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佐々 真 院長の独自取材記事

さっさ歯科クリニック

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2019/08/28

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妙興寺駅から車で7分、白と青が爽やかな外観の「さっさ歯科クリニック」が見えてくる。院長の佐々(さっさ)真先生は、38年間地元に親しまれてきた父の「佐々歯科医院」を受け継ぎ、2016年9月に同院をリニューアルオープンした。診療科目は幅広く、「今ある自分の歯をどれだけ残してあげられるか」を重視。対話を大切にした診療で、子どもからも人気のドクターだ。休日は歯科医師の妻と買い物に出かけたり、中華料理が好きで、よくチャーハンをつくるのだとか。「つくり過ぎるので食べ過ぎるんですが(笑)」と、おおらかに笑う裏表のない人柄に、患者が心を開くのもうなずける。明るく穏やかな空気が流れる同院で、地域医療に対する今後の展望や診療へのこだわりなど、佐々院長の思いをたっぷりと聞いた。
(取材日2016年11月22日)

歴史をつなぎ、新風を吹き込む

開業までの経緯を教えてください。

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もともと父が開業していて、ここは1階が診療所で、2階が実家だったんです。僕も結婚するまでの29年ずっと住んでいました。大学卒業後は他院で勤務医をしていて、何でも学ばせていただける院長だったので長く勤めていたんですが、ある年の父の年賀状に、“そろそろ佐々歯科をやってくれ”と書かれていて(笑)。考える時期だなと思って、ここに戻ってきました。リフォームすることも考えたんですが、新しい機械を入れようと思うと構造上合わないこともあって、これから僕はここで移転せず30年以上仕事をするので、思い切って建て替えました。

リニューアルに際して、コンセプトやこだわられた点はありますか?

全体的に優しく穏やかな雰囲気にできたらいいなと思いましたね。なるべく光が入るようにガラス張りにして、院内は明るい色を多く取り入れています。ファミリールームは新しくつくりました。どうしてもお子さんがいると来づらかったり、お母さんが治療している間は待合室のお子さんと離れてしまうので、ベビーカーごと入ってもらえる部屋があるといいかなと。結構この部屋がいいと言って来てくださる方もいるので、つくってよかったなと思いますね。家族のうちの誰かが来てくださって、いいなと思ってくれた人は、その家族も来てくださるんですよね。そうやってつながっていけたらいいなという気持ちはありますね。

地域の特徴や患者層はいかがですか? 

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この地域は、虫歯の治療で来られる方も多いですが、それよりも虫歯がないかどうか心配で診てほしいとか、歯石をとって掃除をしたいとか、そういう方も多いですね。午前中は年配の方が多く、午後はお子さんと一緒に家族でみえる方も多いし、夕方は仕事帰りの方も結構みえるので、患者層は幅広いです。以前も父が診させてもらった方も来てくださるし、祖父は学校の先生でしたので、当時祖父に教えてもらっていたとか、僕が知らない時代の話をしてくださる方もいます。そういう意味ではやはり地域のつながりというか、この場所に歯医者がずっとあって、その歴史をつなげていくんだなっていう思いはありますね。

子どもと向き合い、一人ひとりに合わせた診療を

歯科医師を志されたきっかけを教えてください。

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父の姿を見ていて、いずれ僕も歯科医師になるのかなとうすうす感じてはいたんですが、高校2年生の冬だったかな、はっきりと父に”継いでくれ”と言われたのが1番のきっかけですね。それまで父は歯医者になれとも勉強しろとも一切言わなかったですし、放し飼いのようだったので(笑)。本当にその時ぐらいですね、久しぶりに話をしたのが、その一言でした。何の違和感もなく、「ああ、やっぱり親父もそう思ってたのかな」と思って、それまでいろんなことを考えていたのが、”これだ”って決まった瞬間でしたね。今も午前中だけ父も診療に来ているので、以前よりは治療の話などもするようになりました。お前のやりたいようにやればいいと言ってくれていますので、これから少しずつ自分らしさを見つけて出していけたらいいかなと思っています。

愛知学院大学歯学部ご卒業後、勤務医時代はいかがでしたか?

あま市の医院で8年お世話になりました。患者数も多く、大正生まれの方から1歳のお子さんまで、本当に幅広い診療に携わり、勉強させていただけたことが自分の経験になったかなと思いますね。子どもが多い地域だったので、子どもとの触れ合いもたくさん経験させていただきました。いきなり治療できない子も多いですが、削るとか注射するなどと言わずに、言葉を選びながら、その子の年齢や、同じ年齢でもその子の成長や反応に合わせて進めていきましたね。一気に治療できる子もいれば、お話だけで終わる日もあるし、歯磨きだけしてじゃあねって終わっちゃう日もあるんですが、結果的にできるようになってくるとお母さんも喜ぶし、お子さんにとっても自信になるし、とてもうれしいですね。僕がいなくなると知って、当院に移ってくれた子もいるので、やっていてよかったなと思います。

そうなんですね、子どもの治療のコツやお考えはありますか?

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友達みたいに話すことですかね。まず挨拶をすると、いろんな反応が返ってくるので、そこからですね。怖がっていないかなとか、一人ひとりの反応を見ながら仲良くなるようにしています。また、幼少期に虫歯が多くて隙間が多くなると、歯並びも悪くなってしまうし、痛くて食事量が減ってしまったりもします。本当は痛いんだけど、歯医者は怖いところだと思っている子も多いので、親にも言えなかったりね。なので「いつから痛かったの?」と聞くと、お母さんも驚くくらい前だったりする子もいるし、「穴が開いてるの知ってた?」と聞くと、知ってたって言うんだけど、お母さんは知らないこともあります。仲良くなりながら、少しずつでも恐怖心を減らせるように努力していますし、メンテナンスの大切さは伝えていきたいですね。

地域の人が、気軽に相談できる場所に

先生が診療する上で大切にされていることはありますか?

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まず話を聞くことですね。話をよく聞いて、患者さんの訴えや思いを汲みとって、それに応えていくことです。来ていただいた方にどれだけよくしてあげられるかが勝負だと思うので、少しでも気持ちが晴れるようにしていきたいなと思っていますね。また、当院の治療方針として、なるべく治療の回数を少なくできるように意識しています。正直歯医者はあまり行きたくない場所だと思うので、回数が少ない方が、また次何かあったときにぱっと相談しやすいかなと思いますし。患者さんの負担は、ここで治療を受けている時間だけじゃなくて、予約が決まったらその日の予定が1個入るわけじゃないですか、それも全部負担だと思うし、そういう努力はして早く終わらせてあげたいと思いますね。

先生の得意な治療や重視されている点を教えてください。

虫歯の治療が得意ですね。CRという歯にプラスチックの詰め物をする治療で、通常のかぶせ物だとそれがはまるように虫歯以外の部分も削らないといけない場合もあるんですが、CRは接着剤の役割をするペースト状の物を詰めて固めるので、虫歯の部分だけを取って詰めることができます。あまり大きくない虫歯に限られますが、治療の回数も削る量も少なくて済むことが1番のメリットかなと思いますね。また、噛み合わせが悪いことで歯が欠けて、そこから虫歯になってしまうこともあるので、噛み合わせにも気をつけています。当院はインプラントにも対応していますが、むしろインプラントにならないように、自分の歯を抜かなくていいようにしてあげたいなという気持ちのほうが強いので、今ある歯をどれだけ持たせるかが勝負というか、僕の仕事かなと思っていますね。

最後に今後のご展望や、読者へのメッセージをお願いします。

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やはり高齢化に対応していくことは1番かなと思いますね。訪問診療はニーズも高まってくると思うので、今後やっていけたらと思っています。また、歯が残っている人ほど寿命が長いというのは診療していて実感するので、なるべく歯を残して70代、80代になっても何でも食べられるようにしていくのも大事かなと。それが歯科医師がその人の健康のためにできることかなと思います。少しでもよかったなと思って帰っていただけるように日々積み重ねていくことしかないと思っているので、その結果、何かあったときにはここへ来ようと思ってくださる方が増えればいいなと思っています。まずは気軽に来ていただいて、思っていることをいろいろとお話いただければと思いますね。

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