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高木 哲朗 院長の独自取材記事

高木歯科医院

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2019/08/28

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栄駅より徒歩5分、名古屋でもひときわ賑わいを見せるエリアに「高木歯科医院」がある。広小路通に面した同院は、院長である高木哲朗先生の祖父から代々受け継がれておよそ100年の歴史を誇る。丸善名古屋ビルの完成とともに父である先代院長が開業し、2008年のビル解体を機に現在の場所へ移転。高木先生は日本歯科大学卒業後、半年間の勤務医を経てから、父とともに同院での治療に携わってきた。利便性の高い場所ということもあり、同院にはJRを利用して遠方からの患者も数多く来院する。特別な治療よりも基本重視という慎重な姿勢を大切にし、患者のカウンセリングに力を入れる高木先生に、同院や診療理念などを聞いた。
(取材日2016年6月15日)

祖父の代から100年続く歴史ある歯科医院

こちらの歯科医院の歴史を教えてください。

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私の祖父が開業し、父へと引き継がれ、私で三代目の院長となります。祖父が開院してから約100年にわたり、地域医療に貢献してきました。そもそもこの医院を父が開院したのは、丸善名古屋ビル完成時のこと。2008年に老朽化した丸善名古屋ビルの取り壊しが決まり、心機一転して現在の場所へ移転を決意しました。移転で院内を大幅にリニューアルし、診療室や処置室はゆとりある設計を意識しています。内装のレイアウトには私自身も携わり、プロに仕上げてもらって完成しました。

設計の際に意識したポイントなどありますか? 

カウンセリングルームを用意し、治療開始前に必ず患者さんが納得できるよう、悩みや不快に感じていることなどを詳しく聞き取りできるようにしています。患者さんの予算などを聞くことも重要ですが、歯科医師との相性や治療法などで合わない場合は、カウンセリングだけで終えることもあります。治療を希望される患者さんには、レントゲンなどを行って治療開始となります。カウンセリングルームは治療開始前だけに使うものではなく、その日手がけた治療を分かりやすく説明し、画像を患者さんと共有して目で見て治療の成果を実感していただくものです。また、院内はインプラント手術室以外は統一感を意識し、受付は開放的な空間に仕上がっています。

先生の診療理念をお聞かせください。

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基本を外さないことが私の信条です。秀でた特技を前面に出すのではなく、基本を確実に行う安定感を重視しています。高い技術を求めるあまり、基本がおろそかになっていては意味がありません。ウルトラCを生み出すより、基本をきちんとこなしていくことが大切です。とはいえ、私は専門分野だけというよりは、歯科全体をしっかりカバーできるように学んでいます。常に80点以上の治療を行えることが重要ですから、これからも学び続けていきたいと思っています。

徹底した手洗いで菌を持ち込まないのが基本

診療時に心がけていることを教えてください。

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私が大切にしているのは、菌を持ち込まない工夫です。すべての診療台にはそれぞれ手洗い場を設けており、徹底した手洗いを行っています。治療中に一旦席を外すことがあっても、手洗いを必ず行い、菌の移動を防いでいます。除菌や感染症対策は、歯科医療において基本中の基本です。最高の治療よりも、こうした日々の何気ないことを当たり前にこなす。これがミスをなくすためにできることです。若い時は無理に自分だけで治療しようと思って抱え込んでいましたが、今は迅速に紹介すべき症状かどうかの見極めも大切にしています。専門性を必要とするなら、紹介して早く治療を受けられるほうが患者さんにメリットとなります。できることとできないことを素早く判断するのが、歯科医師と患者さんのお互いのためなんです。

先生がやりがいを感じるのはどのような時でしょうか? 

患者さんが当院での治療を良かったと感じてくれて、お友達を連れて来院された時ですね。治療後に、歯への意識を高く持ってくださる患者さんの様子を見ても、やっていて良かったと感じます。患者さんの中には、祖父や父の代から来院されている方もいて、お互いに気心も知れているので、聞きたいことも聞ける相談しやすい環境をつくれているのではないかと思っています。どんな治療でも、簡単なものはありません。だからこそ、患者さんの「ありがとう」がうれしくて、苦労もすべて報われるのです。

スタッフの教育はどのようにされていますか? 

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私から何か教えるということはありません。スタッフは私から特別な言葉はなくても、きっと伝わっていると思っています。診療している私の背中が語っているのではないかなと信じています。やり方を教えるのではなく、自然に見て覚えてくれるのが、当院のスタッフが持つ魅力だと思います。スタッフも自由に働けるといってくれていますので、これからも若手には積極的に前を向いて、常にたくさんの疑問を持ちながら成長していってもらいたいと思っています。きっとそうしたのびのびした姿も、患者さんの安心感につながると信じています。

患者の希望に添う選択肢を提案していきたい

先生が歯科医師になったきっかけを教えてください。

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祖父と父が歯科医師として勤務していましたので、歯科医療を身近に感じていました。ただ、子どもの頃は他にも夢を抱いていましたし、人並みに反抗期もありましたよ。家族や親戚が暮らしていた東京への憧れもあり、父の母校である日本歯科大学を受験しました。入学して間もない時期は、テニスや仲間との時間を楽しんでいましたが、次第に歯科医師になるためにしっかりやるぞ! という気持ちがみなぎり、大学時代は一生懸命勉強しましたね。

今後の展望をお聞かせください。

往診は、6年前から始めています。ここから半径16キロ圏内であれば、どちらへでも行きます。患者さんの中には終末医療を受けられている方もいらっしゃるので、ご家族とのコミュニケーション含め、私なりに最後まで何か力になれればと思いながら取り組んでいます。酸素濃度測定器を使い、患者さんが安定した状態で歯科診療が受けられるよう、細心の注意を払って行います。在宅医療においても、「基本に忠実に」ということが一番大切であることは変わりません。

読者へのメッセージをお願いします。

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受診時は、包み隠さず何でも単刀直入に話してもらいたいと思います。飾らず話してもらうことで、どのような治療をしたいかという目標を定めることができます。医療が進歩しても、やはり大切なのは人と人ですから、しっかりとお話をして、予算も気兼ねなく相談してもらい、患者さんの希望に添う選択肢を提案していきたいと思っています。患者さんに言いたいことを言ってもらうことで、私自身もより具体的なお話としてきちんと伝えることができるんです。まずは、どんな小さなことでも気軽に聞いてください。

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