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宇佐見 弘道 院長の独自取材記事

宇佐見歯科医院

(津島市/青塚駅)

最終更新日:2019/08/28

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のどかな田園地帯が広がる名鉄津島線青塚駅。駅から徒歩で3分ほどの距離にある「宇佐見歯科医院」がここで開院したのが1991年のこと、以来四半世紀を超えて地域の歯科医療を支え続け、今では医院の建物は周りの風景にしっかりと溶け込んでいる。患者との対話を重視した診療で地域住民からの信頼も厚い宇佐見弘道院長に、開院から現在までの思い出話や治療の方針、そして常日ごろ心掛けていることなどについて、じっくりと語ってもらった。
(取材日2017年1月12日)

スタッフ全員が明るい笑顔と笑声で患者に応対

まず歯科医師をめざした理由、そして開業までの経歴を教えてください。

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子どもの頃は世界や日本の名所・旧跡などに興味があり、旅行会社の添乗員に憧れを抱いていました。その後、中学生・高校生時代の、進路を真剣に考える頃には「人のためになるような仕事をしてみたい」と思うようになり、手先が器用なこともあって「歯医者も選択肢の一つかな」と真剣に考えるようになったのです。そして、旅行会社の添乗員は、歯科医が向いていないと判断した時に方向転換してでもなれるので、歯科医師を第一志望にしたのです。当時はまだ歯科医師が比較的少ない時代で、歯科医院に行っても待合室は込み合っていて、しかも重たい空気が立ちこめた雰囲気でした。そんな雰囲気が苦手で、実は子ども時分の私は歯医者に行くのが嫌いだったのです。そして、「もし自分が歯医者になって自分の医院を持ったら、もう少し気楽に通えるような、明るく暖かな雰囲気にしたいなぁ」と子どもの頃から思っていました。

大学卒業後、勤務医を経て津島市で開院したとのことですが、津島市での開院は特別な理由があるのですか?

私は津島市近くの出身で、いわば地元です。大学も県内の愛知学院大学で、卒業後は名古屋の百貨店の中にある歯科医院で3年間、その後安城市の歯科医院で3年間、計6年の勤務医を経験した後で、地元の津島市に戻って開業しました。これは一般論ですが、医科でしたら勤務医として働く場所も豊富ですが、歯科の場合は勤務医としては口腔外科くらいしかないですから、ある程度の経験を積んだら自分で開業する道を考えざるを得ないのです。私の場合、百貨店内の歯科医院時代は卒業したばかりなので何でも経験してみようという気持で臨んでいました。患者層は場所柄からビジネスパーソンや主婦が多かったですね。保険診療だけでなく自費診療を希望する患者もいて、良い経験となりました。その後の安城市の歯科医院では高齢者が多く、入れ歯治療の経験を積むことができました。そうした勤務医の経験から自信が生まれたため、地元津島市で開業したわけです。

患者さんへの応対で心がけている事などはありますか?

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「患者さんが気楽に通えるような、明るく暖かな雰囲気の歯科医院」というのが歯科医師をめざした私の初心です。今でも、それを忘れずに患者さんに接するように心がけています。私自身は治療の過程でこまめに声を掛けて患者さんの緊張をほぐすこと、椅子を倒す時も起こす時も一声かけること、長時間倒しっぱなしにしないで、こまめに口ゆすぎを行うことなどを意識しています。またスタッフには、言葉づかい、気遣い、笑顔を徹底させています。特に顔が見えない電話での応対は、冷たい機械的な受け答えは厳禁、「笑声」で応対するよう厳しく指導しています。そして、患者さんの話を良く聞くことです。そうしたことの地道な積み重ねが、患者と医院との信頼感を育むのです。

健康で長生きすることを視野に入れた歯科治療

開院にあたってのめざす方向性、患者層から見た治療へのニーズなどを聞かせてください。

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開院した1991年頃は、バブル景気もピークを越え、第二次ベビーブームも一段落。出生数・出生率とも緩やかな減少傾向に入った時期です。それまでの「成長期」と言われた時代から「安定期」とか「成熟の時代」と呼ばれるようになった時期でもあります。当院の標榜科目は一般歯科・小児歯科ですが、ここ津島市も少子高齢化で子どもの数が減っているため、患者層は必然的に高齢者が多くなり「入れ歯治療・製作」へのニーズが高くなり、その傾向は現在まで続いています。入れ歯は「経年劣化」もありますし、材料も年々進化しています。また年齢とともに顎の形状や噛み合わせの力も変化しますので、現在の自分に合っているかどうかを定期的にチェックすることをアドバイスしています。

院内の設備にもこだわりがあるようですね。

患者さんの安心・安全のために、X線量の少ないデジタルレントゲンシステムを導入しています。また、口膣内カメラにより奥歯の見えにくいところも画面に写し出して、モニターでご覧いただくこともできます。そして、待合室に足湯器を設置してあるので、待ち時間を利用して自由に使えます。しかし、何といっても設備面での当院のイチ押しは、レーザーを4台導入していることです。治療の痛みが少なく治りが早いだけでなく、虫歯や歯槽膿漏の痛みが除去でき止血にも効果を発揮するうえに、簡単な切開にも麻酔をせずに対応できるという優れものです。

全身のトータルバランスも考慮した歯科治療を実践しているとのことですが。

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詰め物・かぶせ物などで口の中に金属が入っている人も多いですが、口の中は絶えず唾液や酸などで満たされています。金属・プラスチック・セラミックなど、口の中に入れる材料は、できるだけ体に優しいものを使った方が良いでしょう。体に悪いものが口の中にあると、だんだんと免疫力が落ち、ひどい場合はアレルギーとなることもあります。また、頭痛や肩こりなどの症状も、口内環境が原因で起こることもあります。

健康のキーポイントは「正しい噛み合わせ」

入れ歯や噛み合わせには、特に力を入れているそうですね。

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入れ歯を作るのは歯科技工士ですが、その前段階の、設計のこととか歯の状態のことなどを総合的に判断してどういう入れ歯にするのかを決めるのは歯科医師の領域です。口内環境をきちんと整えたうえで入れ歯を作るのが、とても重要なことなのです。入れ歯の形状、大きさ、出っ張り具合、材質など、患者さんによってベストの入れ歯はそれぞれ異なります。中でもいちばん大事なのは「噛み合わせ」です。噛み合わせが悪いと身体のゆがみにつながることもありますし、噛み合わせを調整することで肩こりや腰痛が治ることもあるのです。「歯があること」が身体全体のバランスにとって最も大事です。たとえ一本でも欠けてしまうと身体に負担がかかり、バランスが崩れ骨盤がゆがむこともあります。まずは自分の歯を保つこと、万一欠けてしまったらできるだけ元の状態に近づけるような治療をすることが重要です。

開院以来25年間という歳月が経過していますが、現在振り返って思うところはありますか?

振り返れば、長いようでもありあっという間でもある25年間でしたね。地域の中の数ある歯科医院の一つという点では、極めて小さな存在かもしれませんが、開院から25年を経た現在、ようやく住民の皆さんから地域の一員として認知していただけたのではないかと思っています。患者さんとの距離感も近くなり、時にはお茶菓子などを持参で来院していただくこともあります。また、クチコミを頼って新規の患者さんが来院することもあります。そうしたことが歯科医としての私のエネルギーの源になっています。

読者の皆さん、そして地域の方々にメッセージをお願いします。

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当院では「全身の健康はきれいな歯と良い噛み合わせから!」をモットーに、来院した方に「ここに来てよかった」と思ってもらえるような治療を行って来たつもりですし、また今後も続けていきたいと思っています。そして、患者さんと治療方法を相談しながら、「笑顔と信頼」で患者さんの希望を尊重した痛みの少ない治療を行い、地域の皆さまの歯と全身の健康の維持・促進ために尽力して行きたいと考えています。少しでも歯の状態に不安や痛みを感じたら、気軽に当院の扉を叩いてください。歯科医療の世界は奥深いものでもあり、また日々進歩をしている世界でもあります。今後も地域の皆さんの思いをエネルギーに変えて、地域の健康づくりに励んでいくつもりです。

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