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篠原 佑輔 院長の独自取材記事

医療法人T&C光が丘塚本歯科クリニック

(名古屋市千種区/茶屋ヶ坂駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市営地下鉄名城線の茶屋ヶ坂駅から、徒歩15分ほど歩くと見えてくる「光が丘塚本歯科クリニック」。この地にあった「カジウラ歯科」を継承し、2018年5月にオープンしたばかりのクリニックだ。院長を務める篠原佑輔先生は、大学卒業後、千種区若水にある「塚本歯科クリニック」に勤務し、5年間臨床経験を積んできた。副院長としてクリニックを支えていたが、患者数が増えてきたことから、分院を開設するにあたって院長に就任。「塚本歯科クリニック」のコンセプトを引き継ぐとともに、「カジウラ歯科」の歴史を融合させた新しいタイプのクリニックである同院。両院の良さを取り入れつつ、「地域のニーズに応え、新しいことにもチャレンジしていきたい」と語る篠原先生に話を聞いた。
(取材日2018年7月17日)

地元で愛されてきたクリニックを継承し進化させる

オープンから2ヵ月たちましたが、どんな患者さんが来院していますか?

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子どもから高齢者まで幅広いですよ。当院は、第三者継承というかたちで、この地で40年以上地域を支えてきた「カジウラ歯科」を引き継いでオープンしたので、前身の「カジウラ歯科」の患者さんが半分くらいいるんです。院長を務めていた梶浦義雅先生と、先生を支えてきたスタッフも引き続き勤務しており、長年通っていた患者さんにもこれまでどおり対応することができています。歴史あるクリニックだっただけに、比較的高齢の方が多く、中にはお孫さんと一緒に通ってくださる方もいます。一方で、当院は僕が勤めていた「塚本歯科クリニック」も継承しているので、そこで診ていた患者さんも来てくださっています。イメージとしては、1つの歯科医院の中に2つの歯科医院があると思ってもらえると、わかりやすいかもしれません。

クリニックの第三者継承というのは珍しいですね。どういった経緯で現在に至ったのでしょうか?

「塚本歯科クリニック」で分院の開設を検討していた時、ある先生がクリニックの継承者を探しているという話を聞いたんです。それが、「カジウラ歯科」の梶浦先生でした。そこで話し合いを進めるうち、両者の診療に対する考え方が一致し、「塚本歯科クリニック」のコンセプトを引き継いで、クリニックを継承することになったんです。僕自身は、本院でずっと地域の患者さんを診ていこうと思っていたので、院長をやってみないかと打診された時はびっくりしましたが、自身のステップアップにもなるはずだと引き受けることにしました。実際、梶浦先生から吸収できることが驚くほどたくさんあって、まだまだ勉強しなくては、と実感する日々です。

クリニックのコンセプトを教えてください。

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ひとことで言うと「快適歯科空間の提供」です。これは「塚本歯科クリニック」のコンセプトでもあるんですが、当院でも、スタッフ一同、どうしたら患者さんが快適に過ごせるかを常に意識しています。このコンセプトに基づいて、「痛くない・やり直ししない・脱離しない」をモットーに治療にあたっています。具体的には、「痛くない」治療をめざして、麻酔の際は表面麻酔を使った上で、細い針を使用するほか、麻酔液を温めたり注入圧に気をつけたりと、できるだけ痛みを感じないよう工夫しています。またかぶせ物などの脱離は、患者さんの信頼を最も失うことだと思うので、それを防ぐために接着材にもこだわっていますね。

予防意識を高め、できるだけ削らない治療をめざす

治療以外で、患者さんが快適に過ごせるよう工夫していることはありますか?

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滅菌などの感染管理対策をしっかりと行うことでしょうか。当たり前のことですが、医療従事者として最低限のモラルだと考えています。どんなに良いかぶせ物を入れても、その治療を行う器具が滅菌されていなければ、感染性の疾患がうつる可能性だってありますから。そのため、当院では先進の滅菌システムを導入するとともに、基本セットはすべて滅菌パックに入れて患者さんの目の前で開ける、コップやエプロン、ヘッドカバーなどは使い捨てのものにするなど、気持ち良く治療を受けていただけるよう配慮しています。今後は、滅菌処理専任のスタッフも配置する予定です。患者さんに快適さを提供するためには、スタッフも快適に働けることが不可欠だと思うので、スタッフの安全性を確保する上でも、感染管理には細心の注意を払っていますね。

力を入れている治療は何ですか?

特に力を入れているのは、歯周病の治療です。もともと歯周病の患者さんを多く診てきたので、その経験を生かせたらと思っています。特徴としては、治療前に必ず、位相差顕微鏡を使って患者さんに口の中の状態を確認してもらうこと。その上で、細菌の種類や状態を調べ、状況によっては抗菌剤を併用しながら歯石を除去し、炎症の改善をめざしていきます。患者さんに自分の口腔内を見てもらうと、中には「こんなに菌がたくさんいたのか……」とショックを受ける方もいますが、口腔の健康に関心を持つきっかけにしていただけたら、という思いで続けていますね。それが治療後のメンテナンスにつながりますし、最終的には予防にもなると思うんです。

治療を通じて、予防意識の向上につなげているんですね。

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そうですね。僕は歯科医師ですが、できることなら歯を削ったり抜いたりしたくないんです。歯を削ってかぶせ物を入れることで、歯とかぶせ物の隙間に虫歯ができてしまうこともありますから。良かれと思って治療したのに、結果的に悪い方向にいっては意味がないですよね。だからこそ、治療しなくて済むように口腔内の環境を整えることが大切だと考えています。そのためには、患者さんの意識を高めるとともに、メンテナンスを通じてしっかりとケアすることが不可欠です。当院では、歯科衛生士を担当制にしており、彼女たちが患者さんの個性やブラッシングの癖、生活習慣などを把握した上で、しっかりとサポートしてくれています。僕よりもスタッフのほうが説明も上手ですし、安心して任せていますね。そうやって、各職種がそれぞれの専門性を発揮しながら、チームで患者さんを支えていきたいと思っています。

快適な空間づくりを通じて気楽に通えるクリニックに

これから強化したい分野はありますか?

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治療内容を増やし、地域の皆さんの口の悩みに幅広く対応できる体制を整えたいので、その一つとして、小児矯正やマウスピース型装置を用いた矯正に力を入れていきたいです。矯正治療は見た目をきれいにするだけが目的でなく、口腔の健康づくりにも影響しますから、できるだけ早くにアプローチすることが大切なんです。それだけに小さなお子さんのいる保護者には、積極的に情報発信していきたいと思っています。一方で、高齢者に対しては訪問診療を検討しています。現在も、本院の訪問診療は僕が担当しているんですが、当院の患者さんに対しても、通院が難しくなった場合は休診日に対応していくつもりです。昨年、九州で行われた摂食嚥下の勉強会に参加し、新たな知識を吸収してきたので、そこで得たものを早く現場に還元したいですね。

今後の目標を教えてください。

患者さんのニーズに柔軟に応えて、新しいことにも積極的にチャレンジしていきたいです。そのために、意見箱を用意して患者さんの声を募っているんですよ。また将来的には、本院と併せて「塚本歯科クリニック」の存在を地域に広めていくことが目標です。実はクリニック名を決める時、本院の塚本理事長からは、「好きな名前にしていいよ」と言われていたんです。なので、自分の名前を入れることもできたんですが、僕としてはお世話になった「塚本歯科クリニック」に恩返しがしたいという思いが強く、「塚本」の名前を残しました。いつか「千種区といえば、塚本歯科クリニックだよね」と、地域の皆さんに思っていただけたらうれしいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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「カジウラ歯科」と「塚本歯科クリニック」の良いところを取り入れながら、以前から通っている方はもちろん、初めての方でも気軽に通えるようなクリニックをめざしていきます。歯科医院には「できれば行きたくない」という方もいると思いますが、仕方なく通うのでは継続できません。口の健康のためには、定期的に通院して悪くなる前に予防することが大切なので、美容院に行く感覚で前向きに通えるよう、スタッフとともに快適な空間づくりをしていきたいと思います。そして予防を通じて、できるだけ歯を削らなくて済む健康なお口づくりをサポートしていきますので、気になることがあればご相談ください。

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