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長谷川 充 院長の独自取材記事

長谷川歯科医院

(豊橋市/豊橋公園前駅)

最終更新日:2019/08/28

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豊橋のシンボルである路面電車を豊橋公園前駅で降りて徒歩2分、大きな緑の街路樹の下、広い歩道を歩いていくと「長谷川歯科医院」がある。スロープを渡ると、明るい光に包まれた居心地の良い待合室が迎え入れてくれる。同院は現院長である長谷川充先生の祖父が開業。祖父から父、父から子へと3代にわたって地域に密着した歯科治療を続けてきた。2016年8月に院全体を大きくリニューアルした。長谷川先生がモットーにしているのは、歯科医院と患者が二人三脚で治療を進めること。人と人とのつながりを大切にする長谷川先生は、「かかりつけ医として患者さんの生涯にわたり責任を持って歯を見続けていきたい」という。そんな長谷川先生に、歯科医師をめざした経緯や、治療への思いを聞いた。
(取材日2017年4月28日)

祖父から3代にわたって引き継がれてきた歯科医院

先生が歯科医師をめざしたのはどうしてですか?

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父の影響が大きいと思います。父は歯科医師として働いており、診療をしている姿や、夜遅くまで患者さんのために技工物を作製している姿を見て、僕も同じ道を歩みたいと考えるようになりました。実際に歯科大学に進学し、大学院や大学病院、さまざまな歯科診療所で経験を積めば積むほど、自分にとって歯科医師は天職だったんだなと実感しています。歯科医師は医学的な知識が当然必要です。加えて、治療には細かい職人的な技術も必要とされるので奥が深いですね。歯科医師として患者さんとコミュニケーションを取りながら二人三脚で治療を進めていくと、悪くなっていた部分が目に見えて良くなっていくのがわかります。そこにとてもやりがいを感じますね。

開業の経緯をお聞かせください。

実は、当院は祖父が開業したんです。父は東京の日本歯科大学に勤務しておりましたが、僕が小学校入学時に大学を退職し医院を継承したんです。僕も大学院卒業後は日本歯科大学に勤務していましたが、長男の小学校入学に合わせ豊橋に戻ってきました。やはり自分が育った豊橋で子どもを育てていきたいと思ったんです。父も同じ気持ちだったのかもしれませんね。そのタイミングで大規模な改修工事を行い、2016年8月にリニューアルオープンしました。

リニューアル時にこだわった部分を教えてください。

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従来の歯科医院のイメージにとらわれることなく、患者さんにとって居心地の良い歯科医院にしたいと思いました。待合室は木の風合いを生かし、歯科医院らしくないリラックスできる空間をめざしています。キッズスペースにある木のテーブルは僕の自作なんです。細々とした雑貨などにも僕の好きなテイストの物をそろえました。ぜひ見てください。また、歯医者嫌いな友人(笑)には、あの歯医者特有の薬品臭が嫌だと言われるんです。診療室内では消毒などに多くの薬品を用います。臭いをゼロにすることは難しいのですが、保管場所などを工夫して極力薬品臭を出さないようにしています。診療スペースにはかなりゆとりを持たせました。診療ユニットの横で、付き添いの方やお子さんが待っていたり、ベビーカーや車いすを横づけしたりすることができます。

設備面ではどうですか?

今まで務めていた大学病院には、設備もそろっていて診療環境に不満はありませんでした。ここ豊橋に帰ってきてからも勤務していた大学病院と同等以上の診療環境にしたかったので、リニューアルにあたり大幅に診療機器の更新を行いました。例えば、マイクロスコープ、CTの導入など、衛生環境面ではより高度な滅菌機器の導入、ユニットごとに水の除菌装置を設置したことでしょうか。これがないからわからない、小さな診療所だからできないということはしたくなかったんです。

歯科医院と患者が二人三脚で治療を進める

患者さんとの接し方で意識しているのはどんな点ですか?

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最も意識しているのは、患者さんと会話する時間を十分確保することです。初診時には、細かな検査をして問題点を抽出します。そして、撮影した口腔内の写真をお見せしながら、問題点と治療法についてご説明しています。治療法も1つではありませんから、それぞれの治療法のメリット・デメリットを理解していただくためには、しっかりと時間を取る必要があります。最終的に治療法を決定するのは歯科医師ではなく患者さんですから。ありがたいことに、「お任せします。」とおっしゃっていただけることもありますが、歯科医師任せにすると、ご自身のお口なのに他人事になってしまうんですね。歯科医師、歯科衛生士を含めた歯科医院と患者さんが二人三脚で治療を進めるという考え方が大切だと僕は思います。また、患者さんとの雑談から感じ取ることも多くあります。今日は疲れてるな、治療の効果を実感してくれてるな、ちょっと不安になってるのかな、とか。

「はのてちょう」とは何ですか?

これはお子さんのお口の成長を記録するもので、母子手帳を参考にしました。僕の妻は、息子の成長記録である母子手帳を大切に保管しています。同じように、お口の成長についても、乳歯や永久歯がいつ生えたのか、どこが磨けていないのか、どんな成長をしてきたのかを形として残せたら本人も親御さんもうれしいのではないかと考えました。当院では、両親が共働きのためにおじいちゃんおばあちゃんがお孫さんを連れて来院される方が多いんです。そんなときに「はのてちょう」を使って、そこにご両親へのメッセージを書き込めますし、逆にご両親からメッセージを頂くこともあります。コミュニケーションの手段として、そしてお子さんの成長記録として「はのてちょう」を利用していただけるとうれしいです。

スタッフとのコミュニケーションに関してお聞かせください。

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歯科診療はチーム医療です。僕一人では成り立ちません。良いチームであるために、患者さんの笑顔をつくるのはもちろんですが、スタッフが笑顔で働き続けられる環境をつくるのも僕の使命だと思っています。スタッフにもそれぞれご家族があります。職場に気持ちよく送り出してくださるご家族のご理解があって、はじめてスタッフが働くことができます。ご家族の方には本当に感謝しています。また、スタッフ一人ひとりが向上心を持って仕事に取り組む職場でありたいと考えているので、スキルアップにつながる資格や講習会があればできるだけサポートしています。

歯科医院は歯のメンテナンスを受ける場所にしてほしい

印象に残っているエピソードはありますか?

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東日本大震災直後、宮城県石巻市での巡回診療と口腔ケアに従事していました。現地は瓦礫ばかり、本当に何もない状態で、これが自然の力なのかと唖然としました。地盤が沈下した避難所へは潮の引いた時を見計らって行くなどしました。手元にある資源は限られており応急処置ばかりでしたが、自分にできることを必死にこなしました。ある避難所で、小さなお子さまから「ありがとう」の言葉とともに手作りのメダルを頂きました。これはとてもうれしかったですね。この時、本当に歯科医師の使命の重要性を実感しました。

休みの日はどのように過ごされていますか?

家族と過ごすことが多いですね。大学病院にいた頃は、夜間の診療が終わって帰宅するのは夜の11時頃。しかも、翌日は朝早くに家を出る生活だったので、特に息子たちと会えるのは日曜日しかありませんでした。今では食事も一緒に食べられますし、朝も学校に送り出してあげることができます。休みの日に遊ぶ時間も増えて息子たちも喜んでいます。また、学会に出席したり、大学で講師として後輩の指導をしたりする機会もあります。歯科医師は職人的な細かい技術も必要とされるので、資格があるだけでは何もできません。僕も先輩の先生からは手取り足取り、時には厳しくいろいろと教わってきました。僕は素敵な先輩に恵まれていたのだと思います。自分が今までしてもらったことを、今度は僕が後輩へ返していく番だと思っています。

最後に読者の皆さまへのメッセージをお願いします。

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お口のトラブルには何かしらの原因があるはずです。「私は歯が弱いから」で済ませないで、一緒に原因を見つけ出し解決していきましょう。歯科医院はトラブルが起こってから行く場所ではなく、磨き残しの確認やメンテナンスをする場所として使うのが理想です。小さいことでも相談していただければ、そこから問題点が見つかることもあるので、まずはお気軽にお越しください。患者さんの中には、雑談だけで帰られる方もいらっしゃいます(笑)。自信をもって見せられるすてきな笑顔になりませんか。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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