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高見 彰一 院長の独自取材記事

愛歯科高見クリニック

(津島市/津島駅)

最終更新日:2021/10/12

高見彰一院長 愛歯科高見クリニック main

歯科医院への通院に対して恐怖や不安を抱えている人にとって、救いとなるような歯科医院がある。1995年の開業以来、地域の人々に愛されている「愛歯科高見クリニック」。高校生までこの地で過ごした高見彰一院長が診療する同院は、歯科医院へ訪れること自体が患者にとって喜々としたものでないことに寄り添い、端々に至るまで繊細に気配りし、クリニックで活動する人々の言葉遣いや態度、クリニックのシステムが、患者一人ひとりを満足させるものでなけらばならないと考えている。院内は緻密な計算のもと細部に至るまで患者を思いやる造りとなっている。的確な治療を行うための水平診療や、感染の元となる行動を徹底して排除した滅菌対策も同院の特徴。今回は幅広い患者層から支持される高見院長の魅力に迫った。

(更新日2021年5月10日)

患者の不安を取り除き、リラックスできるクリニックへ

まずは開業までの歩みについて、教えていただけますか?

高見彰一院長 愛歯科高見クリニック1

広島大学歯学部を卒業後、ビーチ先生という歯科医師に師事し、熱海にあるHPI研究所に入局し、併設した診療所とグループの診療所で6年間学びました。世界中から歯科医師が学びに集う施設で、とても厳しい環境でした。最初は、求められる技術のレベルの高さについていくだけで精一杯でしたが、段階を踏みながら治療内容が増えていき、技術とともに自信も身についたため開業を決意しました。

この土地に開業されたきっかけ、印象についてお聞かせください。

私は、生まれは名古屋市内なのですが、津島市は幼稚園から高校生まで過ごしたなじみのある土地でした。同級生もたくさんいるだろうと思っていたのですが、別の土地で暮らす友人が多く、彼らと会う機会が少ないのは残念です。それでも、この地は歴史のある魅力的な土地だと思います。

開業にあたって、どのようなクリニックにしたいと思われましたか?

高見彰一院長 愛歯科高見クリニック2

まず患者さんがリラックスでき、患者さんとの関係ができるだけスムーズになるように、設備と患者さんの距離を計測し院内の環境を整備しました。クリニックの造りについてお話しすると、患者さんの視野に入る部分に、診療をイメージさせるカルテなど余計な物は置かないように、収納スペースをしっかりと確保。和を感じさせる木目の壁に、診察台の区切りには障子のパーティションを使用し、和やかなイメージにしました。患者さんの動線も人1人が通る場所を幅60cm、2人がすれ違う場所は幅120cmで設計し、受付スタッフと患者さんがコミュニケーションを取りやすい距離を保つために受付エリア、相談エリアの机の幅などを決めました。

感染症対策も強化されているとお伺いしました。

はい。感染症対策には力を入れています。待合室での待ち時間に患者さん同士が重ならないよう配慮しています。また、消毒、換気はもちろんのこと、高性能な空気清浄機を設置することで、患者さんに少しでも安心して来院していただけるように取り組んでいます。加えて、感染対策のための「7つのNO」というこだわりがあります。「1.ライトに触らない」、「2.手元のスイッチに触らない」、「3.テーブルに触らない」、「4.椅子に触らない」、「5.患者さんの傾斜装置に触らない」、「6.うがい場を取り除く」、「7.過剰なチューブを取り除く」、この7つを実現するために、ライトやチェアを固定し、口腔洗浄は歯科助手が行うようにしています。うがいをしたい患者さんには診療室外にうがい場を設けています。

治療の正確性を追求するために水平診療を取り入れる

痛みを減らすことを心がけていらっしゃるそうですね。

高見彰一院長 愛歯科高見クリニック3

当院では、麻酔注射をしたのも気づかないような麻酔を心がけています。麻酔は針を刺すときと液を入れるときに痛みを感じます。ですから、打つときに患者さんの注意をそらすなどして痛点を分散し、別の刺激によって痛みを感じにくくしています。注入時は、敏感な前歯部と比較的痛みを感じにくい臼歯部では注入するスピードを変えます。機械で注入するとスピードが一定になるので、手作業でこそ成せることですね。患者さんには、治療を受けながら眠ってしまうくらいリラックスしてもらえたらうれしいですね。

現在通われている患者層について教えてください。

お子さんからご高齢の方まで幅広く来院していただいています。自宅でできるホワイトニングやクリーニングだけで終わる患者さんも多いです。当院では一度治したら再発しないよう、予防歯科にも力を入れており、患者さんもしっかり予防に努めてくださっています。また、最近のお子さんはあまり虫歯はないのですが、上手に噛むことができない子が増えています。物を噛むとき、顎が動くのですが、その動きは噛む筋肉・舌・歯・顎の関節・口唇などが巧みに協調されています。顎の動かし方が脳にインプットされるのは、離乳期の赤ちゃんの頃からで、その時期に正しくインプットされないと歯並びが変形するだけでなく、笑顔もゆがんでしまいかねません。ですから、お子さんの歯の生え方や並びが気になる場合は、まずは気軽に相談していただきたいですね。歯が生え変わる6歳頃からの矯正の相談もありますが、20代、30代の成人の方の相談も増えてきています。

診療の特徴やこだわりについて教えていただけますか?

高見彰一院長 愛歯科高見クリニック4

正確な治療を施すために適したチェアーを導入しています。術者の作業点を胸骨の高さに設定することで治療の正確さを追究します。また、ミラーを使いこなすことも必要不可欠です。作業点を適切な位置に設定し、ミラーで口腔内を見ながら治療するので、削りすぎや削り残しがないように進められ、施術時間も短くなります。施術中の摩擦熱で神経が死んだり、炎症が起きて痛みが出たりしないように水をかけ続けることで、再治療をすることがほとんどないようにしています。患者さんに「先生に治療してもらった詰め物は長持ちするわね」とおっしゃっていただいたことがありうれしかったです。再治療を防ぐには予防をすることが大前提ですが、何度も治療を行うことのないよう、開業前の診療所で学んだ厳しい経験が今でも「正確さを追求する」という診療方針の基盤を作っているのだと思っています。

高齢患者の口腔ケア、子どもの治療や予防に力を入れて

休日の過ごし方について教えていただけますか?

高見彰一院長 愛歯科高見クリニック5

なかなかできていないのですが、テニスをしています。1人だとどうしても続かなくなるので、しっかり教室に入ってテニスを楽しんでいます。私は高校まで野球をやっていたのですが、歯学部に入ってからテニスを始めました。野球は人数が集まらないとできないスポーツですが、テニスは2人で始められますし、ある程度年齢を重ねても楽しめるスポーツという点に惹かれました。また時間をつくってテニスで汗を流したいですね。

今後の展望について聞かせてください。

まず、私たち歯科医師の治療目的は、お口の痛みと不快感を取り除くこと、お口がいつまでも衛生的に保たれること、歯を支えている歯ぐきを強くすること、気持ち良く噛めるお口にすること、すてきな笑顔をつくることであると考えています。この目的は変えずに、うまく噛むことができない年配の方々の力になっていきたいです。ご高齢の方だけでなく、お子さんたちを診るのも楽しみの一つなので、将来お口のトラブルで悩まないように、お子さんたちの診療にもより一層力を入れていけたらと思っています。院内の環境としては、今のスッキリとした院内の造りが好きなので、捨てられるものは捨てて、必要なものだけを残す形で、整理整頓の行き届いたクリニックでありたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高見彰一院長 愛歯科高見クリニック6

まず親御さんたちは、お子さんやご自身の口の中をしっかり見てください。きっと見れば、何か発見があるはずです。お子さんが学校の歯科検診で虫歯がないと判断されたら、それで大丈夫と思われるお母さんも多いですが、ねじれているなど歯並びが整っていない部分や、うまく歯磨きができていない歯も存在します。少しでも「何か違うな」と思う歯があれば、ぜひご相談ください。美しい口元や笑顔は生まれた時からつくられます。乳歯は永久歯を導き、適切な食べ方によって口元は引き締まり、正しい歯並びも作られます。そして、その笑顔はすてきな表情になります。私は、歯科医師として患者さんがすてきな笑顔で送る豊かな人生の一助になることができれば幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正:小児矯正40万円、成人矯正(永久歯)80万円、1本の場合7万円~(税込)
ホームホワイトニング:2万円 液2本5000円(税込)

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