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山田 英史 院長の独自取材記事

スピック歯科クリニック

(名古屋市天白区/塩釜口駅)

最終更新日:2020/04/01

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名古屋市天白区の住宅街にたたずむ、白を基調にしたおしゃれな歯科医院「スピック歯科クリニック」。一見すると歯科クリニックとは気づかないほど、地域の住宅街になじんでいる。歯科用チェアが3台のクリニックから、地域の住民が通うかかりつけ歯科医院としてクリニックを定着させてきた山田英史院長。歯科医師としての鍛錬はもちろんのこと、経営学を学ぶことで患者が居心地良く通える歯科医院のあり方を追究し続けてきた。予防歯科や矯正治療などに独自のポリシーを持って取り組む院長に話を聞いた。
(取材日2019年2月15日)

患者目線に立ったクリニックづくりからスタート

カフェのようなモダンな外観ですね。

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住宅街ということもあってか、たまにカフェに間違われることもあります(笑)。おかげさまで今では地域になじみ、多くの皆さんに当院のことを知っていただけるようになりましたが、順風満帆というわけはありませんでした。歯科医師としてのスタートは、愛知学院大学歯学部卒業後、大学に勤務して基礎臨床を学ぶところからです。その後アルバイト含めいくつかのクリニックに勤務して経験を積み、7年目に開業しました。現在とは少し離れた場所で開院したのですが、当時は診察用のチェアも3台のみ、テナントを借りての、こじんまりとしたクリニックでしたね。患者さんにくつろいでいただける空間を私なりに考えたのですが、しばらくは何とかやっていける状態が続き、長く働いてくれるスタッフもいなくて当時は悩みましたね。

クリニックづくりのために、とても勉強されたと伺いました。

「患者さんに通いやすく居心地の良いクリニックにしたい。今のままではダメだ」と考え、ヒントを得ようと多くのセミナーや勉強会に通いました。当時のスタッフと一緒に、歯科医師としての勉強はもちろん、スタッフ教育をはじめ多角的に経営を考えるセミナーにも出かけました。そこで気づかされたのが、「自分が変われば周りが変わる」ということ。例えば、患者さんにわかりやすいだろうからと受付に症例写真、治療の写真を飾るのは、患者さんにとっては「怖い」という印象でしかない。また、歯科医院独特のにおいを嫌う患者さんのために、アロマを取り入れるなど消臭対策が大切、など、治療以外の視点で配慮が欠けていたことがわかったのです。加えて、自分とスタッフの間に壁があったことに気づき、スタッフと一緒に考え仲良く一つ一つ医院改善に取り組んでいくうちに、多くの患者さんが来てくれるようになりました。

こちらには、どのような患者さんが来られますか?

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この地域は勾配があり、坂の上の方にはどんどん新しい住宅やマンションが建てられ、新しい住民であるファミリー層が住んでいます。ですから、お子さんも多く来院されます。また以前からの住人には年配の方も多く、老若男女、幅広い世代が通ってきてくれています。一度親しくなると、家族ぐるみのおつき合いができる方も多く、野菜や果物を持ってきてくれることもあるんですよ。メンテナンスで定期的に通う患者さんが多く、予防に対する意識の高さを感じています。当院では矯正歯科を標榜していないのですが、お子さんの歯並びの相談をされる親御さんも少なくありません。矯正歯科に診てもらった後に、あらためて当院に来られる患者さんもいます。

子どもの顎の成長に合わせて行う床矯正

お子さんの矯正治療とは例えばどのような内容なのでしょう?

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床矯正(しょうきょうせい)というものです。矯正治療というと、歯を抜いてスペースをつくり、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取りつけて、ワイヤーで連結させて歯を移動させていく方法を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。床矯正は、歯を抜かずにプレートという矯正装置で顎の成長を促進させるやり方です。歯を抜かなくて済みますから、永久歯が生えそろわなくても治療を始めていくことができます。装置は取り外すことができるため、歯磨きの邪魔にならずに虫歯の可能性を少しでも抑えられるというメリットもあります。強い力で矯正するわけではないので、痛みも極めて少ないです。同じ学校の友達が床矯正をしていたからと、相談にいらっしゃるお母さんも増えています。

歯並びが悪い子どもが多くなっていると聞いたことがあります。

前歯で物を噛まなくなったことも理由の一つです。長年診療をしておりますが、乳歯、永久歯ともに、前歯の端の減りがほとんどない子どもが多くなりました。噛む回数が多いような固い食べ物を食べる機会があまりなくなりましたからね。また、食べやすいように食材を小さく切って与えてしまうことで、子どもたちはかじって食べる食べ物が減ってきているとも言われています。ですから小学校1~3年生で、前歯が重なってしまっている子どもが本当に多いんですよ。小学生頃までは、まだ歯と顎の成長期ですから、そのタイミングで改善しておいたほうが良いでしょう。

診療されるときに心がけていることはありますか?

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患者さんが何を求められているのか、どこまでの治療を望んでいるのかということをくみ取ることです。望んでいる以上のことをお勧めするのも違うと思いますから。さらに、過剰に期待されている場合には当院でできることについてしっかり理解してもらうようにいます。もちろん最大限の努力はしますが、難しい時にはきちんとどこまでできるか納得してもらえるように説明を尽くします。また今までの経験の中で「ここまで放っておくなんて。なんでもっと早く来なかったの?」と叱られたことがあるという患者さんもいらっしゃるのではないでしょうか? しかし、それでは患者さんのモチベーションが下がるばかりでメリットはないと思っています。私は「この状態で来てくれて良かった。まだ治療に間に合いますよ」とプラスのモチベーションを持っていただくように助言していきたい。そのほうが、患者さんも通いやすいのではないかと思います。

口腔内をトータルで診察する歯科医院をめざす

印象に残っているエピソードを聞かせてください。

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日本に来て1年くらいだという外国の患者さんが来院してくれることがありました。膨らんで真っ赤になった歯茎を見せながら、「日本に来てからこんなことになっちゃった」というんです。診察すると、歯の根元に穴が開く、クレフトの状態になっていました。治療をしたら、今度は奥さんを連れてきてくれたんですが、奥さんのクレフトはもっとひどくて、驚きました。聞けばその国では、あまり手を加えていない料理をメインに食べていたのだそうです。だからそれほど歯に気を使わなくても、虫歯や歯周病になりにくかったようです。ところが日本で食べているのは、原料に加工を重ねて甘くて柔らかく、歯にくっつきやすいものばかり。日本人は、歯をしっかりケアしないといけない食生活を送っているんだなということを他国の方から学び、あらためて口腔ケアの重要性を感じました。

お忙しい日々の中、プライベートの時間はどう過ごされていますか。

自然が好きなので、バイクに乗るのが趣味でした。35歳くらいのときに当時の中型限定免許を取って、初めてのツーリングに出かけるときに、一緒に行く先輩が大型バイクに乗っていて、それが本当に恰好よくうらやましくなって(笑)。それで自分も苦労して大型二輪免許を取得して10年くらいは楽しんでいましたね。良い気分転換になるから、今でもたまに乗りたくなります。今は歯科医師としての活動だけでなく、統計心理学の勉強や、異業種の方々との交流にも力を入れています。違うフィールドで活躍されている方々との出会いは、新しい気づきにもつながり刺激になっています。

今後の展望、読者へのメッセージをお願いします。

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メイクや美容整形などのテクニックを駆使して、女性の変身願望をかなえるテレビ番組を見ていたときのことです。その女性は変身前と後とでは、圧倒的に美しく若くなっていたのですが、一番変化があったのが口元でした。健康的できれいなピンクの歯茎に白い歯。口元が美しいことが若さの秘訣だと感じました。ですから、口元のことで悩んでいることがあれば当院に気軽に相談していただきたいですね。お口を美しく健康に保つためには、やはり予防歯科の取り組みが大切です。かつては、虫歯や歯周病だけを治すのが歯科医院のイメージでした。けれども、口の中の環境を改善していかなければ、同じことを繰り返してしまうんです。歯石の除去はもちろん、歯磨きの指導などを含めた予防歯科、お口の中を総合的に診るクリニックでありたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正 1顎/6万5000円
調整診断料/3万5000円
インプラント埋入手術 25万円
上部補綴物6~8万円

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