全国のドクター8,992人の想いを取材
クリニック・病院 161,454件の情報を掲載(2020年2月22日現在)

  1. TOP
  2. 岐阜県
  3. 各務原市
  4. 鵜沼駅
  5. 医療法人 聖昊会 大野歯科クリニック
  6. 松原 有為子 院長

松原 有為子 院長の独自取材記事

大野歯科クリニック

(各務原市/鵜沼駅)

最終更新日:2019/11/06

20191023 bana

JR高山本線・鵜沼駅と、名鉄犬山線・新鵜沼駅から車で約10分の住宅地に、開院して約40年、幅広い世代を対象に地域の歯科医療を支えてきた「大野歯科クリニック」はある。診察を行う松原有為子院長は、父・大野均前理事長から受け継いだ理念を大切にクリニックを運営している。一般歯科のほか、小児歯科にも力を入れ、母としての経験をもとに母親に負担を求め過ぎない小児歯科医療を提供。温かいアドバイスで子どもたちの口の健康を追求するほか、“木でなく森を見る”ように、1本の虫歯でも全体の様子を見て適切な治療計画を提案し、患者自身の選択を重視してさまざまな治療を行っている。患者の気持ちに共感し、寄り添う姿勢で診療に臨む松原院長に話を聞いた。
(取材日2019年10月1日)

地域に根差すオールマイティーな歯科クリニックとして

この地で開院して40年、クリニックの歴史をご紹介ください。

1

父が1978年に開院したクリニックです。父は岐阜歯科大学で講師を務めていたのですが、その傍ら、3年ほど今のクリニックの近隣で夜間診療を行っていました。その後、腰を落ち着けて開院し、地域の歯科医療を支えるようになりました。おかげさまで地域の人に信頼され、父いわく「0歳から100歳まで」の幅広い年齢の患者さんとお付き合いしてきました。私がこのクリニックに入ったのは、大学を卒業して2年ほどたってから。当初は勤務医として働きながら、クリニックで診察をしつつ、大学病院で小児歯科の勉強もしてきました。今も、父の時代から通っている患者さんから、私が入ってから増えた子どもたちまで、多くの方に親しんでいただき、ありがたく思っています。

クリニックのコンセプトを教えてください。

父が昔から言っていた「大野歯科の原理原則」というものがあります。「患者さま満足」「社会的満足」「スタッフ満足」を3本柱に、「すべてのスタッフは内面の充実を求め、おごることも他人をうらやむこともない自己形成をめざそう。物的、経済的充実よりは、尊敬される人間集団かつ専門職業人集団であり続けよう」という理念です。具体的には、言葉すなわちあいさつ、気持ちすなわち気づかい、健康すなわち笑顔をモットーにしたクリニックづくりをめざすというものです。私もスタッフもこの言葉を受け継ぎ、患者さん第一の歯科医療を提供したいと考えています。これからも父の思いを大切に治療に取り組んでいきたいですね。

診療する時の心構えについてお聞きします。

20191023 2

一番は、恐怖心なく来ていただくことです。大人にも子どもにも、優しく明るく接するよう心がけています。これは、小児歯科の勉強をした時の経験が生かされていると思います。まずは、相手の心に寄り添うこと。痛いのはつらいですね、と共感し、こういう治療をしていってはどうですか、と提案し説明する、それが基本です。とにかく患者さんに無理をさせないことが一番。一人ひとりのペースに合わせた治療を心がけています。抜歯1つとっても、患者さんが抜きたいとおっしゃるまでは抜きません。患者さんのお気持ちを聞き、押しつけにならないよう配慮しています。当クリニックで歯科嫌いを克服した方が大勢いらっしゃるのが私の自慢です。

母親とともに子どもの歯の健康を守る

先生は日本小児歯科学会認定の小児歯科専門医でもあるんですね。

3

小児の治療は、このクリニックに携わるようになってから専門的に学びました。私は女性歯科医師ですし、これから子どもの歯科医療に対する意識はどんどん高くなるだろうと考え、患者さんの相談にいつでも応えられるように頑張って勉強しました。女性として、結婚も、出産や子育てもしっかりやりたかったので、できるうちにできるだけ勉強して、未来に生かしたいと思ったんです。大きなおなかを抱えて東京まで講習に通ったり、大変だったけれどやりがいのある時間でした。周囲の協力があったからこそできたことだと思い、感謝しています。現在では小児歯科、特に小児矯正に対する相談が増えており、経験と知識を生かして子どもの健康を守っていければと思っています。

小児歯科の重要性についてはどのようにお考えですか?

乳歯のうちから歯をケアしていくことは非常に大切です。子どもの虫歯は、子どもの将来の生活に大きな影響を与えます。虫歯があるとものがよく噛めずに顎の発育がうまくいかなくなったり、全身にも影響を及ぼします。また、ひどい虫歯を放置すると歯並びが悪くなったり、健康な永久歯が生えないこともあります。ですので、歯が生え始めた頃からお口の健康に気をつけてあげることが重要です。乳歯は早めに気づいて治していかないと、すぐに穴が大きくなってしまいます。そうすると神経の治療をしなければなりません。麻酔を使った治療には抵抗のある子も多いので、早期発見・早期治療が必要とされます。そのため、定期検診をしっかり受けてもらいたいですね。

小児矯正への取り組みについてお聞かせください。

4

小児矯正に対する意識は近年どんどん高まっており、こちらにも多くの相談が寄せられるのですが、当クリニックでは主に咬合誘導を中心に行っています。咬合誘導とは、器具を使って顎を広げることを促し、永久歯が正しい場所に生えてくるように誘導する治療です。痛みも少なく、経済的な負担も少ないので、良い治療だと思います。歯並びが悪いとしっかり噛めませんし、肩凝りにつながったり力が出せなかったり、体に悪影響を及ぼすことも考えられますから、大人になってからの生活の質を考えて、小さいうちに治療を受けることが大切だと思います。

日々の頑張りの積み重ねが、患者からの信頼につながる

家庭での子どもの虫歯予防はどのようにすればよいでしょう?

5

歯磨きが第一ですね。理想は毎食後すぐに磨くことですが、お母さんも忙しいですから、あまり「1日3回きちんと」にこだわり過ぎなくてもいいと思います。朝はささっと済ませる日があっても大丈夫。ただし、夜だけは時間をかけてしっかりと、特に6歳臼歯はデンタルフロスも使って歯の間まできれいに汚れを落としてください。どんなに眠くても夜の歯磨きだけは習慣にしてほしいです。それから、歯をきれいに磨きたいばかりにブラッシングに力を入れ過ぎているお母さんが多いですね。痛くすると歯磨き嫌いになってしまうので、あまりゴシゴシしなくてもいいですよ。お母さんとお子さん、双方の負担にならないよう、楽しく歯磨きしてほしいと思います。また、小児歯科を専門に診ている先生は、お子さんへの対応に慣れているだけでなく、早期にお子さんのカリエスを見つけることもできます。小児歯科専門の先生のもとへ定期健診に通っていただくといいですね。

今現在も勉強を重ねていらっしゃいますが、なぜそれほど熱心に取り組めるのですか?

もちろん患者さんから信頼され、満足できる歯科医療をご提供するためです。当クリニックには、幅広い年齢層の患者さんがみえますから、小児の治療から歯内治療、抜歯、義歯、予防歯科までなんでも対応できなければなりません。どんな方にも自信を持って施術できるようにするため、できるだけ引き出しを多く持っていたいと思い、勉強してきました。歯科医師である夫やベテラン歯科衛生士の協力も得て、オールマイティーな治療ができるクリニックになれるよう努めています。私はここが地元なので、友人・知人が治療に訪れることもあります。その時に完璧な治療をしてあげたい。患者さんの「ありがとう」を聞くために、一生懸命頑張っています。

子育て世代の女性として、読者にエールをお願いします。

6

今は働くお母さんが多いですが、女性が働くためには、周囲の支えが不可欠です。私自身も、いろいろな人に支えになってもらいました。上の子が生まれた時は3週間で復帰したのですが、母乳で育てたかったのでシッターさんに来てもらい、家族にも協力してもらって乗り切りました。講習会に行く時は、夫が仕事を休んで子どもと一緒にいてくれたこともありました。そういうこと一つ一つに感謝をしながら、仕事と家庭生活を両立できるといいと思います。お母さんと子どもが一緒にいられる時間は限られているので、その時間を大切にしてほしい。そして子どもとのコミュニケーションの一つとして歯磨きを実践していただければ素晴らしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/I期治療のみ30万円前後、I、II期合わせて80万円前後
※すべて税別 ※口腔環境により異なりますので詳しくはクリニックにお問い合わせください。

Access