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酒井 淳 院長、酒井 晶子 先生の独自取材記事

酒井歯科医院

(豊橋市/札木駅)

最終更新日:2019/08/28

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札木駅より徒歩5分ほどの場所に位置する「酒井歯科医院」。同院は1946年の開院以来、地域の人々の歯の健康を長く見守ってきた。現在、院長を務めるのは、「地域の歯科医院として丁寧な治療を意識し、困った時の相談窓口になりたい」と語る、酒井淳先生。医院では、妻で小児歯科の治療を専門とする酒井晶子先生と、医院の顧問を務める父の3人体制で診療を行っている。酒井院長は、時間通りに診療を行い、患者にストレスなく、最善な治療を提供することを心がけている。また、晶子先生は小児歯科の治療だけでなく、小児の予防歯科の重要性やその方法についての啓発も積極的に行っているという。今回は、それぞれの得意分野を生かして診療する酒井院長と晶子先生の2人に話を聞いた。
(取材日2017年4月17日)

それぞれの専門分野を生かしながら治療を行う

最近、院長に就任されたと伺いました。

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【酒井院長】僕が数ヵ月前に医院を継承し、今は父と妻との3人の歯科医師で診療を行っています。大学を卒業後、すぐには医院を継承せず、大学院に進んで顎関節の研究をしました。そして、4年前にここへ戻ってきたんです。戻ることを決めたのは、周囲からも継承をと言われていましたし、大学院まで行かせてくれた親に孝行したいという思いがあったからです。現在、一緒に診療を行う父は、義歯の治療が得意分野で、院内には技工室もあります。父に診てもらいたいというファンの方もいますよ。また、妻は小児歯科を担当していて、治療を行いながら、乳幼児期における予防の大切さを、患者さんに伝えています。

患者層や医院で行っている治療などを教えてください。

【酒井院長】当院は1946年に祖父が開院したので、その頃から来院している高齢者の方が多いですね。入れ歯をよりいいものにし、今より噛めるようにとこだわって診療しています。また、お子さんもいらっしゃいます。今は虫歯の数は減ってきていますが、以前と比べて噛み合わせに悩むお子さんが多くなってきている印象です。幼少期の頃から、きちんと噛んで生活できることがとても大切だと僕は考えているので、最近は子どもの矯正治療にも取り組み、相談や治療を受け付けています。今後は、「口が渇く」「味覚が悪い」といった症状の方も、フォローしていきたいと考えています。口の渇きは糖尿病や血圧などの薬の副作用が多いといわれていますが、パンなど水分の少ないものが食べられない、刺激物がしみる、口臭なども起こり、味覚に影響を与える可能性もあるといわれていますので、そういったことで悩まれている方の治療も行っていきたいですね。

設備などでこだわっているポイントはありますか? 

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【酒井院長】当院では、患者さんの痛みを最小限に抑えるため、電動麻酔を導入しています。麻酔を行う際、針を刺すことに変わりはありませんが、打ち込むスピードをコントロールでき、硬い骨でもしっかり麻酔をかけることができるんです。手動では、硬い骨に入らずに麻酔がかからない場合もありますし、歯に炎症があって痛い時は麻酔が入りにくい。電動麻酔はそうした点を解消しています。さらに、痛みを抑える取り組みとして、深い虫歯や歯が折れた場合の治療などにはレーザー治療も導入しています。

「歯」と「人」両方を見て、最善の治療を考える

診療時に心がけていることを教えてください。

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【酒井院長】ここに戻った当初は、全ての患者さんに順序立てて教科書通りの治療を行っていました。しかし、教科書通りに治療しようとすると、どうしても治療期間が長くなって治療が中断されてしまうなど、患者さんの負担になっていると感じることがありました。どうすればよいか悩んでいたところ、大学の講座で一緒だった先輩から、患者さんの背景を含めて治療を考えなければ、歯を治療しようと思ってもうまくいかないと教えてもらい、患者さんによって求めていることはそれぞれ異なるということに気が付いたんです。そこで治療を行う際、初診で患者さんの状況や希望などをしっかりと把握し、なるべく患者さんのニーズに沿い、一番早く終わる治療方法を患者さんに提案するように心がけるようにしました。歯と患者さんの両方をみて、最適解を見つける。そして、患者さんにとっての最善の治療法を提供していくようにしています。

予約診療制を導入されたそうですね。

【酒井院長】前院長の時までは、治療したい時にいつでも来院できるというスタイルで、予約制は導入していませんでした。しかし、僕はこれまでの経験上、予約診療制はごく普通のことと思っていましたから、僕が院長になった時から診療は予約制としたんです。忙しい方々が来院すると思っていますので、決まった時間に治療を始め、基本的に一回の治療が30分で完結するようにしています。時間内できちんとやらなければ、予約制を導入している意味がありませんからね。

虫歯菌の検査もできると伺いました。

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【酒井院長】虫歯菌の検査は、主に子ども向けに導入しました。虫歯菌にはミュータンス菌とラクトバチルス菌という2つの悪い菌があって、量が少なければ虫歯リスクも下がるといわれています。また、子どもに口の中を知ってもらい、自分で気付いてもらおうというのが狙いです。菌の量を実際に見た方が、毎食後に歯を磨いたほうがいいなど、普段から意識付けができるでしょう。保護者の方々も含め、虫歯予防に対してやる気になるきっかけになればいいなと思っています。
【晶子先生】この検査は、自分で唾液が出せて、器具が口に入れられるようになる、3〜4歳くらいから検査を受けることが可能になります。検査後、予防に関してのアドバイスを行うのですが、その時に現在の家でのケア方法などの状況を聞いて、総合的に判断して行っています。今の口腔内のケア状況を知ることによって、今後のお子さんの予防計画も考えやすくなるんです。

気軽に相談できる地域の歯科医院をめざす

お子さんの口腔ケアにはお母さんの協力が大切だと思いますが。

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【晶子先生】お子さんの乳歯が生える前から、お母さんには予防のアドバイスをしています。具体的には、母乳はしっかり深く乳房をとらえて飲んだほうが上顎の発達にいいということや、同じ方向に寝かせてばかりいたら、顎にゆがみが出やすいため、自由に寝返りがうてるように仰向けで寝かせてくださいといったような内容です。また、ハイハイをすることも筋肉の発達につながり、姿勢が保ちやすくなりますよ。小さい頃から筋肉を使わせることが大事なんです。妊婦検診でいらした患者さんにはお話していますが、お母さんが歯ブラシで自身の口腔内環境を整えることも、子どもの虫歯予防につながります。それから、お子さんは音や器具など、怖いものがそれぞれ違いますよね。治療の際は、お子さんが何が怖いかを知って、どうやったらできるようになるかを一緒に考えていきます。

症状についての情報発信も積極的に行っていらっしゃいますね。

【酒井院長】病気予防への考え方は人それぞれだと思いますが、やはりご本人の意識が大切です。僕たちができることは、なるべく多くの知識を提供することだと思っています。そのためにはホームページやブログも活用し、病気がどういうものかを知ってもらい、患者さんにやる気を持っていただくことが重要です。高齢の患者さんの中には、年下の僕に「歯磨きをしないと歯周病になる」「歯が抜けたら認知症リスクも上がる」と言われることに、違和感を感じる方もいらっしゃるかと思います。そこで、院内に掲示物を増やしたり、冊子を置いたりして、患者さんが興味を持った時に目を留めて、情報が得られるよう工夫しています。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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【酒井院長】地域の歯科医院として、症状はもちろん、患者さんのお人柄も含め、丁寧に全体を診ていける存在になっていきたいですね。口腔内のことで困ったら、ひとまずここに相談してみようと思ってもらえるように、患者さんの声を聴きながら、幅広いことに対応していこうと考えています。矯正治療もスタートしたばかりですので、休日には勉強会に行き、治療のアドバイスも受けています。こういった研鑽を重ね続けて、患者さんに対して、責任を持って幅広い治療を提供できるようにしたいですね。今後も少しずつ、できることを増やしていこうと思っていますし、お困りのことがあったらぜひ相談しに来てください。

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