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鈴木 直博 院長の独自取材記事

すずき歯科医院

(岡崎市/矢作橋駅)

最終更新日:2023/09/08

鈴木直博院長 すずき歯科医院 main

名鉄名古屋本線の矢作橋駅から徒歩5分の住宅街にある「すずき歯科医院」。院長の鈴木直博先生は10年前から予防歯科の重要性を唱えており、「痛くなってから歯科医院に行く」という一般的な概念に警鐘を鳴らしてきた。口内環境の状態を良好に保つには歯の表面に付着した歯石などを取り除くスケーリングだけでは不十分と語る鈴木先生。歯科衛生士が行うスケーリングと並行して自宅で行う歯磨き指導や食生活の改善指導にも取り組んでいる。痛みなどの自覚症状がなく、「沈黙の病気」と言われる歯周病を防ぐための予防歯科のことから現在10人いる歯科衛生士のことまで詳しく聞いた。

(取材日2017年10月27日/情報更新日2022年10月6日)

歯科技工士の父の影響を受け、歯科医師の道へ

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

鈴木直博院長 すずき歯科医院1

父の影響が大きかったと思います。私の父は歯科技工士をしており、歯科医院から入れ歯などの注文を受けて補綴物(ほてつぶつ)を作っていました。そのため、幼い頃から歯科という職業は身近なものだったのです。私は「患者さまと対話をしながら治療を行いたい」と思いましたので、歯科医師という道を選びました。実は現在当院を開いているこの場所が、父の歯科技工士としての作業場だったのです。今でも裏の敷地で私の患者さまの入れ歯などを作ってくれています。父とこうして一緒に仕事ができるのは誇らしいことですね。また、父の技工士としてのサポートがあって患者さまの急な要望にもすぐに答えることができます。

なぜこの土地で開業しようと考えたのですか?

私が育ってきたこの地域の方々に貢献できればと思い、こちらで開業しました。開業場所を探す際に、地域に根差した診療を行いたいと思い、私の慣れ親しんだ地元で開業することにしたのです。開院時には近所の方からお花をいただき、地域の皆さまとのつながりを強く感じています。開業当時から患者さまのニーズに合った治療を長く行いたいと思っていましたので、私が暮らしてきた地域の皆さまに恩返しという意味も含めて、お口から始まる全身の健康のお手伝いができればありがたいですね。

こちらにはどのような患者さまがいらっしゃいますか?

鈴木直博院長 すずき歯科医院2

来院される患者さまの層としては、時間帯によってお子さんからご高齢の方までさまざまです。午前中はご高齢の方、午後の早い時間には保育園、幼稚園のお子さんや主婦の方、夕方は学生さんや会社員の方が多い印象ですね。メンテナンスで長年来てくださっている患者さまも多く、「ここじゃないと」と言ってくださる患者さまもいらっしゃって、そういったお声はとてもうれしいです。当院でメンテナンスを始めて10年になるのですが、ほとんどが患者さまから患者さまへのご紹介で来ていただいています。こうした信頼関係は地域に根づいた治療を行ってきた成果だと感じています。

予防歯科で痛くなる前のメンテナンスが必要

力を入れている診療について詳しく教えてください。

鈴木直博院長 すずき歯科医院3

当院では、虫歯や歯周病を防ぐための予防歯科に力を入れています。歯周病は痛みがなく気づかないうちにじわじわ進行するものですし、歯が抜けてしまうと全身のさまざまな不調につながりますので、予防が大切なのです。内容としては歯科衛生士を中心としたプロフェッショナルケアや、自宅でも良い口内環境を保つためのブラッシングや口内ケアの啓発も行っています。歯科医院でスケーリング(歯の表面に付着した歯石などを取り除く治療)を行い、しばらくたって来られたときにまた汚れがたまっていると今まで行ってきた治療の効果が継続できません。スケーリングを行ったことにより患者さまは良くなったと考えてしまうのですが、その後の効果の継続のためには自宅で行わなければなりません。私たちが行うプロフェッショナルケアと患者さまが自宅で行うケアがスムーズに行えるようサポートをしています。

予防歯科で来院する患者が多いそうですね。

はい。昔は虫歯治療が中心でしたが、現在ではメンテナンスなどの予防歯科で来院される患者さまが増えています。日によっては半数以上がメンテナンスの患者さまという日もありますよ。ですから、予防歯科に特化したチェアを設けています。もちろん虫歯や歯周病で来院される方にもしっかりと対応しています。急患にも対応しているので、治療から予防までどんなことも気兼ねなくご相談いただければと思います。

ホームケアなど、患者さまにアドバイスしていることはありますか?

鈴木直博院長 すずき歯科医院4

まず、磨き方は口内の状態によってそれぞれです。過去に治療を行った古い補綴物などは、メンテナンス次第でより長く使用していただけます。歯石がまだ固くない状態のときに取れば、痛みも少なく、患者さまの負担にならずケアできるので、早めの受診をお勧めしています。また、ホームケアと合わせて食事のアドバイスもしています。例えば、親御さんに対して、お子さんが部活でよくスポーツドリンクを飲むならば、砂糖が多く含まれているので注意をお願いしたりしていますね。それから、歯周病の患者さまに「いつ治療は終わりますか?」と聞かれますが歯周病に終わりはありません。どこかで手を抜くとじわじわと進行してしまいますので継続したケアが必要なのです。

患者に寄り添って、真摯に対応したい

小児の虫歯予防にも力を入れているそうですね。

鈴木直博院長 すずき歯科医院5

お子さんを持つ忙しい親御さんは、子どもの口内がどうなっているかまではなかなか把握しきれないですよね。当院では長期休みになったらお子さんに来ていただいて口内のクリーニングを行い、歯ブラシトレーニングを行っています。また治療を行う際には親御さんとの連絡ノートを使用しています。ノートには現在歯が何本あるか、今日はどこを治療したのか、次の治療はどこを行うかなど図で記入しています。お子さんが何回も通っているとどこをどのように治療しているのかわからなくなりがちですが、この手帳で安心して来院していただけるようになりました。またこの連絡ノートでは汚れが歯のどこに残っているのかなども記しておりますので、ご自宅での歯磨きの参考にしていただけます。小学校卒業までに全部一人で磨けるようになるのが目標です。

歯科衛生士が10人いらっしゃるとお聞きしました。

当日予約の患者さまにも柔軟に対応できるということと、この地域の患者さまの口内を守っていくにはメンテナンスを進めなくてはと思い、歯科衛生士を少しずつ増やし対応できるようにしてきました。そしてさまざまな年齢の患者さまに対応するために歯科衛生士の年齢は20代から50代まで幅広い年代が在籍しています。治療に関しても、歯科衛生士が多くいることで今まで歯科医師一人に比重がかかっていたことも分散され、より丁寧な治療を行うことが可能になりました。また、当院では歯科衛生士の知識や能力の一定化を行っています。「一人だけ優れている」ではなく、「みんなで知識を共有」できるよう、月に1回の全体ミーティングで施術の方法などの意見を出し合い、能力を高め合っています。

クリニック一丸となって、患者に向き合っているのですね。

鈴木直博院長 すずき歯科医院6

そうですね。しっかり理解していただけるよう、治療の計画や補綴物などの説明は診察台では行わず、受付で説明の時間をとっています。私たちが患者さまのニーズを理解し、患者さまにも施術の理解をしていただくというのは重要なことです。診察台では施術が中心となりがちで落ち着いて説明ができませんから、しっかりコミュニケーションがとれる受付で患者さまに説明を行っています。また、説明に使う言葉も専門用語ではなく、患者さまに寄り添った説明を心がけています。ただ「伝える」のと相手に「伝わる」ということはまったく違う言葉ですから。うまく説明できずに困っている患者さまのために、口内環境や質問内容で、気持ちをくみ取る努力をしています。より理解を深めるためにさまざまな模型を使った説明をしたり、受付で冊子をお渡ししたりもしています。患者さまの理解度で治療効果も変わりますので、これからも従業員全員で診療していきたいですね。

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