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高橋 泰 院長の独自取材記事

たかはし歯科

(名古屋市北区/上飯田駅)

最終更新日:2024/12/27

高橋泰院長 たかはし歯科 main

上飯田駅から歩くこと5分。オレンジ色の看板が目印の「たかはし歯科」を訪ねた。同院の診療でとりわけ特徴的なのが、他院との差別化のために始めたという朝5時55分からの早朝診療だ。「出勤前に受診できるので、多くの人に喜んでいただけているようです」と、高橋泰院長も手応えを感じている。「歯科治療を通じて自分と縁のある人を幸せにする」を診療理念に掲げ、患者だけでなくその家族や治療するスタッフに至るまで、関わった全員が笑顔になれるような診療を心がけているという高橋院長に、予防歯科を診療の主軸とした同院の診療の特徴や今後の展望、医療を行う上で大切にしている思いについてたっぷりと語ってもらった。

(取材日2023年9月28日/再取材日2024年11月21日)

自分と縁ある人を幸せにする歯科治療をめざす

こちらのクリニックでは早朝診療をされていると伺いました。

高橋泰院長 たかはし歯科1

はい。平日と土曜の午前中は朝5時55分から診療を行っています。普段来院する時間が取れない方たちを、どう治療しようかと考えた結果、早朝からの診療に思い至ったんです。会社員の方の出勤時間は午前7時~午前8時の間が多いということがわかりました。ならば7時からでは遅い、6時頃がベストだと考えたんです。5時55分というのは、語呂が良いからですね。この診療時間を決めた当初は、ご年配の方が多く来るだろうと思っていましたが、実際は会社勤めの方が出勤前に多く来られています。たまに、歯が欠けたり、差し歯が取れたりといった急患も方もいらっしゃいます。実際に始めてみて、早朝診療は多くの方に喜んでいただけていると手応えを感じています。その分、スタッフは大変だと思いますが、早朝診療のスタッフは、通常のシフトとは別にするなど、それぞれの働き方に合わせて相談して決めるようにしていることで、この体制を維持できています。

このような診療体制に至った思い、先生の診療理念についてお聞かせください。

「歯科治療を通じて自分と縁ある人を幸せにする」が当院の診療理念です。虫歯や歯周病の予防や治療をするのは歯科医師として当然のことですが、その先に何があるかを考えたとき、それはその人の幸せであり、その人を取り巻く家族の幸せでもあるのだと思いました。また、患者さんやそのご家族が喜んでくれる姿は、治療した歯科医師や担当したスタッフにも伝わります。そういった「幸せの連鎖」をこのクリニックでつくっていきたい。だからこそ、私は患者さんのお話をしっかり聞くようにしています。患者さんは痛みや恐れを感じながらクリニックに来るわけですから、まずはその不安を取り除く必要があります。そのためには、患者さんの心の内をしっかり聞かなければなりません。もちろん、人の気持ちを完璧に理解するのは難しいことではありますが、それでも親身にアプローチし続ける姿勢が大切だと思っています。

力を入れている診療について教えてください。

高橋泰院長 たかはし歯科2

健康な歯を守るための治療ですね。なるべく削らず、可能な限り抜かない、低侵襲な治療に力を入れています。次に重視しているのが、虫歯の再発や歯周病の進行を防ぐための予防歯科と口腔ケアです。虫歯の治療は「削って詰める」が基本ですが、それは問題を先送りしているだけなんです。数年後には再発することが多く、そのときはさらに大きく削ることになります。その次には神経を抜き、最後には歯を抜くことになるかもしれません。また歯周病はいったんかかってしまったら、完治することがありません。だからそれ以上悪くならないように、継続的なケアが必要になるんです。当院では予防歯科の一環として、歯磨きの指導から虫歯になりにくい食事の仕方など、生活習慣についてもアドバイスをしています。治療をしたら、その状態をキープし、虫歯にならないように予防する。健康な状態を維持することが、最高の治療になるのかなと考えています。

患者の気持ちに寄り添いながら、適切な診療を心がける

予防歯科と並んで注力されている分野はありますか?

高橋泰院長 たかはし歯科3

小児歯科です。「乳歯はどうせ生え替わるから虫歯になっても大丈夫」と思われがちですが、そうではありません。例えば乳歯の奥歯は、その下から生えてくる永久歯よりもサイズが大きいのですが、それは下から生えてくる永久歯のための隙間を確保しているからなんです。つまり、虫歯で乳歯を早くに失くすと、永久歯がきれいに並ぶスペースが確保できず、永久歯の歯列に大きな影響を及ぼす恐れがあるのです。ところが、乳歯は永久歯よりも構造が簡単で、かつ小さいうちは上手に歯を磨けず歯垢がたまりやすいため、どうしても虫歯になりやすい。そんな乳歯を守るため、当院ではフッ素塗布や歯の溝に樹脂を埋めるシーラントを実施しています。また、子どもの頃の食習慣や歯磨きは将来の口腔環境に大きく影響するので、口腔ケアの大切さをお子さんとその親御さんに伝えることも重きを置いています。

クリニックを運営する上で大切にしていることは?

高橋泰院長 たかはし歯科4

患者さんの気持ちに寄り添い、可能な限り応えていくこと、そして、歯科医師として適切な診療をしていくことが大切だと感じています。患者さんがいて、歯科医師がいて、スタッフがいるからこそ、医療は成り立ちます。先ほどの話の繰り返しになってしまいますが、「縁ある人を幸せにする人生」は、当院の診療理念であり、私の行動の原点でもあります。縁あって関わった全員を必ず幸せにしたい。そう考えて仕事に臨むのと、そうでない場合では、結果が大きく変わってくるのではないでしょうか。日々の診療では、勉強することも反省することもたくさんあります。でも、行動の原点があるからこそ、振り返って学べたり、省みたりできる。自分の考えにしっかりとした軸がないと良い行動はできないと思います。これからも、患者さんのために、そして周りの人たちのために良い仕事をしようとする心意気は持ち続けていきたいです。

スタッフさんとの連携体制はいかがですか?

自分としては良好な連携ができていると思っています(笑)。各自「患者さんのことを思い自発的に行動する」という当院の理念を理解し、それぞれが患者さんに寄り添う姿勢を持ってくれています。当院では、スタッフの皆がやりがいを持ちながらより主体的に仕事に取り組めるように、外部の歯科衛生士さんなどを招いて勉強会も行っています。皆で支え合う、チームワークを大切にしたクリニックでありたいです。

予防歯科を軸に訪問歯科診療と小児矯正にも注力

プライベートについても伺います。実践している健康法などはありますか?

高橋泰院長 たかはし歯科5

健康のためにしていることは、早く寝ることです(笑)。休めるときは休むということですね。運動のため通勤時は一駅分くらいですが歩くようにしています。あとは体幹トレーニングや足の筋力トレーニングを知り合いのトレーナーにしてもらっています。知り合いのトレーナーなので、お喋りをすることでもリフレッシュできていますね。以前はスタッフとの食事会なども行っていたんですが、新型コロナウイルス感染症の流行以来実現できていないので、機会を見て再開したいと思っています。

今後の展望についてお聞かせください。

「治療から予防への転換」を大きな方針として掲げています。具体的には、あらゆる世代を対象とした予防歯科を主軸としながら、訪問歯科診療と小児の矯正にさらに力を入れていく考えです。特に訪問歯科診療については、今は昼休みなどを利用して行っていますが、さらに多くのニーズに応えていけるように体制を整えたいです。ご高齢の患者さんの特性を十分に把握して治療を行い、介護されているご家族や施設の職員の方とも情報を共有し連携しながら、生涯おいしく食事を楽しむための口腔環境づくりを追求していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高橋泰院長 たかはし歯科6

今後も地域の皆さんの幸せのため「たかはし歯科に行けば歯の悩み事は解決する」と言われるような、困ったときにいつでも頼りにできる身近な存在をめざしたいと思っています。患者さんにとってクリニックは、できれば行きたくない場所かもしれません。「痛くなってから行く場所」というネガティブなイメージではなく、「未来の健康や豊かな人生を実現するために必要な場所」という、私たちがめざすクリニック像をもっと多くの方に認知していていただき、定期的に足を運んでくださる方が増えたら、院長としてこれほどうれしいことはありません。歯が丈夫で口内が健康であれば、おいしいものが食べられるだけでなく、誤嚥性肺炎などの防止にも役立ちます。まずは相談だけでも構いませんので、気軽にいらっしゃってください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児のマウスピース型装置を用いた矯正/診断料 2万円、矯正費用 30万~32万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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