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大野 公稔 院長の独自取材記事

大野歯科医院

(名古屋市昭和区/いりなか駅)

最終更新日:2021/06/25

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名古屋市営地下鉄鶴舞線のいりなか駅から徒歩約7分。商業施設が立ち並ぶ大通りに面した医療ビルの2階にある「大野歯科医院」。開院当初から治療だけでなくメンテナンスに尽力する同院には、歯科衛生士と歯科技工士が常駐する。開院から35年たった2020年4月に先代院長の息子である大野公稔先生が継承。「患者にとってベストな治療を提供する」という先代の考えを大切にし、診療に取り組んでいるという。また2022年5月には同じ滝川町内で移転、リニューアルオープンを予定しているという。今回は大野院長に、継承から1年経過しての所感やリニューアルオープンの構想について話を聞いた。
(取材日2021年6月9日)

歯科技工士が常駐し、患者の要望に適宜対応していく

来院される患者さんの特徴や院内の雰囲気を教えてください。

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開院して36年になりますが、父が診察していた頃から通ってくださっている方が大勢いますね。また最近はウェブサイトをご覧になって来てくださる新しい患者さんが増えたほか、以前通ってくださっていた患者さんが久しぶりにお越しになることも多いです。ありがたいことに患者さんが増えてきたので、「予約を取ろうとしたら2〜3週間先まで空いていなかった」ということがないよう、歯科衛生士を増員したり、治療用のチェアを増やしたり工夫を重ねています。院内の雰囲気は、開院当初から変わっていませんね。白を基調として、清潔感を大切にしています。衛生面や感染予防対策についても、父の代から重視してきました。

昨年4月に継承されたそうですね。こちらのクリニックの特徴を教えてください。

父の勧めもあり大学院時代から当院で働いていたので、勤務自体はもう10年目。当院での勤務には慣れており、親しみを感じています。当院の特徴として、先代の頃から院内に入れ歯やクラウンなどの補綴物を作製する歯科技工士が常駐していることが挙げられます。歯科技工士が院内にいると、補綴物を作製する際に必要となる模型や型作りの工程から技工士に任せることができるため、自信を持って患者さんに補綴治療を提供できるんです。また、技工士自身が患者さんと顔を合わせるため、患者さんのお顔に合わせて機能的な部分はもちろん、審美的な部分でもうまくバランスを取って補綴物を作製してくれます。私も補綴治療をするにあたって、技工士とのディスカッションは大切にしており、頼りにしていますね。

治療で大切にしていることを教えてください。

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まずは、患者さんが何を望んでいるのかに耳を傾け、一番困っていることを最優先に解決してあげたいと思っています。歯科医院に足を運ぶ方の場合、多くの困りごとは「痛み」なので、まずは痛みを取り除くための治療を検討することが多いです。また、ただ痛みを取り除くだけでなく、なぜ痛みが生じてしまったのか、できるだけ理由を探ることも大切にしていますね。問診をしっかり行い、普段の姿勢や生活環境を伺った上で、予防や歯周病治療、メンテナンスの指導にも役立てています。あとは、なるべくさまざまなことを患者さんに押しつけないように心がけています。治療方法も複数の選択肢を提案して、患者さんに選んでもらっていますね。少しでもわかりやすく説明できるよう、資料や絵、模型などを駆使してじっくり説明しています。

歯科衛生士との連携を徹底し、予防歯科に尽力

歯科衛生士は担当制なのですね。

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予防歯科は継続して行うことが大切なので、当院では担当制にしています。なじみの歯科衛生士がいたほうが、通院しやすくなると思うんですよ。また、治療がすべて終わった後にメンテナンスをするのではなく、治療と同時進行で行っていることも特徴ですね。歯科衛生士としっかり連携を取り、メンテナンスを含めた治療計画を立てて、ブラッシング指導や歯石除去を定期的に行っています。患者さんを第一に考えて歯周病治療にあたってくれる、頼もしいスタッフたちです。最近はより念入りに行うために、メンテナンスにかける時間を1回30分から45分に延長する場合も。もちろん、メンテナンスの予約を取るときは通常時より所要時間が長くなるため、「次回お時間いただけますか?」と患者さんに確認しています。

口腔機能が低下した患者さんへの取り組みをしているそうですね。

2020年9月から、口腔機能が低下している方への検査やトレーニングを取り入れています。滑舌や舌圧、噛む力や唾液の分泌量などを調べて状態を把握していきます。口腔機能の低下はなかなか自分で気づけないこともありますが、低下した状態が続くと健康を損ねる可能性も。実際に調べてみると、年齢に関わらず機能が落ちている方が多いことに驚きます。特に最近は新型コロナウイルス感染症の流行でマスクをして過ごす時間が長いので、マスクの中で口が緩み、口の筋肉が弱っている方が増えているのかもしれません。機能が低下していることがわかれば、さまざまなトレーニング法をご提案します。例えば、口の周りの筋肉である口輪筋が弱っている方なら、子ども用の玩具としてよく知られる吹き戻しを吹くことをお勧めしたり。テレビを見ている時などの隙間時間にやっていただく、気軽なトレーニングで口の周りの筋肉、喉、腹筋も鍛えていきましょう。

患者さんとのコミュニケーションで気をつけていることを教えてください。

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無理強いをしないことや、段階的に指導することでしょうか。歯のメンテナンスは毎日自分で行っていただく歯磨きが基本ですが、正しい磨き方を習う機会がなかなかないもの。一気に正しい方法を指導するのではなく、できることを一つ一つ増やしていき、次回の診察時に前回説明したことがどれくらいできているかを確認します。私たちはまず検査後にお渡しするプラークチャートの見方から指導をスタートし、より良い状態をめざすためのブラッシング方法を指導していきます。ブラッシングは利き手やブラシの持ち方、強さなどさまざまな個性がありますから、その人に合わせて磨き方を提案しています。あと、電動歯ブラシを使用されている方にはそれぞれのメーカー別にブラシの当て方をアドバイスすることも。カルテにはそれぞれの患者さんが使用している電動歯ブラシのメーカー名もメモしているんですよ(笑)。

より良い歯科医療提供のために移転リニューアルを決断

2022年にリニューアルオープンを予定していると聞きました。

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はい。2022年5月に同じ滝川町内に移転、リニューアルオープン予定です。父が36年前に開院したこのクリニックは年季も入ってきましたし、診療器具の発達などによって手狭にもなってきました。高齢の患者さんも増え、バリアフリーの必要も感じます。私は今37歳で、元気であればあと30年は診療ができます。より良い診療環境を提供していくためにも、今が移転のタイミングかと思い、数年前から土地を探していたんです。新しいクリニックの一番の目玉は待合室から見える場所にある歯科技工室の予定です。ガラス張りになっており、普段目にする機会の少ない、入れ歯などを作製する過程をご覧いただこうと思います。また患者さんをお待たせしないよう、診療のチェアを増やし、プライバシーを配慮したコンサルティングルームも設置予定。バリアフリーや感染対策も大切ですね。規模が大きくなっても対応できるよう、スペースには余裕を持たせていきます。

患者さんのために取り組んでいることがあれば教えてください。

クリニックでの診療を行う傍ら、大学や専門学校の講師として授業をしたり、訪問歯科診療を行ったりしています。訪問診療では、患者さんのご家族とコミュニケーションを取ることが多く、ご自宅にお邪魔するので、クリニックで診療するよりも生活の全貌が見えて、より患者さんの環境に寄り添った診療を行えるところが大きいですね。最近では患者さんのご家族から、「どんな食事がいいですか?」と尋ねられることも増えたため、栄養学について興味を持って勉強しています。患者さんやご家族に的確にアドバイスができるよう、高齢の方向けの食事を食べてみたり、管理栄養士さんのお話を伺ってみたり、さまざまな方法で勉強中です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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リニューアルオープンに向けて、日常診療はもちろんのこと、よりお役に立てるクリニックづくりのためにまだまださまざまなことを考えていきたいと思っています。工事など近隣にお住まいの方々にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、安全第一を努めますので、何卒よろしくお願いいたします。

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