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武藤 晃尚 先生の独自取材記事

ムトウ歯科医院

(各務原市/鵜沼駅)

最終更新日:2019/08/19

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JR高山本線の鵜沼駅の目の前に立つ「ムトウ歯科医院」は1983年の開業以来、地域に根づき患者との信頼関係を紡いできた歴史あるクリニックだ。1階にはバリアフリーの診療個室、2階にはメインとなる診療スペースを設置し、明るくアットホームな待合室では眼下に広がる山々の景色が心を癒やす。父の意志を受け継いだ武藤晃尚先生は、家族4世代で来院する患者のさまざまな要望に応えている。特に歯周病治療や虫歯予防に注力し、時間をかけた丁寧な施術を心がけているという。理想は小児から関わっていき患者の成長とともに口腔内の健康管理を行っていくこと。そんな武藤院長に、治療で心がけていることや今後の抱負など、たっぷり語ってもらった。
(取材日2019年7月19日)

患者ごとに行う、歯周病治療と予防歯科に注力

36年以上の歴史あるクリニックですね。どんな患者さんが多いですか?

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最近、この近くに新興住宅の団地ができたので、若い患者さんも増えてきています。また、父の代から3、4世代にわたりご家族で来てくださっている患者さんが多く、お孫さんや曾孫さんと一緒に来院されることもあり、年齢層は本当に幅広いですね。治療としては、父がもともと歯周病の予防に力を入れており、気になる箇所を治療して終わりではなく継続的に診ていき、少しでもおかしいところがあればすぐに治療するというスタイルを確立していたので、僕もそれを継いでいるような形です。お子さんから高齢の方まで、1~2ヵ月に1回のペースでメンテナンスに来てくださっている患者さんが7割以上いらっしゃいます。メンテナンスでは、普段ご自分で掃除できないところをカバーし、どこかおかしいところはないかを念入りにチェックしています。特にお子さんの場合は、虫歯の予防につながりますし、歯並びを気にされる方が多いので定期的に細かく診ています。

歯周病治療にも力を注がれていますが、どんな流れで行うのですか?

まず歯石や汚れの掃除、歯磨きの指導などを歯科衛生士が行い、その後、歯科医師が歯周ポケットの中の滅菌をレーザーにより施します。歯周ポケットの中には歯ブラシでは届かない菌がいますので、レーザーの熱で滅菌していくと歯周病の原因が減ることにつながるんです。そして、歯茎を引き締めるための薬の塗布をしたり、腫れている方なら抗生物質の軟膏を注入したりして治療を完了させてから、歯茎をマッサージして終わるという流れです。歯科医師がレーザーを使ってしっかりと関わる、手厚く充実した施術を提供していくことを大切にしています。状態に合わせて1~6ヵ月に1回のスパンでご提案することが多いですね。

予防への意識が高い患者さんが多いそうですが、どのような取り組みをされているのでしょうか?

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メンテナンスであれば1回20分程度で終わるんですが、治療となると期間や費用もかかり不効率だという話をさせていただきます。歯科へ痛くなったらではなく、悪くなる前から行くという意識に変えていくために、予防の大事さをこつこつと伝えていった結果ではないでしょうか。そんな父と僕との考えが患者さんにきちんと伝わっていると感じます。また、スタッフ全員が予防への共通認識をもって取り組んでいます。患者さんにとって自宅でのセルフケアがとても大事ですから、細かい磨き残しや苦手なところはちゃんと指摘しながら適した歯磨きを指導します。また歯ブラシや歯間ブラシ、磨き剤などのケア用品には、何を聞かれても答えられるように常にアンテナを張っていますね。

患者目線で関わることで何でも相談できる頼れる存在へ

複数の歯科医師がどのように連携を取っていますか?

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当院には僕の他に、父と妻が歯科医師として治療に携わっています。僕と父は、器具の使い方に違いはあっても治療方針は同じです。患者さんの情報を共有して、どちらが診ても大丈夫なようにしており、あまり担当制ということでは分けてはいませんね。妻に関しては、子育て中なので毎日診療しているわけではありませんが、女性の歯科医師が安心だという患者さんや、お子さんに対しての治療が中心です。また、メンテナンスの際には、歯石除去や歯磨きの指導にも積極的に関わってもらい、歯科医師からプラスアルファのケアを提供しています。

先生のご専門である、口腔外科の経験をどのように生かされていますか?

親知らずの抜歯や、細かいちょっとした口腔外科の手術、顎関節症やスポーツ外傷の治療、スポーツ用マウスピースの作製なども行っています。既存の患者さんとのお付き合いの中で、ニーズが出てきた際に対応できますし、新規の患者さんは親知らずの抜歯で来てくださることも多いですね。口腔外科を大学病院で学んだのは、高齢化で病気も多様になり持病をもった方が多く歯科へ来院されるでしょうから、そういう方への対処や治療を学びたいという思いがありました。がんなどの手術を行うというよりも、将来的には一般歯科を診るつもりでしたので、切ったり縫ったり、親知らずを抜いたりという基本的な外科の手術ができるように口腔外科に入りました。その後勤務した滋賀のクリニックで幅広い治療を経験し、相当鍛えられました。とにかくたくさんの患者さんを治療し覚えることが大事だという先生で、そこでの修行は現在の診療に生かされています。

治療の際に大切にしていることは何ですか?

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患者さんとの間では、先生と患者さんという雰囲気を全面に出すのではなく、悩みや困っていることを何でも気軽に相談していただけるような関係でいたいと思っています。お子さんもどちらかというと、半分遊びに来られているような感じですね(笑)。フランクにコミュニケーションを取っていますから、患者さんもよく話してくださいますし、こんなことに困っていると本音を聞けるのはありがたいです。もしも自分が歯科医院に行った時に、先生と話しづらく、思っていることと違ったことをされたとしたら嫌ですから。

幅広い患者の要望に対応、訪問歯科診療で地域に貢献を

先生が尽力されている、訪問歯科診療について教えてください。

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近隣の老人福祉施設へ診察時間の合間にスタッフを連れて毎日伺っています。当院で入れ歯を作ってくださった方が30人以上は施設に入所されていますので、依頼がなくても調子を見に行っています。合っていない入れ歯や歯を治療したり、きちんと噛んで飲み込めるようにするための指導を行ったりするなど、僕たちが訪問してみると、もう少し何かできそうということも多いですね。施設の理事長先生が、しっかり噛むことで口の中から健康にしていくことにつなげたいという考え方をもった方で、非常に共感し一緒に取り組んでいます。地域の高齢の方のQOL向上になれば良いですね。

毎日の訪問歯科診療は地域貢献でもあるんですね。

そうですね。生まれ育った地域への恩返しができたらと思います。先ほど話しました老人福祉施設の他にも、自宅やグループホーム、老人ホーム、デイケア施設にも行きます。以前は依頼があるごとに行っていたんですが、施設に入られる方も増えてきて毎日回らないと全員を診ることができません。これからさらに高齢化が進み入所者の方も増えるでしょうし、訪問診療が重要になってくると考えています。訪問は楽しいですよ。雑談することや、患者さんの笑顔を見るのもうれしいですし。施設のスタッフの方々も、どうやってケアしていっていいかわからない時もあると思いますから、話を聞いたり、指導させていただくことも大切な役目ですね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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世代交代をしながら、現在の状態をしっかり続けていくことですね。今僕が関わっているお子さんたちが大人になっていくまでは責任を持って診てあげたいです。また、今後は訪問歯科診療にかける割合が大きくなっていくと考えています。地域の歯科医院としてできる限りのことをしたい。地元への想いはやはり深いです。亡くなった祖父の同級生という患者さんも多く、僕のことを孫のように思ってくださっていて、ゴルフやイベント、お祭りなどに呼んでくださる方もいるんですよ。今後もそういった地域の患者さんとの関わりを丁寧に紡いでいきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

スポーツ用マウスピース作製/1万円~
床矯正/1万5000円~

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