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杉山 辰行 院長の独自取材記事

スギヤマ歯科

(春日井市/勝川駅)

最終更新日:2021/10/12

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スーパーやドラッグストアが立ち並ぶにぎやかな通り沿いにある「スギヤマ歯科」が開業したのは今から37年ほど前。まだこの歯科医院が田畑で囲まれ、のどかな風景が広がっていた頃だ。1984年から今日まで、院長である杉山辰行先生は多くの症例を手がけ、歯科医療の幅広い専門分野で技術を磨いてきた。患者に対しては自分の技術や意見を押しつけず、あくまで患者にとって適切な治療は何かを考慮した上で治療を提供している。臨床への姿勢を変えることなく患者と向き合い続けてきた杉山院長に「患者の未来を見据えた治療への取り組み」について話を聞いた。

(取材日2021年5月10日)

地域密着の歯科医院としてあらゆる症例に幅広く対応

35年以上にわたり、地域密着の歯科医療を提供してこられました。

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開業当時、この辺りは田畑が広がるのどかな街でした。近隣に歯科医院が少なかったこともあり、地元の方がたくさん来院されました。お年寄りや特に子どもが多かった記憶があります。その後、道路や住宅などの整備が進み、飲食店やスーパー、ドラッグストアなどができ、にぎわいある街へと変化していきました。開拓により駐車スペースがなくなったので当院と併設していた住宅を駐車場にするなど、環境の変化に応じて当院も様変わりしてきました。気がつけば37年という年月が流れ、開業当初に来ていた子どもたちも成人し、今では親子で治療に来てくれています。

治療の特徴を教えていただけますか?

地域密着の歯科医院なので、特化した治療というよりはあらゆる症例に幅広く対応しています。歯科医師のほかに歯科衛生士、歯科技工士が常勤しているのも特徴ですね。ブラッシング指導をはじめ、入れ歯やかぶせ物の色、形の微調整まで、丁寧かつ迅速な対応が可能です。注力しているのはブラッシングの重要性を一人でも多くの患者さんに理解してもらうことです。これは本当に大切なことで、続ければ確実に実感してもらえると思います。治療については、マイクロスコープを用いた根管治療やCAD/CAMシステムなども取り入れています。医療技術が多様化した現在だからこそ、患者さんにとって最も必要な治療は何かを見極め、安心かつ丁寧な診療を心がけています。

治療の際、患者さんに対して配慮していることは?

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まず患者さんの話をよく聞くこと。これを怠ると患者さんの求めていることと、われわれの対応に差が生じてしまいます。それでは患者さんに不安が生じ、信頼関係を築くことができませんので、声に耳を傾け、丁寧に話をするよう心がけています。もう1つは、治療の際なるべく痛みを与えないような工夫や配慮をすることです。痛みの感じ方は個人差がありますし、患者さんが気づかないくらい小さな配慮かもしれません。しかし、麻酔一つとっても、ちょっとした工夫で痛みが和らぐことを経験の中で知っています。誰でも痛みは苦手なもの。その気持ちに寄り添えるような歯科医院でありたいと思っているので、そのことは朝礼の際に繰り返しスタッフに伝えています。

患者に寄り添い、一人ひとりに合った治療を選択

診療スタンスについて教えてください。

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歯科医療は日々進化していますが、私は新しいことだけにとらわれず、患者さんの年齢や症状から総合的に判断し、その方にとって最適な治療を行うよう心がけています。先進の技術は確かに優れたものも多いです。しかし、同時に配慮すべき課題がたくさんあることも事実です。特化した治療を数多くこなすことは歯科医師としての経験を確実に積むことができますが、その前に患者さんとの信頼関係は成り立つのでしょうか。私は信頼関係がなければ治療を続けていくことは困難だと感じています。経過にも十分配慮し、最後まで責任を果たせるように、今後も患者さん一人ひとりと向き合っていきたいと思っています。

幅広い治療を行うに至った経緯を教えてください。

何に対しても極めないと気が済まない私の性格が、結果的にさまざまな専門分野の知識を深めることになったと思います。若い頃は外科に興味を持った時期がありましたが、歯科の世界を知れば知るほど、どの分野にも魅力を感じましたね。大学卒業後は、先輩の歯科医院で勤務医として働きながら、休みの日は総合病院の口腔外科にて、主に親知らずの抜歯などの外科的手技を学びました。矯正治療や入れ歯の治療に関しては、年間カリキュラムの講習会に参加して学び、インプラント治療に関しては知人の歯科医師らとアメリカに渡り、先進の知識と技術を学びました。その中で歯科医師という仕事に誇りを持ち熱心に研究を続ける方との出会いもあり、今日まで情熱を持って学び続けることができたと感じています。

先端的な機器も導入されていますね。

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必要に応じて、マイクロスコープを用いた根管治療を行っています。根管は入り口は小さいけれど、中はとても入り組んでいます。患者さんには見えないので、結果がわかりづらいものですが、深部までの治療が必要な場合には役立つものです。また、かぶせ物をコンピューターで自動的に削り出すCAD/CAMシステムは、スピードが速く、口の中のデータを取ったその日に詰めることも可能です。1日で完結すれば感染リスクも軽減され、麻酔が持続したままセットまで完了します。その精密性とスピードから患者さんにとって非常にメリットのあるシステムだと言えます。さらに使用するセラミック素材は歯とほぼ同じくらいの硬さで、段差がつきにくく二次予防につながるため、今後もさまざまな分野での活用が期待できますね。

患者の未来を見据えた治療で地域との絆を深める

診療の際に心がけていることは?

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1本でも多く歯の神経を残す治療を心がけています。歯を失う流れは皆さんほぼ同じ。虫歯になり、削って金属を入れる。すると隙間から感染し、神経を取ると、歯がもろくなり割れる。この悪循環を食い止めるには、悪くなった歯を治療することではなく、日頃のブラッシングで口の中を良い状態に保つこと。つまり予防が大切です。治療は進行を遅らせて、ほかの歯を守るための手段にすぎません。例えば、インプラントは歯を失った部分に新しい人口歯を入れることで、残った歯の負担を軽減するための治療ともいえます。しかし、口の中が不安定な状態だと、どんなに良いものを入れたとしても口内環境はすぐに悪化してしまいます。ブラッシングは長く続けることで成果が実感できますので、日頃からケアしてほしいですね。

院内の衛生管理も徹底されているそうですね。

うがい水や治療ユニットから出る水、加湿器の水など、歯科治療に関わるすべての水に除菌作用のある次亜塩素酸水を使用しています。実は世界的には歯科治療水の汚染は問題になっており、滅菌水の使用が促されていますが、価格的なハードルもあって日本ではあまり浸透していません。歯科医院では治療で飛び散った細菌が空気中に浮遊していることも多く、患者さんやスタッフの健康を守りたいと思い、このシステムを導入しました。

今後の展望を教えてください。

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世代ごとに最適な医療を提供していきたいですね。例えば20代の方には予防的な指導がとても重要です。30代以降は歯周病が重度になるケースが増えてきます。全身に不調を来す症状が表れるのもこの世代ですから、治療方針をしっかり立てて、一つずつ確実に解決していきたいですね。そして、より小児歯科、特に「咬合育成」に注力していきたいと思い、現在勉強に励んでいます。咬合育成とは乳歯を見て、歯並び悪化の兆候を早期に発見し、改善を図るというもの。まだ歯のない0歳児でさえも離乳食の与え方や姿勢などで噛み合わせに影響がでます。これまで歯並びは遺伝的なものと考えられてきましたが、生活の中で異常を引き起こすことがわかってきました。費用や期間、ストレスがかかる矯正を回避するために、発育をうまく利用してきれいな歯並びをつくるという考え方です。

読者にメッセージをお願いします。

地域に根差した歯科医院として、おかげさまでこれまで数多くの患者さんを診療させていただきました。これからも家族で気軽に足を運べる歯科医院をめざしていきます。歯の健康を取り戻すことで、患者さん自身が変わっていく、そんな姿を見守っていけるような歯科医院であり続けたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~、セラミッククラウン/6万6000円~、セラミックインレー/4万4000円~

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