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丹羽 崇之 副院長の独自取材記事

丹羽歯科医院

(名古屋市北区/上飯田駅)

最終更新日:2019/08/28

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上飯田駅から徒歩約7分、幹線道路沿いにある「丹羽歯科医院」。1979年にこの場所で開業し、長年地域に暮らす人々の歯の健康を守ってきた。2016年には、どんな人でも来院しやすいようにと敷地内の駐車場やスロープを含めて全面リニューアル。現在は、副院長である丹羽崇之先生が主に診療を行っている。患者一人ひとりの生活や全身状態も考え、より負担のない治療を選択するため、まずは向き合って話し合うことを信条としている丹羽先生に、歯周病や予防歯科への取り組みなど語ってもらった。
(取材日2018年7月10日)

祖父から3代続く、地域に根差した歯科医院

素敵な院内ですね。どんなこだわりを持ってリニューアルしたのですか?

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父が院長を務めるこのクリニックで私が診療を開始した、2016年に全面改装を行いました。それまでは、いわゆる“昭和の歯科医院”という感じの古めかしい建物だったので、明るく通院しやすい雰囲気のクリニックをめざしました。駐車場を大きく設けたり、玄関にスロープをつけたり、さまざまな患者さんにとって過ごしやすいよう、敷地内の配置にも気を配りましたね。同時に院内設備も、できる範囲で良いものをそろえました。特に院内感染対策には力を入れ、治療器具の洗浄・消毒には超音波洗浄機のほか、世界でも厳しいとされるヨーロッパ基準のクラスBに準拠した高圧蒸気滅菌機を導入しています。リニューアル後は父の代からの患者さんだけでなく、新しい患者さんも増えたように感じます。

歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

祖父も父も歯科医師をしていて、クリニックは自宅に併設していたので、父の仕事ぶりを見ることも少なくありませんでした。後を継ぐように言われたことはなかったのですが、いざ進路を決める段階になると、自然に歯科医師になろうという気持ちが湧いてきました。やはり歯科医師という職業を見慣れていたり、憧れを感じていたんでしょう。その後、岐阜県瑞穂市にある朝日大学歯学部に進学し、田舎で伸び伸びとした下宿生活を送りました。今でも、「あそこに戻ってまた暮らしたい!」というくらい素敵な場所でしたね。卒業後もこの大学で経験を積もうと思える、良い環境でのスタートでした。

これまでどんな経験を積まれてきたのですか?

歯周病を専門にすると決めてから研修医時代は幅広く学びを得ることに注力し、大学院で4年間、歯周病について専門的な研究と臨床を重ねました。その後大学病院で助教授として3年勤務し、その間に多くの歯周病治療を担当してきたことは今の診療にも大いに生きています。また、大学病院で他の歯科分野の専門の先生から指導していただけたことも非常に学びになりました。お手本になる先生は、皆さん手技が丁寧かつ確実で感動しました。

街の歯科医院でも勤務されております。

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はい、四日市の歯科医院では、パワフルで意欲の高い院長にお世話になりました。インプラントも矯正もすべての処置に的確に対応し、勉強会にも頻繁に参加され、本棚にはいつも最新の文献がある……。一体いつ休んでいるんだろうと(笑)。その影響を受け、私も手技を極めるのはもちろん、幅広い治療に対応し、最先端の知識にも関心を持ち続けたいと思うようになりました。偉大なる先生たちの姿を見て学べたのは、本当に大きな財産になっています。

歯周病対策や予防歯科の基本は、毎日の歯磨き

こちらのクリニックでは予防歯科や歯磨き指導に力を入れているとお聞きしました。

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大学病院に勤務していた時、歯周病がひどく、歯茎の炎症が強い状態の患者さんがいらっしゃいました。そこですぐに治療に入らず、歯磨きの仕方や回数などを丁寧に指導することにしました。1日に1回だけでもしっかり磨いてほしいとお願いしたところ、みるみる歯茎などの状態が変わり、歯周病の改善につながったんです。歯磨きで口腔内環境がこんなに変わるということに驚き、私もその重要性を再認識しました。歯周病は糖尿病や心臓病との連関も指摘されていますし、重症化すれば歯を失うことにもなる疾患です。ですので「痛くないから大丈夫」という方は、まずその認識を改め、検診を受けていただきたいと思っています。「自覚症状がないこと」と「健康であること」はイコールではないのです。私たちにとっては歯磨き指導も治療ですから、私か歯科衛生士からの歯磨き指導が最重要だと言っても過言ではないですね。

これまで診療されてきた中で、印象深い患者さんはいますか?

ある高齢の患者さんが、とても印象に残っています。歯石や歯垢の蓄積がひどく、歯がぐらぐらで虫歯が何本もあり、歯茎の状態も悪くて。それでもご本人はそれほど深刻に受け止めていないんですよ。だから治療を受けずに何年も放置していたのでしょうけれど。でもたまたまクリニックのリニューアルをきっかけに足を運んでくださって、本当に良かったと思います。まずお口の中をきれいにしてから治療に進み、半年以上かけて状態を整えました。患者さんご自身も歯が良くなったことを喜んでくださり、私もうれしかったです。そしてもちろん、良い状態を維持するための歯磨き指導も入念にさせていただきました。

予防の大切さについても、伝えていらっしゃるんですね。

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当院は住宅街の中にあるので、近所から通ってくださる高齢者の患者さんも多いのですが、その中には歯や口腔内環境に注意していない方も残念ながら少なくありません。「痛み止めを飲んで、痛みが引いたから大丈夫」とか、「虫歯になったら抜けばいい」とか、「あまり口の中をいじってほしくない」とおっしゃる方もいるほどです。ですので、そういう方々にはまず歯の大切さを知ってもらうことから始めています。“入れ歯をしなくても済むように、自分の歯の寿命を長くしましょう”と呼びかけ、これまでの考えや習慣を改めてもらうよう努めています。治療を行う際も、通うのが面倒だと思われないよう、いたずらに治療回数を増やさないようにし、治療の前には症状をしっかり説明して、治療方法についてもわかりやすく伝えています。患者さんが納得した上で治療を受けてほしいと思っています。

ライフスタイル・ライフステージごとの治療

お休みの日など、プライベートな時間はどのように過ごしていますか?

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仕事柄肩こりがひどく、どうにかして解消できないかと悩んでいました。最近プールが使えるジムを見つけて、足しげく通っています。クロールで泳いで肩こりもだいぶ解消したような気がしますし、気持ちがリフレッシュできるのもいいですね。体が資本の仕事なので、細かな作業や治療を続けても大丈夫なように、体調を万全に整えています。休みとはいえ、仕事のことを心の片隅に置いて過ごしているかもしれません。

今後、どんなクリニックにしていきたいですか?

今後も変わらず、患者さんの年齢や生活を考えて治療を進めていきたいと考えています。同じ病変があっても、患者さんによって症状や痛みの感じ方は違いますし、年齢やその方の全身状態によって治療方針は異なります。例えば、長年別の疾患と付き合ってこられたご高齢者であれば、他のお薬との兼ね合いやその治療計画を考えて慎重に進めていきます。その患者さんにとって最も負担が少なく、QOL(生活の質)を高められるような治療と、できる限りご本人の歯を残していけるような治療を患者さんと相談しながら決めています。そして、“患者さんがハッピーか、ハッピーじゃないか”、これはUCLAの歯周病の権威といわれる先生の講義の中で聞いた言葉なんですが、私には印象的で、この言葉を胸に刻んで患者さん一人ひとりに寄り添って診療できたらと心がけています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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歯が痛くなってから来院するのではなく、定期的に歯科医院に通って検診を受けてほしいです。万が一悪い箇所があっても、見つけるのが早ければ早いほど治療も短期間で終わり、歯を削るような処置も最小限で済みます。予防歯科の観点で見れば、病気にならないことだけでなく、早期に必要な治療を受けることも、症状を悪化させないための“予防”なんです。だからこそ、定期的に来院してチェックを受けてほしいですね。それからやはり、毎日の歯磨きを見くびってはいけません。どんな予防ケアより大切なのが歯磨きです。1日に1回、理想は寝る前に、歯がツルツルになるまで丁寧に磨きましょう。食べかすだけでなく菌を取りきるように、ぬめりを感じなくなるまでしっかり磨いてみてください。そして歯の磨き方、手入れの仕方についてだけでも、お気軽にご相談ください。

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