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平野 裕昭 院長の独自取材記事

名古屋アリスデンタルクリニック

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2020/07/08

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栄のテレビ塔近く、ビル5階に「名古屋アリスデンタルクリニック」はある。院内は、白と赤のコントラストが印象的な内装で、窓からは久屋大通公園の緑を眺めることができる。平野裕昭院長は、物腰がやわらかく話しやすい先生だ。審美性を重視した治療を得意としており、「手っ取り早く美しさを求める方もいますが、もしそれが自分の娘だったらそんな治療はしたくありません。ですので、どういう治療が歯にとって良いのか、そこからお話しするようにしています」と語る。その言葉を聞くだけで、患者を家族と思い、親身になって丁寧に治療をしている様子が伝わってくるようだ。そんな平野院長に、開業の経緯や現在の診療、今後の展望について語ってもらった。
(取材日2019年5月31日/情報更新日2020年7月3日)

丁寧でわかりやすい説明を心がける

白い壁に、赤と黒のチェアが素敵です。デザインのコンセプトを教えてください。

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当院はビルのテナントで日光が限られていますので、全体的に明るい感じにしたいと考えました。他院であまり使っていない色が良いと思ってまず赤のチェアを選び、赤だけもどうかなと思って黒を加えたんです。スペースに限りがある中で患者さんのプライバシーを守りたいということと、できるだけ曲線を用いてやわらかい感じを出したいということから、パーティションは半透明の素材でカーブをもたせています。またエタノールなど歯科医院独特のにおいがしないように、待合室にはアロマをたき、少しでもリラックスしていただけるようにしています。

なぜ、この場所で開業されたのですか?

私は大阪大学歯学部を卒業し、最初の勤務地も大阪だったのですが、そこの院長がこのビルの所有者と親しく、いずれ私を院長にということで尽力してくださり、ここにビルの名を冠した歯科医院を立ち上げられました。しかし当時、私は卒業したてでしたので別の方が院長になられ、その後、1994年にあらためて私が院長に就任した次第です。私はもともと名古屋出身で、ここ、栄は高校への通学路の乗り換え駅。よく下車して遊んでいたのでなじみがあり、好きな場所です。2004年にビルの名前が変わり、院名も新しくしました。アリスというのは、大学時代の友人が京都で「アリス」という名で開業しており、良いなと思って「同じにしても良いか」と聞いたら快諾してくれて、それで名古屋のアリスとなったんです。彼は月1回土曜に、矯正治療のために当院に来てくれています。

院内の感染対策も重視されているそうですね。

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もともとどの歯科医院も感染対策には気を配っていると思います。当院では、大学病院でも導入されているような精度の高い空気清浄機を設置しています。ウイルスや治療時の飛沫、花粉などにも対応しており、清潔な空気の循環をめざしています。2020年は新型コロナウイルスの流行などもあったので、治療や検査ごとにユニット、レントゲンのふき取り消毒を行ったり、ドアなどを開放するなど、対策を講じています。そんな中でも、治療前の説明には力を入れているので、口腔内写真やタブレット型端末を用いたり、歯1本1本のイラストに説明がついたプリントをお渡ししたりしています。感染対策面でも、診療でも、できるだけ多くの方に「来て良かった」と感じていただけるようにお手伝いをしていきたいと思っています。

健康あってこその美しさ。その実現に向けて

先生が専門とされてきた分野について教えてください。

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大学では保存科に在籍していました。かぶせ物作製や、失った歯を入れ歯、ブリッジなどで回復させることを補綴といいますが、保存はもう少し小さいイメージで、例えば削ったところに白いレジンというプラスチックの詰め物をしたりする、いわば虫歯治療の最初の部分ですね。そこに使う接着剤など修復材料も含め、いかに材料をしっかり歯に接着させるかを主に研究していました。今は高齢社会となったこともあり、根面う蝕といって、歯茎が下がり歯根が露出してそこが虫歯になってしまう症例が注目されています。

その学びは今の治療にどのように生かされていますか?

一番役に立っているのは、材料と歯をくっつける接着について深く学んだことでしょうか。かぶせ物でも詰め物でも、取れたりはがれたりしないように確実に密着させないと、隙間から二次う蝕といってまた虫歯になることもあるので、接着の知識、技術がしっかり身についたことは大きいです。その極みとして、私が得意とするのは審美歯科です。自費診療になりますが、天然の歯のような、白いセラミックを使った治療になります。現在では、金属の上にセラミックを焼きつけるメタルボンドという手法ではなく、金属を使わないオールセラミックにより審美的にも優れ、透明感のある人工歯を作ることが主流になってきました。ただ、金属を使わない分、強度の面で心配な部分があり、そこで接着が重要になるのです。きちんと接着されていると、より強度も上がり、二次う蝕の心配も少なくなると考えられます。

審美歯科を得意とされる先生が考える「美しさ」とは?

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セラミックの白い色、形の美しさは、口内の健康があってこそ。美しさの持続のためには良い口内環境を保つことも必要です。例えば1本の歯をきれいにしても、根っこの部分がでこぼこだったり歯茎が赤かったり、腫れていたら健康とは言えませんよね。歯科医院で定期的にメンテナンスをして、虫歯や歯周病をチェックし、歯茎や口内全体を健康な状態にしてこそ美しさが生きてくるのです。患者さんはミクロ的な視点で捉えがちですが、私たち歯科医師はマクロといいますか、「木を見て森を見ず」にならないようにしなければなりません。

患者を家族と思い、コミュニケーションを図る

普段、心がけていることを教えてください。

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常に、「もしこの方が自分の家族だったらどうするのが一番良いか」と考えるようにしています。例えば、たまに「歯を削って、手っ取り早くきれいにしてほしい」とおっしゃる若い女性もいます。もちろんご要望に応えることも私の使命かなとも思いますが、もし自分の娘だったらそれは絶対にやらないことなんです。人生100年時代ですから20代だとこの先70~80年、それまで持たせたい天然の歯を、神経を取るまで削って人工物をかぶせて、というのはやはり良い手段ではないと私は考えます。一つにはまず矯正治療という方法もあります。必要に応じて後ろの歯を抜くなど全体の噛み合わせを整えながら行いますので数年かかりますが、お口全体をきれいにするのに有用な方法だと思います。スタッフにも「患者さんを自分の家族だと思ってね」と話しています。そうすれば自然と優しさがにじみ出ます。

スタッフの方々についても教えてください。

当院には、私以外にそれぞれ専門の歯科医師が3人います。月曜・火曜は、女性の古川妙先生で、一般的な歯科治療はもちろん、高齢の患者さんの治療経験や知識もとても豊富な先生です。土曜は、矯正治療専門の中村岳司先生が来てくれており、一般歯科診療や口腔外科の分野にも精通し、総合的な診断のもと、矯正治療を行います。また、インプラントの手術は、病院の口腔外科の部長の先生に来ていただき、手術をお願いしています。歯科衛生士は5人で、常に4~5人いる体制です。そのため、患者さんに対してかなりきめ細かいケアができていると思います。スタッフにはできるだけ勉強会に参加して、能力を高める努力をしてもらっています。そして、勉強してきたことをみんなにフィードバックする目的でミーティングを開きます。当院には本当に優秀な人がそろっているんですよ。患者さんともよくコミュニケーションを取ってくれており、私も随分助けられています。

これまでを振り返り、今後についてもお聞かせください。

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高校時代からなんとなく医療に携わる仕事をしたいと思い、歯学部へ進んだのですが、なってみると歯科医師は大変でした。命に関わることは少ないですが、患者さんの人生、QOL(生活の質)には大きく関わり、貢献できるのではないかと思っています。最近、私の歯の詰め物が取れたのですが、それだけで食事がまずくなり、頬の内側を噛み、ストレスになりました。たとえ小さなことでも患者さんはこんな気持ちになっておられるんだと痛感しましたね。今後もスタッフともども勉強を続け、当院の総合力、治療の質の向上に努めたいです。いずれは歯科医師会や当院でも在宅診療に取り組み、さらに地域の皆さんに貢献できればと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックインレー/5万円~ セラミッククラウン/1万円~ ジルコニアクラウン/6万円~ 矯正治療/メタルブラケット 40万円+5000円(調整料月1回)~ インプラント治療(上部構造含む)/1本35万円~ 
※すべて税別

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