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押村 侑希 院長の独自取材記事

おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック

(名古屋市中川区/荒子駅)

最終更新日:2022/12/16

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あおなみ線・荒子駅から徒歩5分、名古屋市中川区にある「おしむら歯科・こども矯正歯科クリニック」は1981年に開業した地域に密着した歯科医院だ。現在は娘の押村侑希先生が父の押村進先生の後を継ぎ、2代目院長として、父の教えである「地域に寄り添う地域密着型の医療」を大切にしながらさまざまな治療に積極的に取り組んでいる。力を入れている小児矯正では、歯を抜いたり、ワイヤー装置を使ったりせず、歯が並ぶ土台からアプローチする小児矯正法を実践。また、管理栄養士による食育教室や、保育士による託児サービスなども行っており、女性院長ならではの視点が生かされている。そんな侑希院長に、小児矯正のことや歯科医院のこれからのことを聞いた。

(取材日2022年9月2日)

生活習慣の積み重ねが歯並びを変える

こちらでは小児矯正に力を入れていると伺いました。

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海外で学んできたマウスピース型装置を用いた小児矯正を行っています。基本的には子どもたちの成長と発育を生かした矯正法で、従来の歯列矯正のようにワイヤーをつけて、機械的に歯を並べていくものではありません。小学生くらいになった時に、顎が狭いので歯が入らないと歯科医院に来られる方が多いのですが、当院の矯正は、小さなうちから顎や顔の骨格といった歯が並ぶ「土台」から整えることを目的としています。また、患者さんが自身にも日頃から歯列に悪影響を与えない生活習慣を意識し、実践してもらうため、正しい姿勢や口呼吸の方法、食べ方、飲み方について指導をしています。事細かにやるべきことがあるので、それを子どもたちができたら「合格」をあげて、段階を上げていきます。クリニックを挙げた取り組みで、患者さん一人ひとりをしっかりサポートしています。

無理に歯を動かすのではなく、まずは環境から整えていくのですね。

私自身、師事した海外の歯科医師の「ナチュラルな方法で歯並びをきれいにしていく」という考えにすごく共感したんです。本来人間は実はそんなに歯並びが悪くなる生き物ではないんですね。現代の食べ物の変化などで、どんどん顎が小さくなって、歯が大きいから入らなくなっているのです。対症療法ではなく、根本原因にアプローチし、小学校のうちに自然にきれいに歯が入る口腔環境をめざします。この矯正法を学んだことで「どうして歯並びが悪くなったのか」「一度整えてもなぜ後戻りが起こるのか」など、日頃、自分が臨床しながら思っていた疑問を解決することができました。矯正したとしても歯並びが元の状態に戻ってしまうのにはちゃんと理由があるんですよ。しかし、土台から整えられれば、矯正後に歯並びがずれることを防げます。せっかく矯正をするなら価値のある矯正をしていきたいという思いで取り組んでいます。

子どもの歯並びについて、気をつけることはありますか?

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驚かれるかもしれませんが、歯並びは遺伝ではないんですよ。生活習慣によって決まります。赤ちゃんの時からの生活習慣の積み重ねが顎の発達を妨げ、結果、永久歯の入らない小さな顎になるんです。ですから、小さな頃から野菜をかじるといった「噛む習慣」を身につけ、顎の力をつけるようなことをしてほしいですね。顎の筋肉と骨は一体化しているので、噛むたびに筋肉が刺激されて顎が広がり、乳歯から永久歯への生え替わりもスムーズになります。人間というのは噛むようになっていて、噛まなくなってしまうと、どんどん噛む力が弱くなり、年を取った時に誤嚥性肺炎になりやすくなったりするんですね。しっかり健康な顎をつくるために、ご家庭での取り組みも大切です。矯正も大事ですが、顎が健康なら、たとえ矯正になったとしても大がかりな矯正をせずに済む場合もありますからね。

管理栄養士による「食育教室」や「歯の学校」も

こちらでは食育にも力を入れているそうですね。

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当院には管理栄養士が5人在籍しており、食育教室や歯の学校などで活躍してくれています。人間は物を食べて生きていますから、子どもはもちろん、高齢になっても、関わってきますよね。自分で選んだ食べ物が自分の体をつくっていので、ライフステージに合わせた指導で、虫歯や歯周病、生活習慣病にならないためのお手伝いをしています。0歳から3歳までの小さなお子さんがいらっしゃるママたちには託児つきで幼児食教室の集団指導をしています。希望があれば個別にも対応していますよ。

子どもたちにはどんなことを指導していますか?

子どもたちには「将来、生活習慣病にならないようにしようね」と、6歳から12歳を対象に「歯の学校」を開催しています。「歯科医院に行くと椅子に座らされて痛い思いをする」と思っている子も多いので、そうではない雰囲気の中で、栄養のことや虫歯になりやすい食習慣、歯の磨き方などのお話をしています。毎回、虫歯をチェックして、歯がきちんと磨けているか確認するために歯の染め出しもしています。「虫歯になりやすい食べ物は?」などクイズを取り入れたりして、子どもたちが毎回楽しく参加できるように工夫しています。テストもあって通知表もあるんですよ。

開業された時とは変わったことはありますか?

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私がこちらに来てから10年になり、院長を継承してから3年になりますが、スタッフが増え、検査や治療に使う機器も充実しましたね。また、県外からも患者さんが来られるようになりました。小児矯正の診療を開始してからは、院内を歯周病予防のためのエリア、虫歯を治療するエリア、矯正をするエリアの3つに分け、患者さんにはそれぞれの目的に合ったエリアで治療やケアを受けていただいています。スタッフは、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士、保育士、管理栄養士で構成され、インプラント治療を行う場合は東京から専門の先生に来てもらっています。ミーティングなどを密に行い、連携し、各自責任を持って治療にあたっています。

父の代から変わらない、患者に寄り添う医療

開業当時から変わらないことは何ですか?

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父は現在も診察していますが、父の代から受け継いでいるのは理念です。父は自分自身が大病していることもあって、開業時から、歯科であっても血圧が高かったり、糖尿病があったりする方もいらっしゃるので、地域の医科の先生たちと連携しながら「大勢で患者さんを診る」ことが大事だと考えていました。また、患者さんに寄り添い、地域に密着した医療を提供するために、患者さんたちとの交流もとても大事にしていて、その一環として、院内で子どもたちと一緒にプランターで野菜を育てたりしています。今年の夏もその収穫した野菜で料理教室をして、ピザを作りました。矯正を受けている子どもたちにはいつも「硬いものを食べることを習慣づけるように」と伝えているので、実際どんなものを食べれば良いのかを体験してもらいました。広い意味での食育になっていると思いますね。

これから取り組んでいきたいことはありますか?

スウェーデンの予防歯科の考え方があるのですが、これはなぜ虫歯になるのか、なぜ歯周病になるのかというところから考えます。食べ物で口の中の酸性度をコントロールしていくと虫歯の進行がすごく少なくなるといわれています。スウェーデンは、町ぐるみでそういった予防歯科の取り組みをしているんです。当院でもそういうことをシステムとしてできるよう、今力を入れています。ご自身の口の中の菌の検査や、唾液の持っている力の検査などをもとに「あなたはこういうタイプなので、こういうことに気をつけてください」というアドバイスや、虫歯や歯周病が進行している理由などを、患者さん一人ひとりに、オーダーメイドでお知らせしていけたらいいなと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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当院は、赤ちゃんから高齢者まで全世代が気軽で通いやすいクリニックです。来院ハードルを下げ、そして技術は高く、こだわりを持ち、皆さんの希望に応えられるような質の高い治療の提供をめざしています。小さいお子さんがいらっしゃる方でも託児施設があるので通いやすく、平日も毎日診療をしています。また来院が困難な方のために訪問診療も行い、一生の健康のお付き合いをしていくつもりです。予約が取りづらいこともあるかもしれませんが、電話でのお問い合わせも受けていますので、何かお困り事がありましたら、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

メタルフリー治療/3万円~5万円
インプラント/1本目21万5000円、2本目18万5000円
矯正/小児矯正(マウスピース型装置を用いた矯正)30万円~、成人矯正70万円~90万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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