよう」「騒いだらどうしよう」と心配せずに実家に帰ってくるような気持ちで気軽にお越しいただけたらうれしいですね。親御さんが心理的なハードルを感じることなく、笑顔で通える場所でありたいです。
親子で通いやすくなるよう、工夫されていることがあれば教えてください。

ファミリー層から高齢の方まで誰もがリラックスして過ごせる雰囲気づくりを心がけており、院内は明るく開放的な空間です。中でもお子さん連れに好評なのが、治療チェア横の壁に小さな入り口を設けたファミリールーム。親御さんの治療中、お子さんは壁の奥にある小部屋で遊べて、いつでも親御さんの姿を見られます。まるで秘密基地のような空間で、大人気なんですよ。また治療の際は、TSD(Tell-Show-Do)の考え方を取り入れ、歯科医院が苦手な子には「説明し、見せて、実行する」という3つのステップに基づき、少しずつ進めています。歯科医院を「怖い場所」ではなく、子どもの頃から自然に通える場所に変えることも予防の一つだと考えています。
「治す歯科」から、家族の人生に寄り添う歯科へ
幅広い世代が訪れる中で、大人の診療で大切にしていることを教えてください。

大人になってからも「悪くなってから治す」のではなく、その前に受診していただき定期的に確認することが大切です。当院では、歯周病の管理、歯を失った場合の補綴治療やインプラント治療のほか、マウスピース型装置を用いた矯正にも対応し、口腔内スキャナーや歯科用CTを活用した精密な診査に基づいて治療計画を立てています。大人の矯正というと、「見た目を整えるためのもの」というイメージがあるかもしれませんが、噛み合わせを整え歯磨きしやすくすることで、虫歯や歯周病の予防にも役立てられるのがメリットです。また、矯正に限らずどんな治療も、その後は定期検診を通じてお口の変化を継続的に診ながら、残っている歯や噛み合わせ、全身状態、清掃状態、将来のリスクなどを踏まえ、できる限り治療を繰り返さずにご自身の歯を長く守ることをめざしています。大切なのは、患者さんがいつまでも自分の口で食べられる状態をつくることだと思います。
いつまでも自分の口で食べられるようにするために、シニア世代とどう向き合っていますか?
年齢を重ねると、虫歯や歯周病だけでなく「硬い物が噛みにくい」「食事中にむせる」「以前より食べにくい」といった変化も出てきます。ですから、患者さんがこの先もしっかり噛んで食事を楽しめるよう、歯が何本あるかだけにこだわるのではなく、噛む、飲み込む、話すといったお口の機能をできるだけ保てるようサポートしていくことも大切になります。年代は違っても、シニアの口腔機能の低下を防ぐための後押しと0歳の口腔育成は、「食べる・話す・生きるためのお口を支える」という意味で一本の線でつながっていると思います。
最終的にどのような歯科医院をめざしているか、読者へのメッセージをお願いします。

歯が生える前の赤ちゃんから、成長期のお子さん、お父さん・お母さん、そして高齢の方まで、ご家族のお口を長く見守れる存在でいたいです。もちろん、「大垣市の子どもの虫歯ゼロ」という目標はこれからも変わりませんが、その子が大人になっても自分の歯を大切にし、やがて自分の子どもを連れてきてくれる。そしてお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで一緒に通ってくださる。そんな未来をつくっていけたらうれしいですね。「治療が必要になってから」ではなく、「気になることがあればいつでも」。そうして、0歳の哺乳の相談からシニア世代の「いつまでも自分の口で食べたい」という願いまで、家族3世代のどんな思いにも向き合い、その人生に寄り添える歯科医院でありたいと願っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/小児:5万5000円~、成人:44万円~、小児の咬合誘導/44万円~、インプラント治療/35万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

