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松尾 篤 院長の独自取材記事

花中歯科クリニック

(豊橋市/柳生橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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豊橋鉄道渥美線の柳生橋駅から歩いておよそ5分の住宅街に立つ「花中歯科クリニック」。地元出身の松尾篤院長が1996年に開院した。父に勧められたものの、不器用な自分には向いていないと感じていた歯科医師の道は、苦労も多かったが、こつこつと勉強や努力を重ねて知識と技術を身につけてきた。歯周病学で名を知られる先生に学ぶためイタリアに短期留学したこともあるという。開院22年を数える現在では豊橋市外からも多くの患者が訪れるほどになり、「この仕事にとてもやりがいを感じていて、目標は1日でも長く歯科医師を続けること」と、日々意欲的に診療に取り組んでいる。そんな松尾院長に、力を入れている治療や診療する際に心がけていること、やりがいを感じている点などについて話を聞かせてもらった。
(取材日2018年11月8日)

丁寧でわかりやすい説明で患者の不安感を払拭

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

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中学3年生の時、父に勧められたのが始まりですね。父にとって歯科医師は憧れの職業で息子に期待をしてということだったようです。ただ、親や親戚に医療従事者がいるわけではなく、私自身、どちらかというと理系よりも文系の人間だったので、「歯科医師になれたらもちろんうれしいけれども、おそらく自分には向いていないんじゃないか」と思っていました。当時は検事など、別の道に憧れることもありましたが、父からの期待に応えたい気持ちもあり、進路選択の時には歯科医師をめざすことを決めました。

この地で開院されたのはなぜですか?

当初は父の出身地である東三河で開院することも考えていましたが、開業にあたっては私の地元である、ここ豊橋で開院することにしました。子どもの頃から過ごしてきたなじみのエリアでもあり、愛着があったのも理由の一つです。患者さんは近隣の方よりも浜松や豊川、田原など豊橋市外の方が多いですね。転勤や結婚などで引っ越ししたけれども遠方からお越しくださる方もいらっしゃいます。患者さんのご家族やお知り合いの方などのご紹介が縁で来院してくださる方もいてうれしく思います。

診療するときに心がけていることは何ですか?

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丁寧にわかりやすく説明することです。今でこそ「インフォームドコンセント」という言葉が浸透していますが、開業した20年ほど前はそれほど重要視されていませんでした。でも、きちんとした説明がなされないと、患者さんはどうしても不安を抱いてしまうものだと思うのです。そこで私は開業当初から、入れ歯や詰め物などの模型をできるだけ多くそろえて、言葉だけでなく見た目にもわかりやすく説明するよう心がけてきました。最近では、新型の口腔内カメラで撮影した画像を使って説明することも増えていますね。いずれにしても患者さんご自身の目でのお口の中の状態を把握し、納得していただいた上で治療を進めるようにしています。

開業当初から予防に注力。海外留学で勉強も

先生が力を入れている診療について教えてください。

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一番は予防ですね。病気の原因を根本から取り除いて健康な歯を保つことが重要だと考えていますので、特に歯磨き指導に力を入れています。そのために、イタリアに短期留学したり、スウェーデンのイエテボリ大学で歯周病を専門分野とする先生のセミナーを東京まで聞きに行ったり、今でも勉強は欠かさず、新しい知識や技術を取り入れるようにしています。予防の重要性を開業当初から呼びかけてきたことで、現在では患者さんの8割はメンテナンスのために来られています。少なくとも半年に一度はメンテナンスを受けることをこれからもぜひ習慣にしていただきたいですね。

先生はとても勉強熱心でいらっしゃいますが、その背景にどのようなお気持ちがあるのでしょうか。

患者さんには常に正しい知識を提供したいと思っています。例えば、最近フッ素入り歯磨き粉が主流になっていますが、歯磨き粉自体には「どのくらいの量を使えばいいか」、「何分磨くべきか」という使い方が書いてあるわけではありません。そうすると使う側は自己流でやるしかないわけですが、期待する効果が得られないということも出てきます。それではもったいないと思いますので、まずは私自身が正しい知識を得て、その上で患者さんにご説明したいと考えています。そのための勉強には特に力を入れています。私は父から「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言われて育ってきました。勉強するのは大変ですが、この仕事を一生続けていくためには必要不可欠なことだと思っています。私だけでなくスタッフにも「絶対に糧になるよ」と言って、専門書を読んだり、セミナーに参加したり、少しずつでも勉強するように伝えています。

歯科医師という仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?

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スタッフや歯科技工士と力を合わせて、質にこだわった医療を提供して、その結果、患者さんに喜んでいただける、そういうことができるところがやりがいにつながっていると思います。開業したことで、私は一国一城の主となりました。自分が正しいと思うことを自分のやり方でできることは私の性に合っているように感じます。若い頃は自分に向いていないのではないかと葛藤することも多々ありましたが、経験を積み重ねるうちに歯科医師の魅力を感じるようになり、50歳を過ぎた今でも充実して仕事ができているのは本当にありがたいことですね。患者さんやスタッフはもちろん、歯科医師の道を勧めてくれた父にもとても感謝しています。

目標は「1日でも長く歯科医師を続けること」

歯科医師として仕事をしてきた中で、心に残っている言葉などはありますか?

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あるテレビ番組で「自分に向いているから一流になったという人よりも、自分には向いていないという劣等感から努力を重ねて一流になった人が圧倒的に多い」という言葉を聞いたことがありました。私も開業当初はなかなか思うようにいかず苦労しましたが、その分ほかの人よりも努力せざるを得なかった。でも、だからこそ実力がついて今があると思っています。ウサギとカメでいえば、私はカメタイプ。でも、努力し続ければウサギを追い抜くことができるんだと背中を押してくれた一言で、今もこの言葉を大切にしています。

読者に向けてメッセージをお願いします。

治療が終わったら終わりではなく、予防やメンテナンスをしっかりと行って、健康な歯をできるだけ長く保っていただきたいです。そのために私ができることはなんでもやりますので、お困りのことや不安を感じることがあったらいつでも当院にご相談ください。私は治療方法を押しつけるようなことは絶対にしません。「こういう方法がありますよ」「こういうこともできますよ」と選択肢をたくさん提示して、患者さんご本人に選んでいただくようにしています。ご自身の納得のいく治療で健康になっていただく、それが一番だと思っています。

最後に、今後の目標についてお聞かせください。

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10年後、20年後、たとえ100歳になっても、1日でも長く歯科医師を続けることです。豊橋には90歳を超えてもお元気に診療していらっしゃる先生もいますので、夢物語ではなく、現実的な目標として掲げています。日々努力を怠らず、患者さんのために力を尽くして、生涯現役で頑張ります。患者さんにも何か不安に思うことがあれば、気軽に足を運んでいただきたいです。

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