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林 佑樹 院長、林 正弘 先生の独自取材記事

林歯科

(名古屋市守山区/大森・金城学院前駅)

最終更新日:2019/08/28

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守山区、大森・金城学院前駅から徒歩7分の場所にある「林歯科」は、地域密着の診療を35年続けている。2015年に全面リニューアルした同院の外観は、歯科医院らしからぬおしゃれなデザイン。ガラス張りで中の様子が見え、初めての人も入りやすいと好評だ。落ち着きのある待合室は、居心地の良さにウトウトする人もいるとか。小児専用の診療室も設け、親子への配慮がいたるところにうかがえる。同院は現在、林正弘先生(上写真右)が名誉院長、息子である林佑樹先生(同左)が院長を務めている。2人は仲が良く、インタビュー中も互いを尊敬し合っている様子が垣間見えた。患者一人ひとりが満足できる治療をモットーにしている、正弘先生と佑樹先生に、医院のこと、診療において大切にしていることなどを聞いた。
(取材日2016年5月30日)

子どもから高齢者まで地域の多くの患者が来院する

佑樹先生が歯科医師をめざされたのはお父さまの影響ですか?

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【院長:佑樹先生】そうですね。父は、僕が生まれる前からこの場所で開業していたので、歯科医師という仕事は身近な存在でした。僕は覚えていないのですが、物心ついた頃には、将来の夢は歯科医師になることだと言っていたようです。父だけではなく、祖母や伯父も歯科医師だったということもあり、自然と進路は歯科大学に決めていましたね。幼い頃は、父が好きだという気持ちから歯科医師になりたいと言うだけでしたが、地域の人々に信頼されている父の姿を見て、歯科医師の仕事自体にやりがいを見出すようになりました。

患者さんはどのくらいの年齢層の方が多いですか?

【名誉院長:正弘先生】年齢層は幅広いですね。私が開業した35年前頃から通っている患者さんもいらっしゃいます。歯科医院を長く続けていると、自分はもちろんのこと、患者さんの年齢層も高くなるんです。でも、当院の場合は息子と一緒にやっているので、新しい世代の患者さんも来てくださっています。私としてもメリハリがついて、充実感が増しました。息子がどんどん新しい良い治療法を勉強しているのを見ると、刺激になりますね。私が、昔からのご年配の患者さんを担当し、息子が家族ぐるみで通われているファミリー世代の方を診ることが多いです。ですから、ご年配の方のご自宅への往診には私が行きます。医院を改装し、車いすでも入りやすくなったので、ご家族の方が医院に患者さんを連れてきてくださることも増えましたが、当院にどうしても来れない方もいらっしゃいますからね。

まさに「地域密着」ですね。

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【名誉院長:正弘先生】そうですね。地域の方々のご要望はさまざまです。ご高齢の患者さんを家で看ているご家族も、なかなか患者さんのお口の中まで手が回らないみたいです。そこに私が出向き、簡単な処置とアドバイスをするだけでも、お力になれると思います。入れ歯がガタガタで痛い、食事が難しいといった訴えを解消していくだけでもストレスから解放されますからね。
【院長:佑樹先生】私が診ることの多い患者さんは、地元の若い世代の方で、予防のためや、歯科検診で来られる意識の高い方が多いように思います。昔は、異常があって来院される方が多かったようですが、今は予防のために定期的に通われる方が多いと感じています。

伝わるように、伝える。その人の心を見て、歯を診る

診療で心がけていることは何ですか?

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【名誉院長:正弘先生】患者さんが何を望んでいるかを知り、その気持ちになるべく寄り添うことです。ご本人には例えば「抜きたくない、なんとかしてほしい」といったお気持ちがあります。そんな時、「医学的に見ると本当は抜いたほうがいい」という場合もあります。でも、それをこちらが医学的に正しいからと一方的に伝えてはいけない。相手の気持ちにギリギリまで応える医療をしつつ、患者さんの気持ちとは違うことをしなければならないときには、納得感を得られるように伝えなければならないと思っています。ただ、伝えるのではなく、伝わるように伝えていくというのが大事ですね。そのために、患者さんが自分の気持ちを訴えやすいような環境づくりを心がけています。例えば、治療の話をするときでも、あまり最初は私から意見を言わないようにし、先に患者さんの本音を引き出すようにしています。

佑樹先生もお願いします。

【院長:佑樹先生】長く通ってくださる患者さんも多く、相手のパーソナリティもわかってきますので、その方に合わせて説明することが大事だと思っています。昔、当院で働く前は悪いところを治すのは当たり前で、その説明をちゃんとやればいいと思っていました。それで自分に合う人が来てくれればそれでいいのではないかと。しかし、自分もいろんな経験を踏む中で、地域密着でいろんな患者さんを受けていくのなら、果たしてそれでいいのかと思うようになったのです。医学的に正しいことだけをやればいいのではなく、一人ひとりに合った医療を提供するのが自分の役割と思っています。わかりやすい説明も大切ですね。患者さんがずっと通い続けるモチベーションを維持するには、継続して通うとどんなメリットがあるのかが明白でなければなりませんから。モニターで患部を映し出したり、アニメーションのソフトを使って治療方法をわかりやすく説明したりしています。

スタッフさんが明るく丁寧な印象でした。

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【名誉院長:正弘先生】歯科医院に来る方は浮かない気持ちの方が多いでしょうから、笑顔を大切にと思っています。実際、スタッフは皆笑顔で仕事をしてくれています。また、僕らが拾えない患者さんの声をうまく拾い「この患者さん、こんなふうにおっしゃっていました」というメモを渡して僕らに届けてくれる。患者さんも歯科医師本人には聞きづらいことがあるのでしょう。緊張して言えなくて、後で思い出してスタッフに伝えるなんてこともあるかもしれません。いいスタッフに恵まれて、自分一人ではできなかったことが実現できています。
【院長:佑樹先生】患者さんに「何でも言ってね」と話しても実際には難しいかもしれませんからね。患者さんも、歯科医師とスタッフと、2回に分けて話せたほうがいいかもしれません。当院には誰か一人が何かに気づいたらそれを拾ってくれるスタッフがいます。スタッフ主導でいろいろとやってくれているので助かりますね。

患者の代わりに悩むことが歯科医師の使命

今後の展望を教えてください。

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【院長:佑樹先生】35年続いている当院には、30年以上通われている患者さんもいらっしゃいます。長く続いたその信頼関係を守っていきたいと思っています。そして私の患者さんは若い方が多いので、父と同じように信頼関係を築きながら、患者さんと一緒に年を取っていきたいですね。また、患者さんに合わせた治療をかなえるためには、僕自身の研鑽も必要です。この辺りは意識が高い方も多いので、これからも貪欲に勉強していきたいと思います。また、父のすごいところも真似していきたいな。雰囲気、オーラというんでしょうか。患者さんが父のことを信用しているのが、後ろから見ていてわかるんです。患者さんが父に甘えているような感じがして、それがすごいなって思うんです。腕も器用で、技術が衰えないんですよ。年を重ねても患者さんが来てくれている。ずっと衰えない父のようにバイタリティーをもって診療していきたいですね。

最後に読者の皆さまへのメッセージをお願いします。

【院長:佑樹先生】当院には、家族みんなで来院される患者さんが多いです。お子さんと同じタイミングで治療を受けたり、1人ずつ受けたりすることもできます。歯科医院は、好きになればなるほど、通う必要がなくなるという変わった場所です。子育て中の親御さんの場合、お子さんのことを優先するあまり、ご自身の口内がなおざりになることがあります。ぜひ、家族そろって通っていただければ幸いです。

大先生もお願いします。

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【名誉院長:正弘先生】僕は僕ができることを大切にやっていきたいと思います。息子やスタッフと一緒に診療するようになって、昔より忙しくなってしまったので(笑)、この機会を大事にしたいと思います。歯科医師の仕事は、とどのつまり、患者さんの不安をいかに解消するかということ。ですから、ぜひ怖がらずに歯科医院を活用してください。不安や心配になることもあるかもしれませんが、患者さんが悩む必要はありません。患者さんの代わりに悩み、心配し、解決策を考えるために私たち歯科医師がいるのです。気になることがあったら何でも話してください。

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