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山田 富央 院長の独自取材記事

トミオ歯科医院

(春日井市/春日井駅)

最終更新日:2022/04/22

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地域に密着したアットホームなクリニックをめざし、1986年に朝宮町で開業した「トミオ歯科医院」。春日井市民の憩いの場所である朝宮公園があり、近年は住宅の増加に伴いファミリー層が増えている地域だ。変化する町の様子を見守りながら診療を続けている山田富央院長は、一般歯科の診療にあたる傍ら、30年以上にわたり学校歯科医を務めている。親子3世代で通う患者も多い同院では、最近スタッフからの提案により、定期検診の案内や予防歯科の啓発にSNSを活用。待合室には、スタッフ作のエアコンの風が当たる場所を示した図が貼られ、同院の患者への気遣いと思いやりの深さがうかがえる。長年勤めるスタッフと一丸となって診療にあたる山田院長に、力を入れている予防歯科や同院での取り組み、地域への思いなどを聞いた。

(取材日2022年4月7日)

自分の口の中に関心を持ち予防歯科の意識を高める

開業されて30年以上になりますね。最近はどのような患者さんが多いですか?

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開業当時、この地域はまだ住宅がほとんどなく畑ばかりでした。現在は住宅が増え、若い世代の方が転入されています。お子さんも増えましたね。患者さんの年齢層は幅広く、家族全員で通われている方もいらっしゃいます。主訴としては、歯の痛みや歯茎の腫れが多いですが、最近では痛みなどの症状がなくても、予防のために通われる方が増えています。特に若い方の間で、予防歯科の意識が高まっている印象です。また、当院では審美歯科の診療にも対応しています。ホワイトニングのご相談が多いですね。

今、一番力を入れていることは何でしょうか?

予防歯科ですね。若い世代を中心に予防歯科への関心が高まっている一方で、働き盛りの世代の方やご高齢の方には「時間がないから、痛くなったらまた来ます」と言う方もいらっしゃいます。まずは予防歯科について理解していただくことが大切だと考え、当院では、治療が終わりに近づくタイミングに、スタッフから予防歯科や定期検診の大切さについてお話しするようにしています。しっかり予防できていれば、患者さんは苦痛を伴う治療を受けなくて済みますし、私たち歯科医師も患者さんに苦痛を与えなくて済みますよね。また、定期検診で歯石を取る際は、歯石取りを始める前に、患者さんに鏡で口の中をしっかり見ていただきます。その後、再び鏡を見てどこがどう変わったのかを確認していただくんです。さらに、歯科衛生士が自宅でできるケアについて、ワンポイントアドバイスをします。予防に加え、治療後のケアを続けることも大切です。

長年、学校歯科医を続けているとお聞きしました。

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30年以上学校歯科医を続けています。歯の健診、口腔内の健診がメインですが、学校から依頼された場合は、保健教室を開いて歯の健康についてお話ししています。最近はお子さんの歯のケアに力を入れている親御さんが多いため、虫歯の数は減っています。ですが、歯肉炎はなかなか減りません。歯肉炎を予防するためには、歯磨き後に口の中をチェックすることが大切です。お子さんは歯ブラシを口の中に入れただけで「歯を磨いた」と言うこともありますよね。ちゃんと磨けているのか、親御さんが実際にお子さんの口の中を見て、確認してあげてください。最近はお子さんの歯の健康や口腔内を気にかけている方が多くて、感心しています。「ここがうまく磨けない」などの相談をされる方も増えています。

スタッフ全員で小さな気遣いを積み重ね患者に寄り添う

お子さんが楽しく歯科医院に通えるシステムがあるそうですね。

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乳児から中学生くらいまでのお子さんを対象に、キッズクラブという取り組みを行っています。治療内容や口の中の状態を記載する連絡帳を1人1冊用意し、診療の際にスタッフが「今日はこんな治療をしました」、「永久歯が何本生えました」などを書いて親御さんにお渡しするようにします。この連絡帳を持ってきたお子さんにはスタンプを押すんです。スタンプがたまると特典があるので、お子さんも喜んで通院してくれるはずです。また、通院を重ねたらキシリトール入りのグミなどを渡すようにしています。以前は、歯磨きカレンダーを渡していましたが、時代に合わせてキッズクラブという形にシステムを変えました。歯科に親しんでもらいたいという思いは、今も昔も変わりません。

スタッフさんの提案で、新しい取り組みを始めたそうですね。

2021年8月からSNSを活用しています。これまではがきで定期検診のお知らせを送っていましたが、SNSのメール機能を使った送信に変わりました。年末年始の休診日のお知らせなど、クリニックの情報も発信しています。私はアナログ人間なので、すべてスタッフにお任せしています(笑)。登録者数は増えていますね。当院のアカウントを登録して治療を受けると、スタンプを集めることができるんです。スタンプの数に応じて、さまざまな特典をご用意しています。現在当院では、3人の歯科衛生士が活躍しています。待合室のエアコンが当たる場所を示した図を作ったのもスタッフです。治療中に使うクッションの貸し出しを考えたのもスタッフなんです。美容室で本を読む時に膝に置くクッションがあって楽だったから、患者さんもクッションを使うと気持ちが落ち着くかもしれないとか、女性目線で提案してくれています。

患者さんへの気遣いが見られますね。診療の際に心がけていることは何でしょうか?

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スタッフに伝えていることは、患者さんとのコミュニケーションを大切にすること。あいさつや世間話を重視してほしいと伝えています。患者さんとの会話の中で気づいたことがあれば、診療後や診療の合間に話し合っています。また、患者さんに不安や緊張を与えないための心がけは、言葉や音にも配慮することです。「ちょっとメス持ってきて」と言ったら患者さんは緊張しますよね。そういう場合は、商品名で伝えるようにしています。ドアの開け閉めは音を立てないように静かに行う。器具を落としたら「失礼しました」と言葉で安心させる。このような気遣いの積み重ねを大切にしています。

地域住民がつながる「地域の憩いの場」をめざす

情報発信だけではなく、情報収集にも力を入れているそうですね。

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最近はインターネットなどで簡単に歯の健康に関する情報が得られます。患者さんもよく勉強されていて、「テレビでこんなことを言っていたけれど、実際はどうなんでしょうか」などの質問を投げかけられることが多々あります。正しい情報を取り入れていただくために、当院ではSNSでの情報発信や持ち帰り自由の資料配布、待合室での歯科治療に関する映像の上映など、さまざまな方法で歯の健康や治療に関する情報を発信しています。また、歯科の世界は目まぐるしく変化していますので、歯科医師として常に新しい知識を取り入れなければなりません。機材や器具だけではなく、診療や運営の方法、患者さんとのコミュニケーションの方法も進化しているんです。患者さんからの質問に的確にお答えするためには、私自身も学び続けなければならないと考えています。

お忙しいとは思いますが、休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。

休みの日は何かと理由をつけて外出しています(笑)。車を運転している時は、自分1人だけの時間なのでのんびりできます。わざと遠回りすることも。時間をかけて遠出もしたいですね。あとは、月1回のゴルフと毎朝のウォーキングですね。患者さんにも「散歩はいいよ」とよく話すくらい歩くことが好きで、春日井市のウォーキング大会にも参加しています。ここ数年、開催中止が続いていて残念ですが、再開されたらまた参加したいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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まずは、ご自身の口腔内に関心を持ってもらうことが大事だと考えています。些細なことでも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。「そうなんだ」と納得することで、治療や予防に対して前向きになれるのではないでしょうか。また、今後は地域の横のつながりを大切にしていきたいと考えています。この地域は新しく転入される方が増えている一方、一人暮らしのご高齢の方も多くいらっしゃいます。患者さん同士がお互いを気にかけ、声をかけ合えるような雰囲気になると良いですね。実際に、当院の待合室で初めて出会った患者さんが会話をしていたり、野菜を持ってきてお裾分けしたりすることもあるんですよ。当院が「地域の憩いの場」になることを願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/3万5000円~3万8000円

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