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永田 征寛 院長、永田 優里 先生の独自取材記事

永田歯科クリニック

(各務原市/蘇原駅)

最終更新日:2021/10/12

永田征寛院長、永田優里先生 永田歯科クリニック main

蘇原駅より車で約10分、商業施設が立ち並ぶ場所にある「永田歯科クリニック」。永田征寛先生が父親の後を継いで院長に就任したのは、2014年のこと。妻の永田優里先生と二人三脚で、小児から成人までの一般治療や矯正治療、インプラントや審美歯科までを行い、幅広い患者のニーズに応えている。白を基調とした清潔感のある院内は歯科にいることを忘れてしまうほど心休まる空間。「すべての患者に優しい設計」をコンセプトに、誰もが気軽に通院できるクリニックをめざす。「口腔内チェックに美容院のような感覚で利用してほしい」と願う2人の歯科医師から治療に対する思いを聞いた。

(取材日2018年11月22日)

老若男女が気軽に集える、心休まる歯科医院をめざす

院長に就任された経緯と患者について教えてください。

永田征寛院長、永田優里先生 永田歯科クリニック1

【永田院長】曽祖父も祖父も歯科医師で、岐阜市で開業していましたが、1982年に父がこの場所に移り今に至ります。父の後ろ姿をずっと見てきましたから、私は幼稚園時代、七夕の短冊に「歯科医師になりたい」と書いていたほどです。そんな父から、クリニックを引き継ぐことになりました。父がこの地域で丁寧な治療を続けてきたからこそ、今でもずっと通ってくださる患者さんは多いです。さらに、私になってから若い方やお子さんが増え、患者さんの年齢層やニーズは幅広くなっていますね。

こだわりがたくさん詰まった院内ですね。

【永田院長】私が院長になる前に、父と話し合いながらリフォームしたんです。その後、「すべての患者さまに優しい設計」をコンセプトにしました。駐車場からエントランスに続くルーフは、お年寄りやお子さん、車いすや妊婦の方が、車から院内まで雨に濡れずに来院できるように配慮し、バリアフリー設計に。また、車いすやベビーカーのまま利用できるファミリー向けトイレや、キッズルームも設置するなど、老若男女どんな方が来てくださってもリラックスできる空間づくりをめざしています。

得意とする治療について教えてください。

永田征寛院長、永田優里先生 永田歯科クリニック2

【永田院長】以前は名古屋市の先進的な治療を行っているクリニックで勤務し、インプラント治療や審美歯科に携わってきました。入れ歯やブリッジが中心だった昔からの患者さんに、インプラント治療が適している場合には改めて提案することもあります。入れ歯ができない方もいらっしゃるので、選択肢が広がり喜ばれていますね。歯が抜けたところへ親知らずを移植する自家歯牙移植術も手がけており、さまざまな治療法を提案しています。その場合、親知らずの長さや奥行き、厚みや、移植する側の骨の厚みも歯科用CTできちんと診査してから行います。
【優里先生】昨年まで矯正専門の歯科に勤務しており、当院では矯正治療と小児歯科を担当しています。最近は歯並びが良くないお子さんが増えていて、相談される親御さんは多いですね。見た目だけでなく全身の健康にも関わってくるので、気になる患者さんにはこちらから声をおかけし矯正の大切さを伝えています。

先鋭の機器をそろえ、高いレベルの治療を提供したい

複数の歯科医師がいることのメリットは何でしょうか?

永田征寛院長、永田優里先生 永田歯科クリニック3

【優里先生】エックス線写真を見ながら、治療方針に悩んだ時は相談し合ったり、院長が担当の患者さんで歯列が気になる方には、私から矯正治療の説明をさせていただきます。お互いに得意分野を生かしていくことで、院内でのセカンドピニオンが可能になるのは患者さんにとってメリットだと思います。矯正治療中も、その後も生涯にわたりサポートさせていただけることが当院の特徴です。
【永田院長】成人や小児の一般治療から矯正、インプラント治療や審美面に配慮した治療までトータル的な治療が一つの歯科でできるというのは患者さんの負担を少なくできていると思います。この間も40代の女性で、インプラント1本だけの治療を行いましたが、隣の歯が少し出ていたので、インプラントを軸に部分的に矯正する方法で当院で対応することができました。

先鋭の機器を取りそろえていらっしゃいますが、設備に対してどんな思いがありますか?

【永田院長】インプラントや歯科口腔外科など幅の広い治療を行っていくために、歯科用CTやマイクロスコープは必要ですし、エックス線撮影装置のセファログラムも組み込んで補綴治療や矯正治療に役立てています。マイクロスコープは、強拡大しないと見つからない根管もあるので、保険・自由診療問わず必要な時には使っていますね。また、かぶせ物を入れるときには、最後にマイクロスコープで精密に整えてから行っています。衛生に関しては、クラスBと呼ばれる世界基準の滅菌器を設置し徹底管理を心がけ、特にインプラント治療の前には診察室全体に滅菌したドレープをひいて、30分くらいかけて念入りに準備しています。ユニットで使用する水も常に清潔に保ち、温かい水でうがいできるような配慮をしています。名古屋市で勤務していた頃、専門性の高い治療を学んできたので、土地柄は違っても地域の患者さんに同様の治療を提供できたらという思いがあります。

先生のポリシーとしていることは何ですか?

永田征寛院長、永田優里先生 永田歯科クリニック4

【永田院長】しっかりとした治療をしないと同じ所が再度虫歯になりやすく、神経を取れば歯が折れやすくなり、歯が抜けるといった悪循環が生まれます。僕が治療することでそのサイクルを止めることができたらなと考えます。できれば詰めるだけで終われて、神経を取るなら折れないように、歯をもしも失ってしまった場合は、完全には元に戻せなくても噛める状態にしてあげたい。噛めるという人生の喜びを当院に来ていただいたことで感じられる、そんな治療をしていきたいんです。両方の歯できちんと噛めるようになると顔つきも変化し、笑顔も違って見えるように感じます。当院には、地域の多様な要望をもった患者さんが来院されます。幅広い治療が必要なので臨機応変に応対し、抜くのではなく歯を残すことにこだわりを持ち、難しいといわれる症例でも何か手立てはないだろうかという気持ちで取り組んでいます。

小児から成人まで幅広く対応し、生涯的にサポート

審美歯科にも力を注がれていますね。

永田征寛院長、永田優里先生 永田歯科クリニック5

【永田院長】審美というと、“見た目だけ”というイメージがあると思いますが、セラミックなどの材質は、保険の範囲の材質とは適合も違いますし汚れもつきにくく、それが歯を失う予防にもつながります。精度には自信をもって行っていますので、僕だけでなくスタッフからも審美歯科の良さを伝えていけたらと思います。以前、1本だけ保険のかぶせ物が入っていた方で、結婚式前にセラミックにしたいという患者さんがいらっしゃいました。1本だけのセラミックって、色や形、歯茎の状態など、反対側の天然歯に合わせないといけないので結構難しいんです。ですから信頼している歯科技工を呼んで直接見てもらい作製するなど協力体制で行いました。患者さんから感謝された時はとてもうれしかったですね。

小児矯正において大切にされていることは何ですか?

【優里先生】何歳になってももちろん矯正治療は可能ですが、やはりお子さんのうちに始めると、骨格の成長期を利用することができますし、歯列はお子さんの健康にも関わることなどを親御さんにきちんと伝えています。親御さんも気づいていないことが多く、例えば、お口をポカンと開けて口呼吸しているお子さんは歯並びに悪影響を与えやすいだけでなく、虫歯や歯肉炎にもなりやすくなります。また、小学生の高学年になってくると方法が限られ、抜歯も必要になってくるケースもあるので、歯並びで少しでも気になることがあったら早めに見せていただくといいですね。治療を始めるタイミングのアドバイスができればと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

永田征寛院長、永田優里先生 永田歯科クリニック6

【永田院長】治療だけを目的にする患者さんだけでなく、メンテナンスを目的に患者さんが気軽に来院いただけるよう力を入れていきたいです。治療をしたら終わりでなく、歯に対する意識を持ち続けていただくことで、虫歯や歯周病の予防につながります。もっと美容院に行くような感覚で、3ヵ月に一度は歯石取りや、今の状態をキープするためにメンテナンスに来てほしいですね。受付も歯科らしくない温かみのある雰囲気ですし、キッズルームでお子さんを遊ばせて、親御さんはゆっくり過ごしていただけるような配慮をしています。また、削ったり抜いたりを極力しないミニマムな治療をめざし、ここに来て良かったなと思ってもらえるような治療を心がけていますので、安心してお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/5万円~
インプラント(1歯)/25万円~40万円
審美歯科(セラミック)/4万円~
ホワイトニング/オフィス(上下)2万5000円、ホーム(片顎)1万2000円

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