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鳥居 ゆか 院長の独自取材記事

鳥居歯科医院

(岡崎市/岡崎駅)

最終更新日:2022/11/15

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岡崎駅東口から徒歩5分ほど、落ち着いた地域に建つ「鳥居歯科医院」は、現院長である鳥居ゆか先生の祖父が創業した歴史ある歯科医院である。鳥居院長は、もともとは小児歯科が専門で、現在は一般歯科から矯正治療、審美歯科と幅広く対応。中でも、とりわけ予防歯科に注力しているという。すべての治療の根幹を「患者さまのお口の中をきれいにしたいという思い」と語る鳥居院長。診療時、患者を緊張させないよう、治療器具などが目に入らないように配慮するなど、鳥居院長の心遣いがうかがえる。終始笑顔で気さくな鳥居院長に、予防の重要性や、歯科医師になって以来大切にしている診療姿勢などについて話を聞いた。

(取材日2018年2月2日/情報更新日2022年10月26日)

カウンセリングで患者の心の重みを軽く

敷地も広く、明るくきれいなクリニックという印象です。

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2014年、市の区画整理事業の関係で、先代院長である父が建てたクリニックを全面的に建て替えました。入り口の「鳥居歯科医院」のロゴはそのままですが、以前は2階だった診療室を1階に移動しています。また、チェアも4台から3台にした分それぞれのユニットをゆったりした広さにするなど、ご高齢や車いすの方も受診しやすいようバリアフリーを取り入れました。患者さまに気持ち良くご来院いただきたいとの思いから、歯科医院というよりくつろげるリゾート地のサロンをイメージして設計しており、院内は緑が多くて明るく、スタッフのユニフォームもブルーやカラフルな花柄にしています。

おじいさまの代から続くクリニックなのですね。

祖父が開業したのは1936年と聞いています。私は神奈川県の大学を卒業してから横浜市の歯科医院に勤めました。その後岡崎市に戻り、他院で勤務した後に父と一緒に当院で診療にあたるようになりました。院長に就任したのは2008年です。患者さまは地元の方を中心に幸田町や安城市からも来られており、0歳の赤ちゃんから90代の方まで、祖父や父の代からの方もいらっしゃいます。高齢の方のお口の中で、ご自身の歯が多く残されているのを見ると、すごいなあと思います。父は若い頃から勉強家だったらしく、当時の新しい治療法を診療に取り入れていました。祖父の丁寧な治療や父の医療に対する熱意を私も引き継ぎ、3代目として地域の患者さまのために力を尽くしていきたいと思っています。

診療時に大切にされていることを教えてください。

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当院では、初診の方にはまずお話を伺うことを大切にしています。患者さまの中には、歯医者が苦手な方、恐怖心がある方、つらい思いをされた方もおられます。歯医者には痛い時だけ行くような方もおられます。縁あって当院を選んで来院してくださったわけですから、これまでどういうことがあったのか、どんな思いをされたのか、何を希望されているのかを伺います。いろいろな思いでいっぱいになっている重い心を、私たちに話すことで少しでも軽くしていただき、その後で、当院の診療姿勢や治療についてお話をしています。初診は検査や診療も含めて1時間ほどで、スタッフとともに対応させていただきます。

自宅での仕上げ磨きをプロの目で確認

もともと小児歯科や小児の矯正治療を専門にされていたのですね。

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はい。小児歯科の場合、患者さまであるお子さまとお母さまのお二人に対応します。そういうことは女性が長けていると考えました。お母さまもお話ししやすいかとも。勤務医時代には小児歯科を担当する一方で、大人を対象とした一般歯科の治療も行い、経験を積みました。最初に勤めた歯科医院の恩師から、自分が治療した跡を他院の先生が見たときに「きれい」と思われるような治療を、そして歯磨きもしっかりしていると思われるようなケアをするということを学びました。今でも私の基本です。当院で、予防歯科や歯磨き指導に力を入れているのはそのためです。具体的な歯磨き指導は信頼するスタッフに任せていますが、チェックは私が必ず行っています。

なぜそこまで熱心に歯磨き指導をされるのでしょうか?

やはり、何においても予防が大事だからです。たとえ定期検診に来てくださっていても日々のケアが不十分だと虫歯ができてしまうことがあります。それくらい、日々のケアは欠かせません。大人の方向けの歯磨き指導では、磨き方の指導だけでなく、歯ブラシの毛先の形状や歯間ブラシのサイズ、洗口剤や歯磨き粉の種類を一人ひとりに合ったものをご提案しています。またお子さまの場合は、歯の生え始めから乳歯の生えそろう時期、生え替わりの時期などそれぞれで注意すべきポイントが細かく変わってきますので、そういったポイントをきちんと押さえられるように指導を進めていきます。お母さま向けの仕上げ磨きの指導にも力を入れ、実際にお子さまを寝かせて仕上げ磨きをしてもらうスペースも院内に設けているんですよ。

仕上げ磨きを先生に見てもらうことのメリットを教えてください。

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「仕上げ磨き」といっても、お母さまが自分なりのやり方で行っていることが多いんです。中には歯磨きの効率が悪くなってしまっている場合も。せっかく一生懸命に磨いていても力を入れ過ぎていたり弱すぎたり、お子さまに合っていない歯ブラシを使っていたりするのはとても残念なことですよね。当院では指導の際、普段使っている歯ブラシを持ってきていただき、歯ブラシの硬さやお母さまの力の入れ具合などを見させてもらいます。その上で、そのお子さまに合ったケアをご指導していきます。お子さまは年齢を重ねていくと、ご自分でも歯磨きができるようにはなりますが、自分できちんと歯磨きができないうちはお母さまの仕上げ磨きは欠かせません。当院では染め出し液を使用しお子さまの自分磨きとお母さまの仕上げ磨きのアドバイスにつなげています。

優しいスタッフとともに、予防や「きれい」を重視

治療機器や設備についてのこだわりは?

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患者さまの体の負担をできるだけ軽くするために炭酸ガスレーザー治療機器を用いたり、歯科用CTを導入したりしています。CTは歯の根の治療や抜歯、外傷などの際に必要で、詳細な断面画像が診断に役立ちます。また、感染防止のために高基準をクリアした滅菌器を備え、歯を削るタービンをはじめ、お口に入る器具はすべて滅菌しているんですよ。治療中に出る飛沫や粉じんを患者さまのお口の近くですぐに吸引するため、治療を行うユニット2台には口腔外バキュームも設置しました。グローブを二重装着して衛生と非衛生を区別するなど衛生管理の体制も徹底し、患者さま、スタッフのどちらも安心できるような院内環境を整えています。

治療面でのこだわりも教えてください。

一番は「きれいなお口にすること」ですね。見た目はもちろん、歯磨きがしやすく、汚れがたまりにくいといった点まで含めて「きれい」にこだわっています。またお子さまの虫歯では、泣いてしまって他院で治療をお断りされるようなケースにも対応します。乳歯であっても虫歯を放置すれば、痛みの心配や永久歯への悪影響が考えられるので、きちんと治療していただきたいのです。そのために、スタッフやお母さまからお子さまを褒めてもらうなどして、本人が頑張れる環境をつくることにも配慮しています。ただ、まずはそうした状態にならないのが重要ですし、やはり早期発見・早期治療が大切ですね。なお、小児や嘔吐反射の強い方の治療では、感染症を防ぐためにラバーダムを使うこともこだわっていることの一つです。

今後どんなクリニックにしていきたいとお考えですか?

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祖父や父のように地域の方に信頼される存在でありたいですね。そのために私にできることを誠実に精いっぱいさせていただきます。何十年と続けて来てくださる方、ご縁があって新しく来られる方、すべての患者さまが宝物。当院が歯磨き指導に力を入れることで、患者さまがセルフケアと予防の大切さをご理解いただければ何よりです。スタッフも優秀な良い人たちに恵まれました。私がつい厳しく指導しても彼女たちが優しくフォローしてくれています(笑)。患者さまにも「良いスタッフがそろっているね」とお褒めの言葉をいただくことも。スタッフとずっと続けている交換ノートには気づいたことやアイデアを書いてもらい、より良いクリニックづくりにつなげています。私は歯科医師会では障害者歯科のグループに所属していて、当院にも軽度の障害のある方が来られます。土曜日も18時まで診療していますので、どなたでもお気軽に来院いただければと思います。

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